原作は、累計発行部数75万部を超え、BLアワード2024総合コミック部門で1位などBL業界に新たな旋風を巻き起こした同名漫画、マミタの「40までにしたい10のこと」(月刊マガジンビーボーイ連載/リブレ刊)。40歳目前の枯れた上司・十条雀とアラサーのクールな高身長イケメン部下・田中慶司が織りなす、年齢、立場も超えて育まれる大人のオフィスラブストーリーを連続ドラマ化。
本作の主人公で10年以上恋人なし・会社と家を往復するだけの毎日を送る枯れたアラフォー男子・十条雀を風間俊介、雀に密かに思いを寄せる高身長でクールなアラサー部下・田中慶司を庄司浩平が演じる。
ドラマオリジナルキャラクターで、雀の同期であり友人の広告代理店の営業マン・黒木啓介役にお笑い芸人・平子祐希(アルコ＆ピース)、雀の部下たちとして、思ったことは即座に口から飛び出してしまう正直者でお調子者な田中颯役に平井亜門、冷静沈着に仕事をこなす宇多川茜役に高山璃子、部内の頼りになる存在・吉沢将役にワタナベケイスケといった、個性豊かな俳優陣が名を連ねる。
いつも雀のそばに寄り添い、見守りながら応援してくれるぬいぐるみ・“すず子”。その心優しい存在に声を吹き込むのは、アニメ『美少女戦士セーラームーン』(テレビ朝日)の月野うさぎ役で一世を風靡し、『新世紀エヴァンゲリオン』(テレ東)の葛城ミサト役、『ONE PIECE』(フジテレビ)のボア・ハンコック役など、時代を超えて愛される名キャラクターを演じてきた声優・三石琴乃。物語の中で、雀の心に寄り添い、背中をそっと押してくれるすず子。唯一無二の声が、その存在に深みとぬくもりを与える。
≪役紹介＆出演者コメント≫
■三石琴乃／すず子役(声の出演)
雀のささやかな孤独をそっと見守り寄り添い続ける、愛らしい同居人のぬいぐるみ。
【コメント】
Q. すず子に会ってみた感想をお聞かせください。
台本を読ませていただいた時は、ここまで存在感があるとは思っていなかったです。実物を初めて見てちょっと圧倒されました(笑)。でも表情がとってもとってもキュートで触り心地も柔らかくて、一瞬で虜になってしまいました！
Q. すず子というキャラクターに、どのようなお気持ちで声を吹き込まれたのかお聞かせください。
いろいろなアプローチを準備しながらも、主にナチュラルな“すず子ちゃん”を意識してお芝居しました。
演出の方々からは「お姉さんのような目線で、そっと雀を支える存在」として演じてほしいと伺い、その立ち位置を意識しながら、雀ちゃんを見守り語りかけました。
さらに、ドラマの世界を豊かに彩る、多彩な魅力を放つゲストキャストを一挙解禁。
慶司の双子の姉・真央を演じるのはAKB48グループの主要メンバーとして活躍、卒業後はドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日)、『ウルトラマンデッカー』(テレ東)、ミュージカル『モンパルナスの奇跡』、『ヒーロー』など多数出演している、注目の実力派・宮澤佐江。
同じく姉・理央を演じるのはAKB48グループ総監督を務め、アイドル卒業後もドラマ『はんなりギロリの頼子さん』(カンテレ)や舞台『カルメン故郷に帰る』に出演、また同じ7月クールにドラマ23『レプリカ 元妻の復讐』(テレ東)にも出演するなど俳優としても確かな存在感を発揮する・横山由依。セレクトショップを営む、しっかり者の“お姉ちゃんコンビ”として登場するふたりは、時には口うるさく、時には静かに背中を押しながら、雀と慶司の不器用な恋路を、温かく見守る存在。雀のリストのひとつ「服の趣味を変える」では、大きな影響を与えるキーパーソンとして登場する。双子ならではの絶妙な掛け合いにも注目。
朝の情報番組のMC役には、存在感と説得力を備えたお笑い芸人・新山(さや香)が登場。何気ない番組内の特集が、雀と慶司の距離を縮めるきっかけに…！
そして、ふたりの物語に寄り添い、心に響く主題歌・エンディングテーマも解禁。
主題歌は、文学×ロックで心を揺らす、注目のスリーピースバンド・Chevonが手掛けた「菫(スミレ)」に決定。年齢、環境、そして立場—様々な理由によって本当の自分を見て見ぬふりをしてきた主人公・十条雀が自身と向き合おうとする様子を、鮮やかに映し出した一曲。軽やかなメロディーの奥にある、どこか切なさを含んだ詞が、彼の一歩をそっと後押ししてくれる。
【主題歌/Chevon コメント】
原作、とってもキュンキュンドキドキニヤニヤミゾミゾしながら読ませて頂いたので、これがドラマという形で動くと思うといまから楽しみです。昨今同性愛なんて、それこそ漫画やドラマにするような特筆すべきことではなく、街の中で淡々と過ぎてゆく景色のひとつでありあくまで個人的な幸福です。でもそういう、自分たち以外なんの興味も示さないような、なんでもない事が、なんの面白みも無い事が、習慣づいた｢いってきます｣や｢おかえり｣が、一生つづくということこそがいちばんなのだと気付けるような作品だなと思いました。作品にするに当たって起承転結ありますが、それだって等身大で。変に特別な恋として描かないのが、大好きです。私も昔を思い出しながら、ささやかに小さな幸福を拾い集めるように曲を書きました。みなさんが自分に正直な恋をする為の一助になれたらと思います。
2話放送後から流れるエンディングテーマは、等身大のリリックで切なさと共感を描く4人組ギターロックバンド・the shes goneの「まぼろし」。静かな夜、誰かの背中を見つめるような余韻と、心の奥にしまっていた“誰かを想う気持ち”が、ふとにじみ出すようなナンバー。一日の終わりに、ふたりの距離感と感情の揺れがそっと染み込むような、大人のラブストーリーにぴったりな楽曲に仕上がっている。
【エンディングテーマ/ the shes gone コメント】
大切なものに触れたときの、あの一瞬でふわっと溶けてしまいそうな幸せを描きました。
この「まぼろし」という楽曲がエンディングで流れることで、ドラマをより深く、愛しく感じていただけたらなと思います。
そして、雀のあれこれ考えてしまう頭さえも、まるごと優しく包み込むような音楽になってくれたら嬉しいです。
この作品を愛する皆さんと共に、すず子のように2人を見守ってくれますように。
