©2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

松村北斗と今田美桜という確かな演技力を誇る二人のW主演に期待が高まる本作だが、脇を固める超豪華なキャスト陣の演技も見逃せない。事件を追う警視庁捜査一課の刑事・五代努を演じるのは、『木挽町のあだ討ち』(26)、『メモリィズ』(26)と主演作が続き、NHK大河ドラマ「光る君へ」(24)での好演も記憶に新しい柄本佑。突如殺人事件に巻き込まれた容疑者と被害者家族に誠実に向き合う刑事像を体現し、「(五代は)一つ一つちゃんと傷ついている男。割と人情刑事なんだなと感じました」と役柄の魅力を語る。また、W主演を務める松村については「想像よりもギャグ線の高い人(笑)。場を和ませるというか、楽しませることが好きなのかなと思って見ていました」、今田については「本当に朗らかな方で、誰にでも愛される方」と現場での好印象を明かした。一方、「“すべての事件”の犯人は私です」と自供する容疑者・倉木達郎を演じるのは、日本映画界を代表する名優・三浦友和。『葛城事件』(16)や『PERFECT DAYS』(23)などで圧倒的な存在感を放ってきた三浦は、自供とは裏腹に多くの謎を残す父親を体現し「嘘をついているんだけども、嘘をついていないという部分があったりして非常に難しかった」と役の奥深さを明かす。また、岸監督が手掛けた詳細な役の資料に「とても熱心に説明していただけたのは有難かったし感動した。安心して現場にいられました」と全幅の信頼を寄せている。
さらに、二人の父親を取り巻く人物たちの葛藤と想いが物語に深い感情を吹き込む。事件の被害者である善良な弁護士・白石健介役の中村芝翫は「内面的な思いを自然と滲み出させることが、今回のお役のテーマだった」と振り返り、容疑者である倉木達郎をよく知る母とともに小料理屋「あすなろ」を営む、浅羽織恵役の井川遥は「ミステリーとしての面白さはもちろん、人間の複雑なドラマを集約させている」と向井康介の脚本を絶賛。夫を失い激しい喪失感を抱える被害者の妻・綾子役の吉田羊は「夫を愛するが故に、真実に対して盲目になっている人というイメージで作っていった」と役作りのアプローチを明かす。そして「あすなろ」の店主・浅羽洋子役の風吹ジュンは「人の心の優しさや親切、揺れ動く心そのものが一番のミステリーになっている」と作品の本質を語っている。これまで多くの人々を魅了してきた主役級の豪華実力派俳優陣が、殺人事件の裏に隠された、濃密な人間ドラマを描き出す。加えて、NHK連続テレビ小説「らんまん」(23)や『笑いのカイブツ』(24)で唯一無二の存在感を放つ前原滉が五代(柄本)とコンビを組む所轄刑事・中町役を軽妙かつ実直に熱演。今年、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」や映画『君は映画』など多彩な役どころをこなす井之脇海は、物語の核心へと繋がる青年期の倉木達郎役として繊細な芝居を披露し、三浦友和演じる現代の達郎へと繋がる運命の糸を情感豊かに手繰り寄せる。そして、長編デビュー作『二重生活』(16)をはじめ『あゝ、荒野』(17)、『前科者』(22)と岸組の作品に欠かせない常連俳優であり、『罪の声』(20)で数々の映画賞に輝いた宇野祥平が、国選弁護人・堀部孝弘役として作品を支える。

あわせて解禁となった場面写真では、謎が深まる殺人事件に真摯に向き合う、刑事・五代(柄本佑)と中町(前原)。事実を受け止め、刑事を家へと迎え入れる容疑者・倉木達郎(三浦友和)の姿。陰りのある顔を覗かせるのは、容疑者が足しげく通っていた小料理屋を営む親子・浅羽洋子(風吹ジュン)と織恵(井川遥)。物憂げな表情を浮かべる、被害者の妻(吉田羊)。加えて、物語の謎を深める存在・達郎の青年時代(井之脇海)や、容疑者家族に対しても感情を動かさず、淡々と仕事を進める国選弁護人(宇野祥平)と、脇を固める豪華キャスト陣の姿が捉えられている。それぞれの表情から事件に翻弄される人々の切ない胸中が滲み出ており、幾重にも重なる見応えのある人間ドラマへの期待が膨らむカットとなっている。

また、同時に解禁された特別映像では、松村と今田の貴重なメイキング&インタビューを収録。松村が「人間としてのドラマがある映画」と語り、今田が「表に感情を出し過ぎず保ち続けるのが苦しかった」と役の葛藤を明かす姿のほか、柄本佑や三浦友和らが語る撮影舞台裏、緊迫感あふれる現場風景が収められている。大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)による主題歌「灰色」の力強い旋律に乗せて、キャスト陣の真摯な眼差しと濃密な作品世界が凝縮された、本編への期待をより一層高める映像に仕上がっている。