本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが【金の密輸】で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦―。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていく。3人のイリーガルな自分探しの旅が、一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる、大注目の一本が完成した。

金髪姿で登場した塩野は、有村と夫婦役を演じた際の役作りについて「作品に入る前に監督と(有村と)3人で、監督が出した質問に役になり切って答えるというようなことをして。この作品は、高志と和歌子は結婚していた、そして高志が倒れた、というところから始まるので、夫婦であった説得力を深められたのはすごく良い時間でした」と、事前に関係性を作れたことを明かしながら「お陰で、僕が倒れて、入院して眠っているシーンがあるんですけど、そこで有村さんがバンバン叩くところがあるんですね。すっごい痛かったです。反応してしまいそうだったんですけど」と、夫婦感が出過ぎた有村の行動を暴露。すると有村は「失礼しました…」と恥ずかしそうにしていた。

そして、撮影を振り返り、塩野は「天野さんが現場に入ると、キッと変わるタイプの監督だと知れました。すごく集中して、一生懸命世界観を伝えようとしてくださるので、楽しい話を振れる感じではなさそうって瞬間は多かったかなと。鬼気迫る感じはありました」と天野監督の現場での様子も明かす。
すると天野監督が「塩野さんと有村さんのシーンはシリアスなシーンが多かったですけど、その中で塩野さんが一生懸命演じている滑稽さがものすごく面白くて…」と口にすると、塩野も「とあるシーンで、のりしろとしてカットがかかるまでお芝居していた部分が割と長く使われていた印象があって、そこを楽しみにしていただきたいです。人間味のある滑稽さが出ている一瞬かなと」と、語った。