原作『昨夜は殺れたかも』は藤石波矢と辻堂ゆめというミステリー小説界で気鋭の作家二人が競作し2019年に刊行された長編小説。二人の作家それぞれが夫視点、妻視点をリレー形式で書き分け、ミステリアスでポップな筆致で誰もが羨むような夫婦の運命を軽快に紡ぎ出しており、正体を隠し続ける夫婦の些細な勘違いがやがて殺し合いにまで発展していく予測不能な物語が描かれる。元ヤクザ・藤堂光弘役を吉野北人、帰国子女の敏腕社長・藤堂咲奈を鈴木愛理が演じる。

ついに完成披露を迎え鈴木は「今日の皆さんの反応がとってもとっても昨年から気になっていました」と期待を込めるも、途中で挨拶を噛んでしまうと「噛み噛み」とニッコリ、その姿に会場からは「かわいい~」の声が上がった。
また脚本については「ラブコメでありながらサスペンス要素もある」と説明しつつ「文字で見たものを映像にした時にミスリードだったりがどれぐらい再現されてどれぐらい面白くなるのかなってワクワクするなと思いながら読んでた」と回顧し、「この作品の脚本は読み終わるまでがめっちゃ早かったなと思って夢中になって読んだ」と振り返った。
さらに劇中で描かれる夫婦の“殺し合い”について話す中で「我々の殺し合いも……」と口にすると、「我々の殺し合いって初めて日本語で言ったんだけど」と思わず笑顔。吉野が「愛が入るから大丈夫」とフォローすると、鈴木は「どういうこと?」と返すなど夫婦漫才さながらの軽快な掛け合いを見せて会場の笑いを誘った。完成した作品を見た感想について聞かれると「ポップコーン食べちゃいけないタイミングほぼないのでもうガシガシ食べてもらいながら」と“ポップコーンムービー”として楽しんでほしいと呼びかけた。
劇中では敏腕社長・咲奈を演じている。鈴木は「英語をちょこちょこセリフの中に入れる役」と説明し、「『今日ベリースマイル』みたいな入り方なんですよ。単語が英語になっていくスタイル」と独特な話し方を紹介。発音にもこだわったことを明かしながら「自分で見た時こっぱずかしかった」と照れ笑いを浮かべていた。

作品の設定にちなみ、周囲にあまり知られていない“もう一つの顔”を明かす「私、実は○○なんです」のフリップトークでは鈴木が「球技が苦手です」と告白。親がプロゴルファーということもあり「ボールは身近にずっとあるんですけど」と不思議そうにしながら「宙に浮いてるボール」が苦手だと明かした。続けて「バスケットボールとかもレイアップシュートできてるつもりなんですけどできない。バレーボールとか戦力外です」とキッパリ。「やる気はあるんですけどねちょっと苦手なんです」と語った。
最後に鈴木は「ここにいる全員が喋りたいことを9割ぐらい我慢して今内容を喋った感じでした」とネタバレに気をつけていたことを明かしつつ「全員が笑顔になって帰れるんじゃないかなと思う」と期待を込める。「ぜひご覧いただいた感想を私たちの目に届くところで教えていただけたらとてもとても喜びますので、ぜひ感想もお聞きしたいなと思います」と公開を心待ちにするファンへ呼びかけていた。