心と身体を極限まで研ぎ澄ますアスリートとサラブレッドには、共通する部分が多くある。元メジャーリーガーであり、今なおアスリートとして自己の研鑽を続けているイチローが躍動する姿を通じて、サラブレッドの魅力やスポーツとしての競馬の魅力を伝えられると考え、俳優として第一線で活躍している長澤まさみとともに、イチローも出演が決定。イチローと長澤のCM共演は、約20年ぶりとなる。

新CM「アスリート」篇は、トレーニングや野球の試合で躍動するイチローの姿と、調教やレースで走る競走馬の姿を重ねることで、限界まで仕上げた肉体と研ぎ澄ました心という、アスリートとしての共通点を描き出した内容となっている。そして、アスリートへの敬意を抱く長澤が、イチローを通して描かれるアスリートとサラブレッドの共通点をナレーションで紹介し、最後は「競馬って、超スポーツ!」のコピーが映し出される。

2026年のテレビCMは、「競馬って、〇〇!」(〇〇には毎回違う言葉が入る)のサブコピーを採用し、一年を通して様々なテーマを表現している。本CMでは、「競馬って、超スポーツ!」をサブコピーに、 スポーツとしての競馬の魅力を表現したCMとなっている。
撮影後のインタビューでは、20年前の互いの印象や、互いの“プロ”だと感じる点などをざっくばらんに語り合り、2人の常に真剣でありながら気さくな人柄がにじみ出る内容となっている。

【CMストーリー:「アスリート」篇(30秒)】
CMは、厩舎に佇む競走馬とグラウンドに向かうイチローという、何かの始まりを感じさせるショットからスタート。続いて描かれるのは、グラウンドでストレッチやダッシュなどのトレーニングをするイチローの姿と、調教中の競走馬の様子。浮かび上がる筋肉とにじむ汗が、これから始まる躍動を前にした肉体の高揚を感じさせる。
そして、「己と向き合う。心と身体を極限まで研ぎ澄ます。アスリートとサラブレッドは似ている。イチローさんはそういった」という長澤まさみのナレーションとともに、イチローや競走馬に敬意を表するかのように競馬場の通路をクールな佇まいと引き締まった表情で歩く、長澤の姿が映し出されます。ターフにやって来た長澤の目の前にはイチローの姿が。2人は目を合わせてあいさつをする。
すると、映像はイチローと競走馬が静かに闘志を高める印象的なカットから、両者が力強く躍動するシーンへ。それが合図になったかのように、JRA年間プロモーションCMソングである緑黄色社会の「Mela!」に乗せて、「打つ」「走る」「投げる」イチローの姿と、競走馬がラストの直線で競い合うレースシーンなどが重なっていきます。
「限界まで仕上げた肉体を、勝負の一瞬で解き放つ。それこそがプロのアスリートだ、と」と、長澤がイチローの言葉をナレーションで紹介し、最後は、ターフビジョンで競走馬のレースシーンを見るイチローが、「そんな戦いに、ここで出会える。」と言葉をつなぎ、それを聞いた長澤が表情で答える。そんな2人の姿に、「競馬って、超スポーツ!」と2人の声が重なり、CMは幕を閉じる。

【CM撮影エピソード】
快晴の中で行われた東京競馬場での撮影。20年ぶりのCM共演となるイチローと長澤は笑顔であいさつを交わし、終始なごやかな雰囲気で撮影は進みました。ジャケットを着用しての撮影となった長澤。かなり気温の高い中の撮影だったが、そんなことはまったく感じさせないクールな佇まいには、長年にわたり俳優としてトップを張ってきた長澤の、まさにプロフェッショナルな姿を目の当たりにすることができた。
CM内で映し出されるイチローが躍動するシーンの撮影は、都内のグラウンドで行われた。今なおトレーニングを続けているイチローが見せる姿は、まさにアスリート。ストレッチ、ダッシュ、スローイング、バッティングと、その動きや佇まいのすべてに、これまでのイチローの歩みが凝縮されているかのようだった。ともに長い道のりを歩んできた2人が見せる、それぞれのプロフェッショナルな姿に圧倒されっぱなしの撮影となった。

【イチロー&長澤まさみ インタビュー】
Q.20年ぶりの共演はいかがでしたか?

イチロー:20年ですからね。(当時)長澤さんが18歳、高校3年生?
長澤:はい、そうですね。
イチロー:僕はもういいおじさんでしたけど。32(歳)ですから。当時の長澤さんの印象は、「この人絶対愛想笑いしない人だ」って思ったんです。 そういう意味では怖かった。(愛想笑いを)してくれないから。本当に笑わせないと笑ってくれないという感じで。でも今日、久しぶりで、覚えていていただいて、「あ、愛想笑いしてくれた」と思って、すごく嬉しかったです。
長澤:大人になりました(笑)。すみません。ありがとうございます。
イチロー:「愛想笑いじゃない」と言ってほしいけど、やっぱりそれは愛想笑いなんだなと(笑)。ちょっと今へこんでるところもありますけど(笑)。僕はやっぱり野球選手なので、「この人が対戦相手だったらどうだろう」とか、「この人が、自分だったらどうなんだろう」とかを考えるんですよ。(長澤さんが)相手だったら、読めないからとてもやりづらい。もし自分にこのメンタリティがあったら、もっとヒットを打てたかなとか、当時からそういうことを考えさせられる人でした。いやもうそれがねぇ、もうすっかり……
長澤 愛想笑いができる(笑)
イチロー:愛想笑いができるし、風格みたいなのがあるし。すごいよね、と思いました。
長澤:いやいや(笑)。今回、久しぶりに共演させていただけるという話を聞いたときは光栄で、こんな機会をいただけるなんて、本当にすごく嬉しかったんですよね。当時、確かにイチローさんがおっしゃる通り、私は愛想笑いができませんでした。
イチロー:やっぱりそうなんですか?
長澤:できませんでした。嘘をついているような気持ちになるというか。無意識ですけど、やっぱり自分の中に何か正義があったんだと思います。子どもだったというのもありましたけれど。そんな風に捉えてくださっていたことも嬉しいです。あの時を思い返すといつも反省するんですよね。
イチロー:えー!
長澤:後から友達とかに、イチローさんにお会いしたことをうらやましがられて。でもその時の話をすると、「ちょっと……」って周りから注意される感じだったので(笑)。もっと上手に話ができるような良い大人になりたいなと思ったのがその当時の感想だったので、今こうしてお話も普通にできることも本当に嬉しいです。
イチロー:なかなか普通に生活してたら、(活躍する場が)全然違うからもう一度は会わない。街でバッタリもないだろうし。だから、そういう(また会う)機会は生きている間はないかなと思ってたから、すごく嬉しいです。
長澤:ありがとうございます。

Q.20年お互い第一線でご活躍されていますが、今日の共演で「さすがプロフェッショナルだ」と感じた場面はありましたか?もしくは「意外だった一面」など感じたことはありましたか?
長澤:一緒に今日撮影してても、さっきイチローさんがおっしゃったように、すごく周りの人の特性というか人柄を見て、「自分がどうするのが今正しいかな」というのを考えてらっしゃるんだなというのが見えるようでした。そういうところが野球にも同じようにあると思ったら、スポーツと俳優業も似たようなところがあるんじゃないかなと思いました。
イチロー:やっぱり観察されてるんだな(笑)。「こわっ」て今思いました(笑)。それはさすがです。短い時間だけど、相手のことを観察しないとできないものだろうから。自分ひとりの演技とはやっぱり違うから。やっぱり怖いのは変わってないなと今思いました(笑)。
長澤:いやー!(笑)
イチロー:でも、汗をかくのがお好きだっていうのはすごい意外でした、僕は。
長澤:?
イチロー:僕らはアスリートですから、暑い中でガンガン汗をかいてやるんだけど。長澤さんが汗をかいて気持ちいいというお話をさっきされていて、それはすごく意外でした。汗一滴もかきたくないのかと思ってた。
長澤:舞台とかやると、結構衣装が重かったり、早着替えとかもあったりするんで、汗いっぱいかくと、「よし、頑張ってる!」みたいな気持ちになります(笑)。
イチロー:同じ(アスリートの)業界ではそういう刺激がないから、あの話は僕すごい面白かったです。
長澤:嬉しいです。