
ディスコでミラーボールが煌めき、日本が好景気に沸いたバブル経済絶頂期の1989年。女性は結婚までの“腰掛け”として働く存在だと、多くの人が思い込んでいた時代。日本で初めて「ハラスメント」が“事件”となった。この裁判を一つのきっかけに、国は法を改正。社会の“常識”とルールは大きく転換していった。この度、その背景で、新たな未来を切り開こうと挑み、声を上げることを諦めなかった型破りな弁護士たちの実話に着想を得た物語(フィクション)を映画化。
この度、本作の公開に向けて、主演の綾瀬はるか、共演のファーストサマーウイカ、松本穂香が、東京弁護士会所属の現役弁護士でありながらお笑い芸人として活躍するこたけ正義感(R-1グランプリ2023決勝進出、単独ライブ「弁論」は全国約12000キャパが即完)を交えて鼎談するインタビュー特番が公開された。
序盤では、こたけが現役弁護士ならではの視点で本作の魅力を熱く語り、さらに弁護士や裁判の原告を演じた3人が、自身の役柄や作品への思い入れについてトークを展開。 主人公の弁護士・朝日道子を演じた綾瀬は、「朝日先生の人柄がすごく好きだなと思いました。本当に損得よりも未来にとっていいなと思うことに対して真っ直ぐで。ちょっと抜けているところもあって、寝癖とか、栞さん(松本演じる藤野栞)に注意される感じとかも好きで」とキャラクターの愛嬌ある一面をアピール。さらに「3人のお子さんを育てながら(仕事と)両立しているパワフルさもあって、何があってもニュートラルな人。穏やかな先生が本当にかっこいい」と語った。
そんな朝日を支える新人弁護士・藤野栞を演じた松本は、「私の役は、若者ゆえの突っ走りで朝日先生にすごく失礼な口を利いたりするんですが、それも真っ直ぐさゆえの行動。そこからいろいろなことが起きて、成長していく過程がこの役の魅力かなと思いました」と自身の役の人間らしさを振り返る。理不尽な嫌がらせを受け会社を訴える女性・上原恵を演じたファーストサマーウイカは、「実話に着想を得て作られた物語なので、関係者の方に事前にお話を聞いて。当時の空気感や、どういう言葉が飛び交っていたのか聞いたり、実際に裁判を傍聴して緊張感を感じたり。できるだけ今感じられるものをもらいに行って演じました」と役作りにおける真摯なアプローチを明かし、MCのこたけも印象的だったというウイカのシーンに言及した。
後半では、現役弁護士であるこたけに対し、3人から「これって罪になるの?」と日頃の素朴な疑問や裏話をぶつける逆質問コーナーに発展。 ウイカが「取材とかで、WEBや雑誌の記事になるときに、私すごく修正して戻すんですね」と切り出し、「全然言ってなかったことをちょっと足したりするんです(笑)。かっこいい言葉に変えたりして。そういう言ってないことを書いて戻すのって、法に触れますか?」とぶっちゃける。こたけは「場合によっては…」とヒヤリとする見解を示しつつも丁寧に解説を加えた。
続いて綾瀬が「自宅がバレたくなくて、(宅配など)なにか頼むときに『佐藤』とか違う名前を書くことがあるんですけど、それ問題ですか?」と可愛らしいプライベートの裏話を披露。「ピンポーンって来たとき、声も偽装しちゃう(笑)」とウイカが明かすと、綾瀬も「それはやる(笑)!」と共感し、声色をわざと低く変える実演まで飛び出す。これには周囲から「全然低くなってない(笑)」「綾瀬さん(のまま)だな~(笑)」とツッコミが入り、和やかな笑いを誘った。
松本は「ドラマの撮影とかで、どのシーンも頑張って挑むじゃないですか。でも出来上がった作品を観たらごっそりカットされている場合があるんですけど…。やっぱり私たちの時間とか労力を使って演じたわけじゃないですか!それって訴えたら…勝てますか(笑)?」と俳優ならではの切実(?)な疑問を吐露。一同の爆笑をさらう一幕となった。
鼎談の締めくくりとして、綾瀬が本作を楽しみにしている観客へ向けて力強い“最終弁論”を行い 「出ている人(登場人物)がみんなそれぞれの信念を持っていて、本当にパワフルに生きている人たちの姿です。『みんなが泣き寝入りすることのない平等な社会のために、それぞれがその人の気持ちになって想像してみることから始めてください』という、とても大切なメッセージが込められています。人に寄り添える作品になっているといいなと思います。ぜひ劇場でご覧ください」と語った。




