
日本と韓国の歴史的背景を抱える男女を描いた短編映画『ミヌとりえ』で山形国際ムービーフェスティバル2022グランプリや東京インディペンデント映画祭2022準グランプリをはじめ国内外で多数の映画賞を受賞、続く最新短編映画『国道7号線』では第46回青龍映画賞最優秀短編映画賞ノミネート、第42回釜山国際短編映画祭観客賞受賞、第47回クレルモンフェラン国際短編映画祭Short Film Market Picks選出と国際的な評価を確立しつつある在日韓国人3世の全辰隆(チョン・ジニュン)監督による初の長編であり商業デビューを飾る映画『3ミリの恋』が完成し、2026年11月6日(金)に全国公開となる。
主演を務めるのは『国宝』、『怪物』など話題作に次々と出演し、存在感を増し続ける若手俳優・黒川想矢。また、ヒロインには韓国で動員1,000万人超えを達成し2024年のNo.1ヒット作となったホラー映画『破墓/パミョ』で注目を集めたキム・ジアンを迎えた。
今回解禁された9点の場面写真では、佐賀県唐津市の豊かな自然とノスタルジックな街並みを背景に、主人公・タツヒコ(黒川想矢)と韓国・釜山からの留学生ユンスル(キム・ジアン)が過ごすかけがえのない時間や、彼らを巡るドラマチックな展開が情感豊かに写し出されている。
静けさが漂う美術室の中、背中合わせに座るタツヒコとユンスルの姿。真剣な眼差しでキャンバスに向かうユンスルと、彼女の背中にそっと意識を向けながら優しく振り返るタツヒコをとらえたショットからは、互いの息づかいまで聞こえてきそうな絶妙な距離感と繊細な空気感が立ち込める。また、ノスタルジックな夕暮れ時の海辺で、華やかな浴衣姿のユンスルとタツヒコが静かに見つめ合う情緒あふれるカットも到着。夕刻のやわらかな光の中にたたずむ二人の姿はどこか儚げで、言葉を交わさずとも互いの心を通わせ合う静かな情動を感じさせる。

さらに、爽やかな青空と青い海、鮮やかな緑が広がるロケーションの中、クラスメイトのジュリ(早瀬憩)、かっちゃん(荒木飛羽)と共に自転車で軽やかに駆け抜ける輝かしい青春の1コマや、ソウジ・アライ演じるジュリの父親との一枚、窓辺から無邪気に美術室を覗き込むタツヒコの姿など、高校生ならではの瑞々しくリアルな日常の空気感をとらえたカットも並ぶ。

その一方で、物語の大きな転換点を予感させる印象的なショットも含まれている。お茶の間で父親のミツオ(大谷亮平)とともに真剣な表情で古いアルバムの中の写真を見つめるタツヒコの姿や、韓国・釜山に渡ったタツヒコがスマートフォンと会話帳を手に、現地のお店で必死に尋ね歩く場面だ。突然帰国してしまったユンスルを追いかけるべく、釜山へと踏み出すタツヒコの強い決意が、これらの場面写真からもひしひしと伝わってくる。













