
アクションからヒューマンドラマまで、幅広いジャンルの作品でさまざまな役柄を演じ、その確かな表現力で観客を魅了してきた北村匠海。本作で彼が演じるのは、不幸な過去を忘れるために記憶を消す治療を受けた大学生・千尋。孤独を抱えながら生きる千尋は、治療を受けたにもかかわらず、会ったこともない幼馴染・夏凪灯花との初恋の記憶を持ち続けていた。作られた記憶の中にしか存在しないはずの灯花が、ある日、現実世界に現れたことで、千尋の日常は少しずつ変わり始める。
本作のキャスティングについて、小岩井プロデューサーは北村について「北村さんには、孤独を抱えた人の、その奥にある人恋しさまで感じさせる魅力があります。自分の過去を消したいと願う千尋が、灯花と出会い、誰かを大切に思うようになる。この映画では、観る方が記憶を疑っても、千尋の恋は信じてしまう、ということが大事で、その説得力を持たせてくれるのが、北村さんの存在感と演技力だと。久しくラブストーリーをやられていなかった彼がこの作品を面白がって引き受けてくれたことは、とてもうれしかったですね。」と、北村が本作への出演を決めたことへの喜びを明かしている。
そんな北村が本作で向き合うのは、記憶の中にしか存在しないはずの相手を愛すること、そして、その相手が目の前に現れたときに生まれる戸惑いや葛藤だ。言葉にしきれない孤独を抱えた千尋が、灯花との出会いを通じてどのように変化していくのか。北村の繊細な表現が、物語にどのような深みをもたらすのかにも注目したい。
そんな千尋の心の変化を丁寧に描く本作。今回解禁された場面写真には、灯花と一緒に料理をする穏やかなひとときや、どこか物憂げな表情で佇む千尋の姿、さらに、隣にいる灯花へ優しい眼差しを向ける様子が収められている。何気ない日常の中で見せる千尋のさまざまな表情から、孤独を抱えていた彼が灯花と出会い、少しずつ変化していく姿が垣間見えるカットが並ぶ。記憶の中にしか存在しないはずの相手を愛すること。そして、その相手が目の前に現れたとき、自分の記憶とどう向き合うのか。千尋が抱える孤独や戸惑い、灯花と過ごすなかで芽生えていく感情を、北村匠海がどのように表現するのかぜひ劇場でご覧いただきたい。






