
本作は、競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大な物語。
本作の主人公を演じるのは、妻夫木聡。現在、NHKの連続テレビ小説『あんぱん』での好演が話題で、9月には主演映画『宝島』の公開も控えている。演技の深みと幅を着実に広げながら走り続ける妻夫木が本作で挑むのは、大手税理士法人に勤める税理士・栗須栄治(くりす・えいじ)。税理士事務所を営む父のことを尊敬してきた栗須は、将来父と一緒に働くことを夢見て大手税理士法人に就職し、仕事の幅を広げていたが、あることをきっかけに税理士としての挫折を味わい希望を見出せなくなってしまった。そんな中、馬主である山王耕造(さんのう・こうぞう)との出会いにより、突然止まってしまった人生が大きく動き出すことに・・・!
今回、主人公・栗須の波乱と情熱に満ちた20年間をどのように演じるのか、妻夫木の演技に期待が高まる。
本作の演出は、数々の名作ドラマを世に送り出してきた塚原あゆ子。近年では、『ラストマイル』(2024年)、『グランメゾン・パリ』(2024年)、『ファーストキス 1ST KISS』(2025年)など映画作品の監督も務め、大きな話題を呼んでいる。
そして原作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞も受賞した早見和真の同名小説『ザ・ロイヤルファミリー』(新潮文庫刊)。早見の作品といえば、多くの人の心を動かし、そのエンターテインメント性の高さから次々とドラマや映画化が決定。昨年、同じく早見原作の『笑うマトリョーシカ』が金曜ドラマ枠で放送されたことも記憶に新しい。
多くのファンを感動の渦に巻き込んだ早見の小説が日曜劇場でどのように映像化されるのか、注目が集まる。
さらに、本作はJRAの全面協力が決定。実際の競馬場で撮影される迫力満点の映像にも期待したい。
<主演・妻夫木聡 コメント>
この物語は馬と人間の継承の物語で、そんな壮大なお話をドラマでじっくり表現できるというのが本当に嬉しかったです。あと、原作者の早見さんとはもともと仲良くさせていただいていて、早見さんからも「ぜひこの栗須という役を演じてほしい」と言っていただき、必要とされることが役者にとって幸せな瞬間なので、とても嬉しかったです。
これだけ愛や希望が詰まった作品というのはなかなかないので、このファミリーの一員としてドラマに携われることが本当に光栄ですし、撮影がとにかく楽しみです。
どの時代でも、受け継がれていく未来への希望というものがあります。何を想い、次の世代に託していくのか。みなさんもその生き証人として、感動に満ちた瞬間を見守っていてほしいです。きっと皆さんの中に秘められた情熱というものを呼び起こしてくれると、僕は確信しています。
<プロデュース・加藤章一 コメント>
このドラマは競馬に関わる人間たちの、夢と情熱に溢れた20年間の物語です。
先行きの見えない不安や、生きづらさを抱える方たちが多いと言われる昨今、「夢」を思い描いたり、語ることさえも難しくなっていると感じています。
このドラマの主人公たちは競走馬に大きな「夢」をのせて、様々な困難に立ち向かっていきます。超えられない壁にぶつかった時は、「家族や仲間たちとの絆」、「人と人との繋がり」を力に変えて、立ち向かっていきます。
この作品も「人と人との繋がり」から生まれました。早見先生の素晴らしい原作との出会いや、妻夫木さんはじめ素敵な出演者の皆様、頼りがいのあるスタッフたちは、これまでの繋がりがきっかけで集まってくれました。
またJRAさんはもとより、馬主さん、調教師さん、ジョッキーさんなど競馬関係者の皆様には、人の繋がりから始まって、今回多大なご協力をいただいています。
恥ずかしがらずに「夢」を語れる、そんなきっかけになるようなドラマを日曜日の夜にお届けします。
<演出・塚原あゆ子 コメント>
愛情と生命力にあふれた熱狂を、妻夫木さんはじめ、素晴らしいキャストと共にお届けします。
原作の持つ壮大な世界観をどう表現できるのか、スタッフ一同、頭を悩ませていますが、競馬関係者の皆様のご協力を支えに、美しい北海道の風景と新しい映像体験を全力で目指していきます。
2025年秋、是非、ご覧ください!
<原作・早見和真 コメント>
以前から『ザ・ロイヤルファミリー』が映像化されるとしたら、枠は「日曜劇場」しかないと思っていました。
とんでもない脚本ができています。
心からワクワクするキャスト、スタッフが集まっています。
「楽しみにしています」と放り投げるつもりはありません。
僕も“原作班”の一人として、素晴らしいドラマをお届けできるよう関わり続けたいと思っています。