監督を務めたのは、気鋭の映画監督・内山拓也。それぞれの映像は異なる視点から「ヒーロー」という楽曲に向き合っており、2本を通して観ることで、そのメッセージがより深く心に響く構成となっている。

「Anthem(賛歌)」では、広大な海上でのメンバーの演奏と、それに呼応するように動き出す人々の姿を描く。音楽が誰かの生きる希望であり続けることを力強く表現した、スケール感あふれる映像作品だ。

一方、「Monologue(独白)」は、自身の弱さや迷いに正面から向き合い、浄化されていく心の旅を繊細に映し出す。内面世界へ深く潜り込むような映像演出が印象的である。

「誰かに救われた人が、今度は誰かのヒーローになる」――その連鎖の中で、“弱さを抱えたままでも、誰もがヒーローになれる”という希望を掲げた本作。2つの映像で描かれる「ヒーロー」の世界。その全貌を、ぜひ自分の目で確かめてほしい。

【監督・内山拓也】
初めて「ヒーロー」を聴いたときの、
たった一度きりの感覚を大切にしたいと思いました。
頭で理解する前に立ち上がる、曖昧で、でも確かな情景。
その感覚を壊さないまま、
楽曲と映像が互いを横断し、軽やかに越えていくこと。
その結果、このビデオは二つのかたちに分かれました。
 
ひとつは、自分自身の弱さや迷いと向き合う、内側へのMonologue。
彼女が独白の中で揺れ続け、
やがて静かに輪郭を取り戻していく過程を描いています。
 
もうひとつは、音が外側へと広がっていくAnthem。
DISH//の楽曲が、聴く人それぞれの存在を肯定する“賛歌”として響き、
演奏に呼応する人々の姿を通して、
音楽が「誰かの生きる力として実在している」ことを描いています。
 
内と外。個と世界。
異なる二つのベクトルでありながら、
どちらも同じところから生まれています。
弱さと向き合うこと。
誰かに手を伸ばすこと。
どちらの瞬間にも、
人はヒーローになるのだと思います。
その姿は決して派手ではないけれど、
確かに誰かを救っている。
弱さを持ったままでも、それがヒーローなんだ。
自分は、そう受け取りました。

【Vo./Gt. 北村匠海】
「しびれ」で出会った内山監督に今回お願いしました。
今の僕たちを内山くんに見つめて欲しかった。
そしてメッセージを託せると思った。
丁寧に大胆に、美しいMVを作ってもらいました。

【Cho./Gt. 矢部昌暉】
「ヒーロー」とはどのような存在なのか。
 
楽曲の世界を表現し意味を広げてくれるMVが、今回の楽曲では2作品できあがりました。DISH//としては初めての試みですし、それぞれ描かれているものが違います。この「ヒーロー」という楽曲にはそれだけ可能性があるのだなと感じ興奮しました。
内山監督やスタッフの皆様のお力添えに感謝いたします。
 
ただかっこよく戦っているのがヒーローという訳ではない。
MonologueとAnthem。2つの世界を行き来して、あなただけの「ヒーロー」を探してみてください。誰もが誰かの為に強く生きるヒーローなのだから。

【DJ/Key. 橘柊生】
「あなたにとってのヒーローは?」
そんなことを考えたことがなかったんですが、もしかしたら自分のヒーローは自分自身なのかも。そう思ったりしました。自分で解釈や解決を繰り返していくたびに強くなるヒーローなのかなって。自分の中のポジティブな部分が最強のヒーローであり、ネガティブが最大の敵なのかなと。

【Dr. 泉大智】
ヒーローMV完成しました。
2部構成になっていて、新しい感覚でMVを観れるのではないでしょうか。
ショートフィルムのような感覚で楽しんでみても良さそうだなと思います。
是非沢山観てみてください。