
本作で脚本・監督を務めるのは、唯一無二の感性でオリジナル作品を生み出し続け、『ミッシング』(24)、『空白』(21) など観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”𠮷田恵輔監督。本作は、過去に囚われたまま大人になった2人の青年と、彼らの運命を静かに、しかし確実に狂わせていく“メンター”の存在を描く、新感覚エンターテインメント。不穏さと可笑しさ、違和感と共感。そのすべてが入り混じり、A24作品を想起させるような、観る者の感情をぐちゃぐちゃにかき乱す“感情カオス”の映画体験が幕を開ける。これまでの作品をはるかに凌駕し、観る者の感情を最も揺らす、まさに今年の賞レースを大きく賑わせるであろう𠮷田恵輔監督の最高傑作が誕生した。
『ヤクザと家族 The Family』『PLAN 75』など幅広いジャンルで存在感を放ち、2023年『月』で日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞を受賞するなど鮮烈な演技を重ねる実力派俳優・磯村勇斗と、2024年にCDデビューを果たした4人組アイドルグループ「Aぇ! group」のメンバーで、歌・バラエティ・舞台と多方面で活躍しながら、今回が個人として初の映画主演となる末澤誠也がW主演を務める。
この度、解禁されたキャスト・綾野剛が演じるのは、龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)の過去と現在をつなぐ、物語の鍵を握る存在・埜本(のもと)。幼い頃の龍之介と拓海が起こしてしまった花火の事故で全焼したアパートの元住人で、その火災で妻子を失い、自らも全身に火傷を負った人物。15年の時を経て再び二人の前に現れた埜本は、恨みをぶつけるどころか、なぜか優しすぎた。その優しさは、龍之介には拭えない違和感となり、拓海には救いの光のように映っていく。やがて埜本は、拓海にとって心の拠り所となる“メンター”のような存在になっていく。
そんな埜本という複雑な人物像を体現するため、綾野は特殊メイクにも挑んだ。火災によって全身に深い火傷を負った埜本の痛ましい姿は、特殊メイクによって作り上げられた。皮膚の質感や傷跡に至るまで緻密に作り込まれ、その準備には毎回約3時間を要したという。綾野もまた、その過酷なプロセスを経て、埜本という役に深く入り込んでいった。
本作のタイトルでもある“メンター”を演じた綾野は、本作の撮影中を振り返り、「磯村勇斗さんの鍛錬と感性の爆発力、末澤誠也さんの才能と天性の瞬発力。そして𠮷田恵輔監督の奇才奇天烈な総合力。その火口に飛び込み混ざり、ただただ極上のカオスな日々を過ごさせて頂きました」と話し、「ぜひ、これ以上の情報を一切入れずノーガードで映画『mentor』を浴びて頂けましたら幸いです」と観客へ向けたメッセージを寄せた。綾野との共演、そして本作の現場について、磯村は、「普段から僕のメンター的存在なので、同じ空間で再びお芝居ができることをとても楽しみにしていました。現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のように僕たちを導き、メンターの明部と暗部の危うく揺れ動く輪郭に、僕たちは翻弄されました。そこに、末澤さんの鮮烈な存在感が加わり、三人の関係にうねりが生まれ、物語に緊張と緩和を与えてくれました」と語った。末澤もまた、「磯村くんとは本当に子供の頃から仲良かったみたいに、撮影の合間でふざけ合っていましたし、綾野さんとのシーンも多かったのですが、すごく気さくに話してくださり、近くでたくさん学ばせて頂きました」と個人として初主演作品となる本作の撮影現場での貴重な経験を明かす。また、 メンター役には当初から綾野をイメージしていたと話す物語の生みの親・𠮷田恵輔監督は、「こんな演技に貪欲で妥協がない人がいるのかと驚きつつ、監督として負けるわけにはいかないので、いつも以上の集中力で脳みそフル回転でした」と今回初めて仕事を共にした綾野についてコメントを寄せる。さらに、「完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力だと思っています」と、これまでにない映画体験への自信をのぞかせる。
さらに今回、そんな磯村、末澤、そして綾野が演じたキャラクターたちの頭部が燃え上がる、強烈なインパクトを放つティザービジュアルが解禁。
3人の人生が変わってしまった共通点でもある、15年前の火災を想起させる頭部を包む炎が、時が経ってもなお“消えることのない現実”を表現するかのように頭上で燃え続けている。どこか虚ろに前を見据える龍之介、笑顔の奥に狂気をにじませる拓海、そして悲しみにも怒りにも見える不思議な表情を浮かべる埜本の目が重なる。「だから、狂う。」というコピーを象徴するビジュアルが完成した。

あわせて解禁された特報映像では、埜本が当時住んでいた燃え盛るアパートを前に立ち尽くす少年時代の龍之介と拓海の姿から幕を開ける。やがて現在へと移り、オリンピック出場を目指しアーチェリーに打ち込む龍之介と、一方で何故か2人が起こした火事の被害者である埜本と共に笑顔で並ぶ拓海の姿が。拓海は埜本を「メンター」と呼び懐き、心の距離が縮まると同時に自信に満ちた笑顔が増えていく。一方、徐々に不安定さを増していく龍之介、そして優しい笑顔から一転し表情を失くす埜本。“何か”にすがり続けた人間の“それ”が崩れ、二度と出会うはずのなかった3人が再び顔を合わせてしまった時、暴走と共鳴が始まる——。たった30秒の映像だが、全編を覆う静かな狂気にゾクゾクする仕上がりになっている。
【綾野剛 (メンター・埜本潤役)コメント】
磯村勇斗さんの鍛錬と感性の爆発力、末澤誠也さんの才能と天性の瞬発力。
そして𠮷田恵輔監督の奇才奇天烈な総合力。
その火口に飛び込み混ざり、ただただ極上のカオスな日々を過ごさせて頂きました。
ぜひ、これ以上の情報を一切入れずノーガードで映画『mentor』を浴びて頂けましたら幸いです。
【磯村勇斗(益子龍之介役)コメント】
綾野剛さんがメンター役とお聞きした時、率直に嬉しかったです。それは、普段から僕のメンター的存在なので、同じ空間で再びお芝居ができることをとても楽しみにしていました。現場での綾野さんの存在は、この作品を灯す炎のように僕たちを導き、メンターの明部と暗部の危うく揺れ動く輪郭に、僕たちは翻弄されました。そこに、末澤さんの鮮烈な存在感が、三人の関係にうねりを生み出し、物語に緊張と緩和を与えてくれました。胸が抉られ、どこか笑えてくる。五感をジャックし、感情を揺さぶり、思考まで侵食してくる𠮷田恵輔監督とは何者なのか。僕は今もなお考え続けています。先の読めないこの作品に、どうぞ身を放り投げるように飛び込んでいただけたら嬉しいです。
【末澤誠也(上谷拓海役)コメント】
人間のドロドロした部分が溢れていて、一つの事件に対して、様々な角度から描かれているので色んな感じ方をしていただける、𠮷田監督の世界観が存分に味わえる映画になってます。観させて頂いた後、この映画のジャンルは何になるんだろうとみんなで話していました。そこも含めて楽しんで頂けると嬉しいです。
磯村くんとは本当に子供の頃から仲良かったみたいに、撮影の合間でふざけ合っていましたし、
綾野さんとのシーンも多かったのですが、すごく気さくに話してくださり、近くでたくさん学ばせて頂きました。
僕にとって個人としての初主演作品になる『mentor』ですが、物凄く貴重な経験をさせていただけた現場でした。
是非劇場でお楽しみください。
【𠮷田恵輔/脚本・監督 コメント】
タイトルにもあるメンター役には当初から綾野剛さんをイメージしていました。いつかご一緒したい俳優であるのは勿論、圧倒的な演技力は言うことなし。そして今作、最も必要だったのは、柔らかな人物像でありながら、カリスマ性を持ち合わせ、時に狂気も垣間見えるキャラクター。撮影中は、こんな演技に貪欲で妥協がない人がいるのかと驚きつつ、監督として負けるわけにはいかないので、いつも以上の集中力で脳みそフル回転でした。
完成後、改めて綾野剛さんの凄さに感謝と感動。映画作りはバランスが大事です。しかし『mentor』は個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力だと思っています。今まで体感したことのない映画を是非劇場で味わっていただきたいです。





