本作は現代社会やそこに生きる人々を鋭い視点と温かい眼差しで描き作品を作り上げてきた是枝監督が『万引き家族』以来8年ぶりとなるオリジナル脚本で、“少し先の未来”を舞台にそこに生きる夫婦と息子と同じ姿をしたヒューマノイドの新たな家族のかたちを描く。妻で建築家の甲本音々を綾瀬はるか、夫で工務店の二代目社長・甲本健介を大悟(千鳥)、二人の息子・甲本翔の姿をしたヒューマノイドを200名以上のオーディションから選ばれた桒木里夢が演じる。

本作で夫婦役を演じている綾瀬と大悟。お互いが夫婦役ということを初めて知らされたときの感想を聞かれた綾瀬は「最初はびっくりしたんですけどすぐに面白そうだなってすごく思いました」とニッコリ。綾瀬の発言を受け大悟は「そう言ってくれるんですよ」と嬉しそうな表情をみせつつも「こっちの方がびっくりしましたよ」と当時の心境を吐露。続けて「監督にも聞いたんですよ『綾瀬はるかさんの旦那役は大悟でいいんですか?』みたいな。監督は『大悟さんが思うほど違和感ないですよ』って。でも映画撮り終わって今日とかいっぱい取材受けてたら違和感がいいんです」と監督が真逆のコメントしていることを明かして会場の笑いを誘う。是枝監督は「見終わると皆さんこういう夫婦はありだなって皆さん思っていただけると思うんですけども…」と笑いながら「ご本人に違和感ありますよねってなかなか言えないじゃないですか」と真相を明かして笑わせた。

また大悟とは出身地が近いという綾瀬は「大悟さんだけは方言が自由だったので聞き馴染みのある方言で意外に最初からしっくり来ましたよね」と撮影を振り返ると、大悟は「大悟さんだけ方言が自由だったとか僕だけ甘やかされてたみたいなそんなことないですよ」と“綾瀬節”にたじたじな様子をみせていた。
さらに今作で映画『海街diary』から11年ぶりとなる是枝監督との共演に綾瀬は「今回さらにすごい領域に行かれてる。なんなんでしょう、すごい感じでしたさらに」と止まらない“綾瀬節”に大悟は「それを聞いてんねん(笑)」とフォロー。綾瀬は「監督の空気と監督の目の奥にある自信」と答えるも自身の発言に笑ってしまい、それを聞いた是枝監督は「なかなか恥ずかしいですね」と照れながら笑みを浮かべていた。