
一度見たら忘れられない手のひらサイズの装丁とたった60ページという短い物語の中でしっかりと恐怖を味わえる“新感覚な読書体験”としてSNSを中心に話題が拡散した同名小説(著者・背筋/ポプラ社刊)を実写映画化。大学生たちが心霊スポットとして知られる墓地に肝だめしに向かったことを発端に巻き起こる物語を描く。
この日の会場には本作の象徴でもある“巨大な口”をモチーフにした特設ステージが設置され、その“口”の中から登場したキャスト陣。異例な演出の感想を聞かれた板垣は歯の部分を触りつつ「硬いです」と感触をポツリ。その発言に吉川が「うっす感想」とツッコむと、板垣は「ホワイトニングした方がいいかも」とリアル感ある歯に興味津々な様子をみせた。

本作が単独初主演となる板垣。原作を読んだ感想を聞かれると「最初に読んだ時、内容だけではなく文字を使って視覚的にじわじわと怖くなるこの読後感って全く自分が今まで体験したことのない読書体験だった」と語りつつ「この作品をどういう風に映画化するんだろう」と当時の率直な思いを吐露。「完成したものを見て映画からしか得られない恐怖、音響と映像。この映画館って閉ざされた場所でじわじわと追い詰められるみたいなものがあったので、本当に良い映像化になったんじゃないかなと思っています」と出来栄えに期待を込め、「何も自分が抵抗できない場所でこの作品を見るってことに意味があるなと思いました」と映画館での鑑賞を呼びかけていた。

イベントでは“口が災いの元“となり不可解な出来事に巻き込まれていく物語である本作にちなみ、キャスト陣が『これまでに口にして後悔したこと』をフリップする場面もあった。
板垣は『無し』と堂々とフリップを掲げ「後悔したことがない」と理由を話すと、監督は「自分は完璧だと…」とポツリ。板垣は「完璧じゃないんですけど、言葉は生き物なので自分の中から出てしまったらどうしようもないし後悔してもしょうがない」と自論を展開、それを聞いた監督は「発したが最後言葉って取り消せないじゃないですか。その怖さが今SNSで広まってるじゃない。その怖さを映画の元に置きたかった」と付け加えると、板垣は「それを言いたかった」と自分の手柄のようにふるまい笑顔をみせていた。







