
累計発行部数60万部突破し、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初4大ミステリー大賞を制覇した米澤穂信の傑作ミステリーを映画化。第79回カンヌ国際映画祭での万雷のスタンディングオベーションや相次ぐ海外メディアからの称賛、ジャパンプレミアでの熱狂を経て、19日(金)に公開初日を迎え、初週末興行ランキングで邦画1位の大ヒットスタートを切った。初週末3日間で19万6388人を動員、全世代に向けた超大作映画として、20代から60代と幅広い年齢層、特に女性のお客様が多く劇場に足を運んでいる。
主演に本木雅弘を迎え、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーら映画界を代表する豪華キャストに加え、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけいら実力派キャストが集結。メガホンを取るのは、世界三大映画祭の常連であり、『スパイの妻』(第77回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞 受賞)、『クリーピー 偽りの隣人』など国内外で高い評価を得続ける黒沢清監督。キャリア初の時代劇となる本作は、密室と化した“黒牢城”を舞台に、城主・荒木村重(本木雅弘)とその妻・千代保(吉高由里子)、地下牢に囚われた天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)らを取り巻く、様々な登場人物たちの思惑が飛び交う緊迫の戦国系心理ミステリー超大作。
封切り翌日となる6月20日(土)、荒木村重軍が籠城し、映画では緊迫の心理戦が繰り広げられた舞台・有岡城がかつて存在した“聖地”・兵庫県伊丹市にて公開記念舞台挨拶が開催され、主演の本木雅弘、吉高由里子、青木崇高、黒沢清監督が登壇。舞台挨拶後には、伊丹市内の「有岡城跡」、そして本木が演じた主人公・荒木村重ゆかりの地である「荒村寺」を一同が訪問した。
<オフィシャルレポート>
密室と化した“黒牢城”を舞台に巻き起こる不可解な連続怪事件の謎と、その先に待ち受ける衝撃の真相を描く、戦国系心理ミステリー超大作『黒牢城』。19日より封切となった日本公開の熱気が冷めやらぬ中、主演の本木雅弘をはじめ、吉高由里子、青木崇高、そして黒沢清監督ら4名が、映画の舞台となった兵庫県・伊丹の地を訪問!まずはTOHOシネマズ 伊丹にて公開記念舞台挨拶が執り行われた。

満席の客席から割れんばかりの拍手で迎えられた一同。籠城する有岡城で発生した不可解な事件に挑む城主・荒木村重を演じた本木は、地元の観客に向け「村重は歴史上“城を捨てて逃げた卑怯者”というレッテルを貼られがちですが、地元の皆さんはどう思われていますか?」と逆質問。客席から温かい拍手が沸き起こると、本木は「村重は“再発掘されるべき新たなヒーロー”だと思っています。そんな彼のゆかりの地で皆さんに作品を届けられたことは、本当に大きな喜びです」と感無量の面持ちで語る。
村重の妻・千代保役を演じた吉高は、「この土地で村重や千代保が生きていて、その命のバトンが今の皆さんへ繋がっていると思うと感慨深いです。“村重は人を殺さない、生かしている武将だ”ということを、お心広く観ていただけたら」と笑顔で挨拶。村重の腹心・荒木久左衛門役の青木は、「伊丹に来た瞬間、ふわっと温かい空気に包まれる感覚がありました。街全体が応援してくれているのを感じます」と感謝を述べた。
初の時代劇に挑んだ黒沢監督は、歴史の舞台である伊丹での上映に「感無量です」と喜びを滲ませました。さらに村重の魅力について、「戦うことしか考えていなかった時代において、自分のやりたいことを純粋に追求し、生き抜いていった姿は本当に格好いい。現代を生きる私たちにとっても、これからの生き方の参考になればこれ以上幸せなことはありません」と締めくくり、場内は再び盛大な拍手に包まれた。
舞台挨拶後、本木らはそのまま伊丹市内に現存する「有岡城跡」、そして村重を祀る「荒村寺(こうそんじ)」を訪問!
有岡城跡では、伊丹市文化財担当中畔明日香氏の案内のもと、この地に当時から現存している石垣を紹介され、発掘調査によって発見されたこの場所は、床が土間になっており、石垣がそのまま室内の壁として機能し、その上に瓦葺の屋根が載っていたという。いわば「地下室のような強固な構造」で黒田官兵衛が幽閉されていた場所だった説があるという説明に本木は「ロマンがありますね」と思いを馳せていた。

さらに、荒木村重の名にちなんで建立され、村重の位牌が祀られた「荒村寺」を参拝した一同。荒木村重が幼少期に遊んだとされる船の船底の現物を紹介されると、本木は目を輝かせていた。









