
本作は、三池崇史監督とハリウッドのスタジオNEONがタッグを組んだサスペンスアクション。『クローズZERO』以来三池監督と再びタッグを組む小栗旬が史上最悪の汚職刑事を演じる。共演にはリリー・ジェームズをはじめ、間宮祥太朗、野村周平、西野七瀬ら国内外の豪華キャストが集結。第51回トロント国際映画祭に正式出品され、世界17の国と地域での公開も決定している。
公開から2日が経ち周囲からの反響を聞かれた小栗は「特にないですね(笑)」と冗談交じりに答えつつ「周りで見てくれてる方も多くてすごい好きだと言ってくれてる方たちもいるので嬉しいなと思いながら聞いてます」と喜びを口にした。また、世界17の国と地域での公開が予定されていることには「本来はアメリカの方が先に公開する予定だったんですよ。それが公開しないまま日本が先に公開しちゃったんで『おやおや』と思ってるところは多少あるんですけど」と笑いを誘いながら「でもこれからいろんなところで公開するのは嬉しいですね」と期待を寄せた。

続いてそれぞれが演じた役柄の話題に。石塚役を演じた間宮祥太朗は役柄について「純粋な部分があると思っていてその純粋さ故に行動が狂ってる人物」と説明しつつ、自分より狂ってる人物として西野七瀬演じる幸子に言及。すると小栗が「この作品で一番狂ってるのは西野さんの役だよね。絶対そうだと思ってる」と共感した様子で、西野も「そう見えないんですけどよく考えたら一番狂ってるのかなって思います」と同意した。
そんな西野は三池監督からの印象的な演出を問われると西野は「演出というより指輪を選んだのは印象的でした」と続け「幸子が指輪をつけているんですけど、みっちゃん(間宮)からもらった指輪ですっごい変な指輪なんですよ。普通つけないような合わせ方でつけててその違和感を出したいねってみんなで頑張って選んだ」と撮影時のこだわりを明かした。
また本作への出演を決めた理由については「三池監督の作品で『悪の教典』とか『神さまの言うとおり』とかを当時映画館で見に行った時の衝撃が未だに覚えてる」と告白。「表現のえぐさをすごく覚えていたので三池さんの作品に自分も出れるんだって思うとすごく嬉しかったです」と出演への喜びを語った。
一方、三池監督は小栗らとの再会に触れ「あっという間に時間が過ぎてすごい成長してるというか大物になってる」と感慨深げ。これを受けた小栗は「嬉しいです。三池さんと仕事できるのはすごく楽しいですし、大尊敬してる監督なので一緒に仕事ができて嬉しいですね」と笑顔を見せた。

イベント後半には観客からの質問に答えるティーチインが行われ、長年小栗のファンだという女性から海外作品への出演の思いや今後の日本映画への期待について質問が寄せられた。
小栗は「この作品に関してで言うと海外がということよりはいざやろうというタイミングで三池監督がお声がけしてくれた」と切り出し、「一緒にチャレンジしないかって話をしてもらえたことが非常に嬉しくて、そういうところで自分という俳優を選んでくれたっていうのはとても自分にとっての希望や勇気にもなりましたしすごく嬉しいなと思った」と出演を決めた経緯を明かした。今後の日本映画については「すごく才能のある若い監督さんたちもどんどん育ってきてると思う。そういう方たちともいっぱい仕事をしていきたいなと思っています」と意欲を見せ「良いものを作ればどこかで誰か見てくれているんじゃないかと思って今後もそういう作品作りをしていきたいなと思ってます」と力を込めた。
また役柄を日常生活に引きずることがあるかという質問には「若い頃は役につられないとできないんじゃないかと思って役を引きずるみたいなことを意識的にやってるような時はあったんですけど最近はあんまりないですかね」と回答。ただ本作で矢吹を演じていた間は「2日酔いみたいな状態でずっといたんでなかなかしんどかった」と明かし、「子供が生まれてからは家に仕事を持ち帰れない」と自身の変化を語る一方で、西野は「私は全く引きずらないタイプなのでお家の玄関でオンオフみたいな感じです」と照れながら「面白くなくてごめんなさい」と申し訳なさそうに付け加え会場を和ませていた。質問者には非売品の特製トートバッグがプレゼントされ、小栗自ら客席まで届けるファンサービスに会場からは歓声が上がっていた。










