――撮影中のエピソードがあれば教えてください
この作品ならではなのが、お菓子の差し入れが多いんですよね!僕も何回か差し入れしていて、プリンやドーナツ、フィナンシェ、スフレとか、全部お菓子で。僕が差し入れたタイミングで他のキャストやスタッフの方もシュークリームとかを差し入れしてくださったりして、お菓子まみれだ!となっていたら、撮影でも「今日はプリンを食べながらやってください」とか。ちょっとお肌が荒れるのに気をつけないといけないですけど、撮影でもいっぱいお菓子が食べられるという意味では、とってもハッピーな現場ですね(笑)
――スタジオがお菓子のいい匂いでいっぱいになりそうですね
本当ですよ!だからリハとかで食べて、本番でも食べて、撮影の方向を変えて反対側から撮る時は背中で映らないと思ったらずっとバクバク食べて、みたいな(笑)。1日でプリン2つとケーキ1個食べたことありましたね。罪悪感がすごかったですけど、普通に夕飯ももりもり食べてました(笑)
――庄司さんが思う作品の見どころを教えてください
仮面ライダーヴラム/グラニュート・ラーゲ9というキャラクターなんですけど、変身ポーズも含めて、言動や戦い方を既存のキャラクターたちとちょっと一線を画すような形でやれたらと思っているので、「あれ、ガヴとヴァレンと全然違うぞ?」というところや、全体を通して出てくるキャラクター全員がちょっと暗いバックグラウンドを抱えているという、ダークシリアスなのが他の令和ライダーと違って『ガヴ』の魅力的なポイントの一つだと思います。それぞれが抱えている過去の苦しみや、それをどうやって乗り越えていくのかが作品の縦軸になっていて。そういった暗い話が根底にある分、キャラクターや戦い方がすごくポップで良いんですよね。ガヴは紫色でかわいいし、ヴァレンもチョコっぽい感じで、ヴラムはプリンで、シリアスなストーリー展開とは裏腹にポップな画作りやすごく気合いの入ったアクションシーンがあって、今の時点でとても楽しいですが、ヴラムが出てきてより新しい形の戦い方や画作りが出てくるので、楽しみにしていただけたらと思います!

――また、取材当日はオスカープロモーションの晴れ着撮影会が行われていました。今年が初参加となりましたが、晴れ着撮影会はどうでしたか?
すごく嬉しかったですね!僕もオスカープロモーション所属なので、晴れ着撮影会のことはもちろん存じ上げていましたし、毎年メディアで流れているのを見て、「皆綺麗だな」「綺麗な景色だな」と思っていました。まさか僕含めて男性陣にこういったご縁があると思っていなかったので、今日は会長もいらしていて、会長をはじめ日頃お世話になっている皆さんに良い姿を見せられるようにというのと、こういった晴れ着を着られる機会も当然そんなに多くないわけで、それに感謝をしつつ楽しもうという想いで参加しました。
――今日の晴れ着のお気に入りポイントはありますか?
外が晴れていたので、袴の模様がすごく綺麗にキラキラ反射していまして、僕の足元はあの中で1番輝いていたのではないかというのと、この羽織も、なかなかこういう感じのカラーリングは自分の洋服とかでは着ないですけど、このグラデーション気味の紫や、門の模様もすごく綺麗ですよね。僕は身長が高いので、唯一サイズだけが心配でしたけど、しっかりと合うサイズを用意してくださって、とてもハッピーです!
――2025年の目標や挑戦したいことを教えてください
仕事では、映画に出演したいです。特撮番組の地続きで劇場版という形で出演させていただいたことはありますが、単体としての映画作品には出たことが無く、映画が好きなので出演したいと思っています。ドラマにもコンスタントに出演して、より認知していただきたいなと思います。あとは、バスケットボールが好きなので、バスケットボールのお仕事とかも増えたら良いなと思います。
――俳優デビューがキラメイジャーでしたが、あれから約5年が経ち、ご自身で成長を感じる部分はありますか?
当時の僕はサボテンみたいな頭をしていたんですね。サボテンみたいな頭に、だるだるのパーカーで、ジムに行く時のジョガーパンツみたいなのを履いて、高さのあるジョーダンみたいな靴を履いていて、本当に人に見られるということを全く考えたことのない20年間だったんですよ。いやいや謙遜でしょ、とか、鏡は見るでしょ、とかそういう話ではなく、本当に写真には写らないし、写るんだったら1番後ろの1番端っこで、鏡は本当に見なかったので。だから初めて人に見られるということを始めたところから約5年経って、そんなファッションに無頓着だった僕が、今は好きなブランドがあって、こういう系統の服が着たいとか言って、場合によっては少し高い服にも手を出したりするようになりました(笑)。
それは演じることもそうで、映画は元々好きでしたけど、自分がその中に入るなんて1回も想像したこともないし、夢見たこともなかったのに、今はもっとこういう役をやりたい、こういう表現をしていけるように勉強したいと思っているのは、よりこの仕事に対して前向きにいられているのかなとは感じるので、また5年経った時にどんな心境でいるのか、自分自身も楽しみです。

――プライベートで挑戦したいことはありますか?
僕は語学を勉強しているんですけど、最近ちょっとモチベーション不足で。何かに追い込まれた方が個人的には勉強できるので、中国語とか英語、フランス語もそうですけど目に見えて分かる目標をセッティングしようかなというのが1つと、ちょっと旅行とか行こうかなと思います。撮影で京都に行きましたけど、やっぱり素晴らしい街だったんですよ。なかなか3ヶ月も地方に行くことがないので、京都の良いところをたくさん見られて、海外に行くのも好きですけども、日本でも行ったことのない場所に行ってみたいなと思います。
――今パッと思い浮かぶ行きたい場所はありますか?
海外だとアメリカにはずっと行きたいんですけど、日本では結構金沢とかに行っている友だちが多くて、もちろん能登のことがあったのも含めてですけど、石川県は見てみたいなと思います。現地のものをできるだけ買って消費して、そこのためになれば良いですし、素敵な風景やご飯がたくさんあるというのも聞いているので、行きたいですね。
――最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします
日頃応援をありがとうございます。2024年にはファンクラブを立ち上げまして、そこでより密な距離で応援してくださる方にもたくさんお会い出来ましたし、作品を新しくやる中で、新しく庄司浩平を知ってくださった方も増えたので、2025年はよりもっと認知していただけるように、皆さんと一緒に素敵な景色を見られるよう引き続き頑張っていきます。応援よろしくお願いいたします!


撮影:秋葉巧