――本作の出演オファーが来た際の心境はいかがでしたか?
- 初めて地上波で主演を務めさせていただくので、素直に嬉しかったのと同時に、プレッシャーや不安もあり、その時はまだ台本が出来上がっていなかったので、どんな作品になるんだろうというワクワクと、色んな感情がありました。
――今回は通常のドラマではなく、ARGと連動しているんですよね
- 最初は全然理解できなかったです。ARGは今回のお話をいただいて初めて知って、そのタイミングで前作のARGゲームも実際にやってみたら、すごく面白くて!謎解きとかも好きなので、新しい最先端のゲームだなと思いましたし、それがドラマと連動するのはすごく面白いなと思いました。
――しかも、ドラマだけでなくARGの方にも本人役でしているというのが、また不思議なコンテンツだなと思いました
- 不思議ですよね(笑)。自分も撮影しながら、今どっちでやればいいんだっけ?とこんがらがる瞬間もありました。実際に前作をやった時に、映像を見ながら進める謎も多かったので、ここに自分が砂田将宏役として登場するのは面白いなと思いましたし、どこかに行くという指示があったら、実際にARGの中で僕が行っているシーンもあるので、ファンの皆さんにも楽しんでもらえるのかなと思います。

――『AIに話しすぎた男』の台本を読んだ感想はどうでしたか?
- 怖いなと思いましたし、演じる時に台本通りの展開に感情が追いついていくのかという不安もありました。あとは登場人物も少なくて、基本的に僕とAIのミラの2人なので、セリフの量も多く、難しそうだなと思いました。
――主人公の亮佑を演じる中で、難しかった部分はありましたか?
- これまで出演してきた作品とは難しさが大きく違っていて、大体は台本や役柄から、こういう感じかなと、自分の中のレパートリーから引き出せて考えていました。けれど、今回はやったことがないような役だったので、こういう感じで行こうという1つの軸が自分の中に無くて、それを作らなきゃいけないのが難しかったです。結局作り切らずに、撮影が始まっていく中で、感覚的な話になってしまうんですけど、自分を0にして周りの何もかもを吸収する感じで演じていました。コップを置く時の音やミラの声、ミラのセリフが一瞬ふっと止まる瞬間さえも敏感になる状態を作って、そのまま受けたものを返す、というお芝居をしていました。でも、そのお陰で自分のレパートリーに無かったものが出てきたので、自分でも驚きました。

――完成した作品はご覧になりましたか?
- まだ見ていないんです。メンバー全員と一緒に見る視聴会があるので、それまで見ないでおこうかなと思って、楽しみでもあり、恥ずかしさもあります(笑)
――メンバーの方と一緒に見るのはこれまでもあったのでしょうか?
- 初めてです。皆がそれぞれで見てくれたことはあると思いますが、一緒には無いですね。だから、僕以上にメンバーの方が恥ずかしいんじゃないですか?(笑)。しかも、冒頭のシーンでメンバーが友人役で出てくるんですけど、その2人は映像でのお芝居は初めてなので、ファンの方も楽しみにしていてほしいです。
――メンバーとの撮影はいかがでしたか?
- 楽しい現場でした。クランクインして最初のシーンがメンバーとの共演シーンだったのですが、良い空気感を作れたので良かったです。
――撮影で印象に残っているエピソードはありますか?
- ざっくり言うと、結構ヤバい話じゃないですか(笑)。人が変わったように見えるすごい展開ですし、急に怒ったり泣いたりするんですけど、そこを監督や脚本家の方、プロデューサーの方と皆さんが現場に居てくださって、話し合いながらできたのはありがたかったです。元々の予定から、さっきこういう感じの芝居になったから、こっちにした方が良いかもしれないね、と撮影の中で変わっていったりして、話し合いながら作ったりできました。
心象世界に入るシーンは別日にスタジオで撮りましたが、そこも僕の中では結構不安でした。先に前後のシーンを撮っていて、ちゃんと繋がるのか心配だったんですけど、気持ちが追いつくように撮らせてもらえたので、本当に助かりました。

――今回の作品を通して、お芝居との向き合い方は変わりましたか?
- やっぱりお芝居って楽しいなと思いました。僕がお芝居を好きな1番大きな理由が、普段自分が生きていて、使わない口調とかやらない行動を役でできるのが楽しい部分なんですけど、まさに今回なんてそうですよね。絶対にありえないので。それがお芝居を通して体験できたのはすごく楽しかったですし、見たことのない自分を見られて、やりがいもあって、達成感もあって、覚醒した!って思えた瞬間でもありました。
――ちなみに、砂田さんは日頃からAIは活用されていますか?
- 使います!ちょっとした気になることや調べてほしいことがあったら、チャッピー(チャットGPT)に聞きます。
――亮佑のような深い相談をしたことはありますか?
- 深い相談はしたことないですね。今回の役作りとして、亮佑が実際に聞くようなことを聞いてみたぐらいです。
――砂田さんは普段、人に相談する方ですか?それとも相談される方が多いですか?
- されることの方が多いですね。人と話すのが好きなので。
――自分に悩み事や問題が生じた時にはどのように解決されますか?
- 自分でも解決できると思うんですけど、何かを決定する時とかに、自分の中にある考え方とかだけで決めてしまうのも良くない気がしていて、周りの人の価値観や考え方をお借りすることは多いかもしれないです。よくあるのは、アーティスト写真やグッズの写真を決める時に、自分の中ではこれがかっこいいな、と思うんですけど、実際に手にするのは女性の方が多いので、女性スタッフの意見も聞いたりしています。

――もし続編などあれば、挑戦したいですか?
- ぜひともやりたいです!AIと、というのは色んな展開が作れるなと思ったので、もっと色んなストーリーがあっても面白いんじゃないかとは思いました。僕はAIに関して結構ポジティブに捉えていて、使い方によっては良くなるんじゃないかなと、今回の作品で触れてみてより思いました。
――ありがとうございます。最後に本作を楽しみにしている方やファンの方へメッセージをお願いします
- 地上波のドラマで初めての主演というのは、僕はもちろん、ファンの皆さんも絶対に喜んでくださると思いますし、だからこそこの作品にかけた想いや覚悟を、映像を通して感じ取ってもらいたいです。今後の僕に期待してもらえるような作品になったと思うので、楽しんでもらいたいです。難しい作品で展開が早いからこそ、何回でも見られると思うので、たくさん見て楽しんでください!

撮影:秋葉巧







