――ここからは川野さんご自身に関してお伺いします。芸能界に入ったきっかけは?
きっかけは第29回のジュノン・スーパーボーイ・コンテストに出場したことです。
――自分で応募されたんですか?
高校に入る時に軽い気持ちだったんですけど、何か新しいことを始めたいなっていう想いで兄と一緒に応募しました。
――元々芸能界に興味があったんですか?
母がすごくドラマを見ていたので、小さい頃からテレビの世界には心の中ではかっこいいなとか綺麗だなとか、憧れはありました。
――実際に芸能界に入ってみてどうですか?
画面では役者さんしか見えないですけど、実際は撮影の時にスタッフの方にたくさん囲まれてお芝居をするっていうのは初めの頃はすごく慣れなくて緊張しました。

――11月7日に放送された『青天を衝け』で大河ドラマ初出演となりました
渋沢栄一さんのお家の中に住んで勉強している書生の役を演じたのですが、大河ドラマはすごく憧れの作品の一つだったので、撮影前はすごく緊張はしたんですけど、撮影は気合を入れて臨みました。所作とかも全然違いますし、建物も当時のものになっていて、他の作品とは全然違った空気で気が引き締まりました。
――現代劇とも違った部分がたくさんあったと思います
服を着るのも先生がいらっしゃって着方を教えていただいたり、座り方や立ち方も、ドラマによって全然違うんだなと思いました。僕が出演する前の放送回は全部見ましたし、言葉遣いも現代とは違うので勉強しました。
――川野さんが憧れている俳優さんはいらっしゃいますか?
たくさんいらっしゃるんですけど、最近だと磯村勇斗さんがかっこよくてすごいなと思っています。最初は悪い役のイメージを持っていたんですけど、大河ドラマでは心優しい将軍を演じていて、かと思えばヤンキーみたいな役もされていて、真逆な役柄を違和感なく演じ分けられているのは僕が見習うべき部分だなと思いました。
――最近ハマっていることは?
ずっと続けていることなんですけど、ボトルアクアリウムっていう小さな水槽に土と水と植物と生物をいれて、まるであたかも地球のようなものを作るんですけど。それを日々盆栽のように手入れをしています。
――お手入れはどうやって行っているんですか?
植物が伸びたりするので、そこを専用の長いハサミやピンセットを使って週に何回か手入れしてます。
――ボトルアクアリウムは家にいくつもあるんでしょうか
ボトルアクアリウムは1つなんですけど、あとは亀も飼っているので大きな水槽があります。
――猫もいて、お家が癒し空間ですね(笑)。休日もお家で過ごすことが多いですか?
基本はお家にいることが多いです。あと、休みの日は休みの日でまとめて色々片付けをしたり、まとめて作品を見たりしているので、朝から晩まで寝てるっていうのは、最近はあまりないですね。
――最近だとどんな作品をご覧になったんですか?
めちゃくちゃ流行っている作品も結構見るんですけど、『イカゲーム』とかも見ましたし、あとは『TWO WEEKS』とか、気になっていたけど見逃したドラマを見たりしています。
――今後役者としての目標は?
僕は自分の見た目というか、キャラクターとしては可愛い系に分類されると思うので(笑)、その武器は積極的に使って行きたいというのと、そことは逆に可愛い系だからこそちょっと狂気的な役や怖い役も出来たら面白いなと思いますし、色々縛られずに自分らしさを見つけて行けたらいいなと思います。
――プライベートで挑戦したいことがあれば教えてください
今まで全く楽器が出来なかったのが、この2年くらいで自粛期間や作品の関係でギターとドラムが少しだけ出来るようになったんですけど、キーボードにも挑戦したいです。単純ですけど、ピアノが弾ける男の人ってかっこいいじゃないですか(笑)。なので、弾けるようになりたいです。
――最後にファンの方々へのメッセージをお願いします
まだまだ駆け出したばかりですけど、マイペースに自分なりのスピードでどんどん成長して、皆さんに愛されるような役者になれたらと思っておりますので、ぜひ応援していただけたら嬉しいです。頑張ります!


カメラマン:秋葉巧、ヘアメイク:小池裕輔