――妹・幸来を演じた原菜乃華さんとのお芝居が息ぴったりでした。撮影現場では、座長として引っ張っていこうという意識はありましたか?
全然っすよ。座長だったけど、誰よりも元気に良い子、ってだけなので。僕がいつもやってるのって(笑)。健康的であろう、って思っているだけなので。でも僕も30いくつだし、原さんも小さい時からやられているし、そういう意味ではメリハリが向こうもあるし、僕もちゃんと持っておかないと。特にしゃべってないです。よーい、って言われたらお互い準備に入ってお芝居するという感じですね。
――プロフェッショナルな現場ですね
皆、大体そんな感じですよね。普段から原さんは結構会話がしやすいタイプで、アニメばっかり見てるんですよ。一生アニメ見ているらしくて、やっぱり僕の方が圧倒的に年上なので、「やめろアニメ!見んな!」とか言ってました(笑)。歳も10以上離れているので、「アニメ見過ぎんな!」「画面近い!」みたいな(笑)。

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――座長として作品を通して意識されていたことはありますか?
一つはさっき言ったように元気でいるというのと、温かいご飯を差し入れするっていうそんなことしかしてないですね。美味しかったです!って言われたいし、やっぱり食べ物は大事やから、そんな凝ったことはないですね。多分、自分がやりやすいような現場づくりをしているんだと思います。僕は明るい方が好きなので。明るくない方が良い現場もきっとあるんだろうけど、僕がそうしているからなのか分からないけど、参加する作品ってそういう現場が多いですね。
――長く芸能界で活動されている重岡さんですが、キャリアを重ねる中、お仕事をする上で大切にすることに変化はありましたか?
昔に言われていたことがどんどん解像度が上がってきて、シンプルになっていきますね。やっぱり人と仕事しているなと思います。昔、「人間力だよ」「積み重ねることが大事だよ」「遠回りこそ近道だよ」とよく言われていましたけど、そうなんだろうな、ぐらいにしか分かってなかったんですかね、20代の頃は。今は、例えば役者として次はどういう作品に出たいかを聞かれて、僕のやりたいことは手前にあって、今回の映画みたいに情熱を持っている人と一緒に何かをしたいなと。要は、その熱量に巻き込まれるのが一番面白くて、どこまでいっても人なんだなと、キャリアを重ねて思うことです。自分のことも大事にして、人のことも大事にする、仕事ってそういうことかなと思います。
――そうした仕事観は、経験を重ねる中で少しずつ培われてきたものなのでしょうか?
小さなきっかけと小さな思い付きの連続で、今ここに立っている感じですかね。これが正解とも思っていないですし、もっともっとその解像度が上がってくるんでしょうけど。楽曲とかでもそうで、僕ら『ええじゃないか』っていうデビュー曲で、「ええじゃないか ええじゃないか」って多分僕たち7人がこの宇宙で一番言うてると思ってるんですけど。最初はトンチキソングを関西弁の兄ちゃんが元気よく歌う『ええじゃないか』だったんですけど、12年もやってくると、その『ええじゃないか』の意味も言葉のディティールが変わってくるんです。僕の中では、今『ええじゃないか』は“超王道アイドル号泣ソング”ですから(笑)。
――最後に、作品を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします
最初は生成AIが生活の中にしみついている存在で、そこに完全犯罪が掛け合わさるのは、ちょっと興味あるなと思いました。しかも、何より大事なのはエンターテインメントとして、映画の中にぎゅっと詰め込まれているんですよね。本当に面白い作品なので、劇場まで観に来てほしいです。
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