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原作は累計300万部(紙・電子合算)を突破している、出端祐大の大人気コミック。
森崎演じる主人公・樹乃倉厳は、電車を乗り継ぎ、最後はバスで山に入るというキャンプスタイルを貫く生粋のソロキャンパー。そんな厳の元に突如現れた、本田演じる超初心者女子キャンパーの草野雫20歳。厳は雫に弟子入りを志願され、なぜかふたりでソロキャンプをする羽目になり…自然と孤独を愛する男・厳の平穏なキャンプライフはいかに!?
放送開始を前に行われた記者発表会では、撮影時のエピソードや見どころについて語った。
出演が決まり、台本や原作を読んだ感想を森崎は「僕も一個人としてキャンプがめちゃくちゃ大好きなんですよ。1人でもよくソロキャンプに行くんですけど、まず、キャンプに行ってこの『ふたりソロキャンプ』で起きるような出会いは無いです」と断言するも「なので、厳が冒頭のシーンで『俺はすごい孤独が好きで~』とか言っているのはめっちゃ分かるなと思ってページをめくった瞬間に雫の『ん?』って顔を見た時に、なんだこれは…!っていう。急に始まるロマンですね。ソロキャンパーに込められたロマンが詰まっていて、そこから逆に面白いなと手が止まらなくて。二人でソロキャンプをするという話まで至ったのは純粋に楽しかったです」とコメント。
本田は「本田望結としてもキャンプは初心者でして、でもキャンプに行きたいという気持ちはめちゃめちゃあって。だから、今回ドラマを通してもっと好きになれるんだというワクワク感と、台本と漫画がキャンプの教科書みたいな感じなので、なので『ふたりソロキャンプ』からキャンプを教えてもらって、ちょっと満足してるぐらい、すごい情報なんです。1回目からソロで行っちゃおうかなって思ってるぐらい、お手本のような、教科書の様なものなので、それを見ている方にも『私のキャンプの教科書だわこのドラマは』と思ってもらえるようにしたいなと思いました」と語った。
森崎はキャンプ好き、本田はキャンプ初心者とキャラクターとの共通点がある中、さらに実年齢も原作の設定と同じだった本作。
役を演じる上でのこだわりを聞かれると、森崎は「キャンパーとして、キャンプの自分のサイトだったり、キャンプギア、道具の扱い方だったりというのを、僕もキャンプは好きなんですけど、厳くんとのキャンプスタイルがちょっと違ったりするんですね。ただ、彼のスタイルももちろん知っていますし、彼のスタイルに合った知識を自分の中でもつけながら、キャンプ道具の扱いも玄人が見ても分かるとなるように、使い方とかものの置き方をすごいこだわらせていただきました」とキャンプ好きならではのアプローチを行ったとのこと。
一方の本田は、「私は何よりまず見た目から。特にその中でも髪型ですね。髪色もですし、髪の長さも本田望結からはガラッとイメチェンをしまして。雫は漫画の中で髪色が違うので、何巻の色にするのかというのをスタッフさんと何回も相談させていただいて、長さも実はめちゃめちゃこだわっていて。色は雫の時から変わってないんですけど、長さは今、私的には納得いってなくて。これはもう雫じゃないんです」と熱弁し、「分かりますか?」と森崎に聞くも「分からないです、すいません……」という返答が。
森崎が「撮影現場でも『ちょっと今日変えたんです』みたいなことがあったんですけど、本当に分からないのが正直なところで……」と申し訳なさそうにすると、本田から「私のモチベーションをいつも下げてくるんですよ」と追い打ちをかけられタジタジになりながら、「下げてるわけではないんですけど、すごい微細なところまでこだわっていらっしゃるんだなって」と、女ごころが分からない部分でも役と共通点があった森崎だった。
撮影は昨年に行われたということで、撮影期間を振り返り、本田が「ちょっと申し訳なかったなということと苦戦した感じのエピソードが1個ありまして」と切り出し、「厳さんのセリフでは、説明文みたいなセリフが毎話出てくるんですね。1日に1回はその長ゼリフをぼそぼそと練習されているのを見ていたので、その時は私も大人しく1人の時間に入ろうと思っていたら、たまにガチで私に話しかけている時があるんです。同じトーンでウィンさんも『望結ちゃん、これはこういう使い方があってね……』って言ってらっしゃるのが、いつもどっちなんだろう?っていうのをドキドキしながら毎日撮影に挑んでました」と告白。
森崎は「すいません。説明の延長で話しかけちゃってたみたいで……」と反省し、「雫が途中から自分で『これを使いたいんです』って持ってくるキャンプ道具が、たまに面白かったりするんですよね。しかも僕自身が本当に持ってるものだったりするので、なんか言いたくなっちゃうんですかね。自分の中で。なんか相当めんどくさいやつですね、現場でずっと言われるとね」と肩を落とした。
本作が初共演となった森崎と本田。お互いの第一印象と撮影を終えての印象について聞かれると、森崎は「元気というイメージを持っていたんですね。けど現場で会った時に、最初は雫へのアクセスの仕方、雫はドンとテンションをあげるところとかも多かったので、そこに持って行く俳優魂と言いますか、そこにスポーンと抜けていく感じが、すごいエネルギーの持ち主なんだなというのを本読みの時に感じました。でも、監督に質問する時は真面目に色々なことを聞いたりとかしていて、すごい真面目な人なんだなっていう印象でした」と現場での本田の様子を明かしながら、「ただ、撮影を経て、かなりボケる人なんだなっていう。現場でも途中からちょっとずつ本性が分かってきまして、スンってしながらポーカーフェイスでさらっとボケたことを言ったりすることも多くて。周りにも無茶ぶりしてるし。真面目で固い人なのかなって思いきや、そんなことなく、フランクな感じの印象を受けました。彼女がいるシーンは盛り上がるというか、明るくなりますね」と、本田のお茶目な一面を語った。
対する本田は「私は最初から厳さんとして見ていたので、なんなら第一印象が“厳さん”と思ってたから、厳さんはお髭があるじゃないですか。なので、撮影が終わった印象は“お髭が無くなった”って」と笑いを誘った。
そして、本作の見どころを一言で表すと、森崎は「自然」と答え、「キャンプって自然の中でするものだったりしますし、普段僕らはコンクリートジャングルに囲まれている中で、この作品を見ると、画面の中からマイナスイオンを感じられるぐらい、自然との対峙の仕方を監督の方もすごいこだわって撮っていらっしゃったので。その仕上がりを見させていただいた時も、こんな素敵な場所が意外と関東近辺にこんなにあるんだ、ということも知れますし、純粋に癒されます」と魅力を語る。
本田は「雫が厳さんのために作るキャンプ飯が毎話登場するんですけど、美味しかったですね」と「キャンプ飯」を挙げた。
さらに、ここからはフリップを用いたトークコーナーに。
まずは「今年チャレンジしたいこと」というお題に対して、「DIY」と書いた森崎は「純粋に自分のキャンプで使う道具とかを作ってみたいです。自分が使うテーブルとかだったら木とかで、自分でデザインとかして」と理想を語る。
本田の「↘」と書かれてたフリップは、左下の『ふたりソロキャンプ』を指していて、「本当にプライベートキャンプに行ったことが無いので、ソロキャンプもなんですけど、二人ソロキャンプという相方はいるんだけどお互いテントがあってっていう二人ソロキャンプをやってみたくて、書こうと思ったらお手本かのようにここに書いてあるから、これは矢印や!と思って」とユーモアのある回答を。
続いて「○○愛なら誰にも負けない!」というお題に、森崎は「キャンプ愛」と回答。「樹乃倉厳を演じたからとか、『ふたりソロキャンプ』の記者会見だからとかじゃなく、純粋に森崎ウィンがキャンプが好きだからということです」とここでもキャンプへの愛が溢れていた。
本田は「厳さん愛」と書き、「私は全部研究したいタイプで、なので実写ってなれば特に研究から入るので、ずっと厳さんを見て撮影をしてきたら、やっぱり厳さん愛というのは誰にも負けないし、私としては負けちゃだめかなと」と役を追求したからこその想いが。「でも最近プライベートにも出てきまして、『厳さんが広瀬すずさんと共演してる…!』とか『向井康二さんと共演してる…!』って思っちゃうぐらい」と厳への愛が止まらず作品をも超えていると、「それ厳さんじゃない!他局だから!」と森崎からツッコミが入る一幕も。
最後は「この人に弟子入りしたい!」のお題では、森崎は「サンドウィッチマンさん」を挙げ、「個人的にサンドさんのネタが本当に大好きで、ずっと家でも見てしまうぐらい、間の取り方だったりを研究してしまうぐらいで。1度もライブには足を運んだことは無いんですけれども、そのうちスケジュールがぴたっと合えば行きたいなと思うんですが……。お二方のコントにいつか参加したいなっていう想いがあって」とラブコール。「笑かすってすごい難しいんですよね。お芝居を始めた時に教えてもらった先生の話なんですけど、例えば人を泣かせる演出とかは簡単だけど、笑かすってすごい難しいんだよ、と。間の取り方とかもあるじゃないですか。僕の中の師匠です、サンドウィッチマンさんが。いつか弟子入りして、ちゃんとコントをやりたいなって想いがあるぐらいです」と熱く語った。
そして本田は「小藪師匠」と、芸人の小籔千豊の名前を挙げた。「なんなら弟子入りしちゃってるんです。もう師匠と呼んでいまして、ちょっとした悩みができてもすぐ何でも言っちゃうので、小藪さんと喧嘩しちゃったら大変です、何でも知ってるから」と話し、小藪のことを「人間の師匠」とリスペクトする本田は、「小藪さんは私が東京に住み始めた時に、初めて家族以外の方とご飯に行ったのが小藪さんで。それは小中学生ぐらいの時から約束していて、里芋の唐揚げを食べさせてくれました」とほっこりするエピソードを明かした。
最後に、二人からメッセージ。
本田は「ついに今日から始まりますね。本当に大好きな作品が皆さんに見ていただけるというのが本当にワクワクしていて、私は今日この後何の予定も入れていませんので、帰って皆さんと一緒にリアタイしたいと思っていますので、ぜひ一緒に見てくれたら嬉しいです」と呼びかける。
森崎は「累計300万部売れた大ヒット原作が実写化するにあたって、その作品に携われて一人のキャンパーとして純粋に嬉しいですし、キャンプのドラマがこうやって世に放たれる日に記者会見をやれたことが嬉しく思っています。今は世の中エンターテインメントって作品がたくさんありふれているんですけれども、ぜひ、皆さんの心を癒す作品の1つになれば良いなという想いで作らせていただきました。一人でも多くの方にこの作品が届くことを願って、皆さんもこの作品を応援していただけたらなと思います」と語った。