©2026 N.R.E.

『ミッシング』『空白』などで人が思わず目を背けたくなるようなセンシティブな感情を描き続け、衝撃作を次々と発表し、新作を最も期待される𠮷田恵輔。本作は、𠮷田監督自身が多感な時期に出会った非行少年や彼らを取り巻くコミュニティをモデルに、人の痛みも常識も理解できない少年たちと、そんな子供たちに本気でぶつかりながらも彼らに寄り添う大人の生々しいもがきを描く。どうしようもない人間を、どうしようもなく愛する𠮷田恵輔監督の真骨頂であり、新境地的作品が誕生した。

この度、暴力衝動や問題行動を繰り返す少年・澤海斗(上阪隼人)と更生施設「みらいの里」寮長・西健吾(一ノ瀬ワタル)、中学校の担任教師・草野冬子(夏帆)をとらえた本編映像が到着した。映像は、寮から脱走して再び事件を起こし鑑別所送りとなった海斗のもとに、西と冬子が面会に訪れた場面を切り取ったもの。海斗を信じる西は「しばらく頭を冷やしてこい」と声をかけるが、冬子は海斗の将来を案じて更生を促す。

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しかし海斗は「次来る時、(週刊少年)ジャンプ差し入れして」と悪びれもせず言い放つ始末。まったく反省していない海斗の言動に呆れた冬子が相手の気持ちを考えろと諭すものの、海斗は「人にやられて嫌なことでも、人にやるのは嫌じゃない。人が痛くても、俺はちっとも痛くないんだけど」と話す。西と冬子の想いが心底理解できない様子の海斗と大人たちの願いのすれ違いに胸が締めつけられる、衝撃的なシーンとなっている。