本イベントは、「映画館に行こう!」実行委員会は、映画館に年間動員2億人を目指す取り組みの一環として、2025年に「第一回 映画業界若手戦略会議」を実施し、同会議で選出された企画。映画を愛するアンバサダーが選んだ「人生で一度は映画館で観てほしい一本」を、当日までタイトルを伏せて上映する特別イベントとなっている。

『シークレットシネマ』の初代アンバサダー就任という大役に、登壇した二宮は「よくこの壇上に登ったなと思ってます。どうかお手柔らかによろしくお願いいたします」と、劇場に駆けつけた、そしてライブビューイングで参加している映画ファンへ向けて挨拶。
アンバサダーのオファーを受けた時の心境を「正直な話、嫌ですよ」と吐露。「こういうのは映画偏差値が問われるじゃないですか。普段偉そうなこと言ってるけどこれなんだ、みたいなことを見透かされてしまう側なので、想像するわけです、オファーをいただいた時に。嫌だなと思いましたよ」と推察しながらも「40代に入ったわけだから、嫌だよと言ってられないだろうと。何が始まるか分からないとワクワクを皆さんにどう共有してもらおうか、非常に考えました」と、二宮が選んだ“人生の一本”が上映される重みを感じながら、企画したスタッフへの想いも語った。

ただ、「こんな大きいとこでやると思ってなかったんですよ。もうちょっとこじんまりとして、秘密事項を共有して映画館に行く、共犯関係を結ぶスタートのきっかけかなと思ってたから」と、大規模の企画となり驚いた様子。全国300館以上での中継も行われているということで「自分が出たのを選んでおけば良かったと思いました。こんなに大規模になるんだったらやれば良かった!」と悔しがる一面も。

作品を選ぶ基準を「始まった瞬間にこの作品なんだ、ということを今、この無作為でいる人たちで共有するところが映画の良いところだと思っているので。同じ瞬間に笑えたり、泣けたり、キュンとしたり、感動を一緒に共有できるのが映画の醍醐味だと思っているので、なるべく楽しい作品を選んだつもりです」と口にする。

また、映画業界に対して「映画って毎週どこかで絶対新しいのが始まって、どこかで終わっていくんですよ。それは映画館に行かないと分からないし、舞台挨拶ができる映画は本当に限られていて、でも舞台挨拶をしていない映画が公開されていても、同じ人数は関わっていて、その熱量は一緒だから、楽しんでもらいたいなというのは常にあります」と語る。

さらに、映画ファンから質問が寄せらていると聞き、「映画界で随分な立ち位置にいるんですね!?恐ろしいな!ごめんなさい!許してください!」と恐縮する場面も。
その中で、見に行く映画を選ぶ基準について問われると「一人で見て楽しめるかどうかは結構重要」と回答。「自分の作品が公開されれば見に行きますし、作っている側の特権と言いますか、お客さんと一緒に見て、ダイレクトに評価を受け取ることで一つの作品が完成すると思っているので、自分のも見に行きます。あとは時間帯は出会うきっかけとして非常に素晴らしいと思っているので。偶発的な出会いを求めているかもしれないです」と話していた。

映画を撮ってみたい気持ちになるか?という問いかけには「映画もですけど、配信も、ドラマも、もちろん演劇も、俯瞰でものを見ることはチャレンジしたいなと思います」と意欲を見せる。中でも撮ってみたいのは「無声映画」をあげ「映画館に行ってもテレビを見ても、出ない方が見るんですよ。今は情報量が多すぎるから、テレビから音が出ないことはある種の異常事態なわけで。映画で無声はなかなか面白いチャレンジだなとは思ってます」と構想を明かした。

また、イベントには特別ゲストとして『NO MORE 映画泥棒』から、カメラ男とパトランプ男も登場。二宮は二人の視野がどこから見えているのか、興味津々だった様子。そして、三人でのフォトセッションも行われた。

イベントの最後には「こんなに自分が出ていない作品なのに緊張するのは初めてで、どうか受け入れていただきたいと思いますし、公開が終わったら『良いセンスしてる』なんて嘘でも良いからポストしていただきたい」と懇願し会場からは笑いが。「趣味娯楽は全てそうだと思うんですけど、自分の好き嫌いに特化するのもありだし、好きも嫌いも食ってみて初めて自分の趣味嗜好が分かると思うので、色んな作品に出会っていただきたいなと思います」とメッセージを送る。
続けて「自分が出ている映画もそうですけど、共演していた方がもしかしたら翌週には新しい映画に出ていたりするかもしれないので、そういうのも縁だと思って出会っていただきたいと思います。今日見ていただく映画も、存じ上げた人もいるかもしれないけど、もし知らなかったら、こういう人たちが何を作っているのか深追いしてみても非常に面白い作品がたくさんあります。幅を広げるためにも楽しんでいただければなと思います」と語った。