
映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』は、韓国・富川(プチョン)市で開催されたアジア最大級のジャンル映画祭である第30回プチョン国際ファンタスティック映画祭にて、とりわけエッジの効いた作品が集う【B Extreme】部門に選出され、日本公開に先駆けてワールドプレミア上映を飾った。なお、チケットは即完売、現地での人気と注目の高さがうかがえ、満席の会場から大歓声と温かい拍手で迎えられ、重岡と近藤監督も感激していた。重岡と近藤監督にとっては今回が初めての国際映画祭への参加となり、重岡は訪韓も初。
映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』の始まりは、2023年公開の映画『#マンホール』で脚本家・岡田道尚とギャガのプロデューサー・松下剛が組んだことがきっかけ。この作品に手応えを感じた二人は、さらに刺激的なオリジナル作品を作ろうと約束したという。岡田は新プロジェクトのためにさまざまなアイデアを出し、その中のひとつが、「生成AIに“完全犯罪”を作らせたらどうなるだろう」というものだった。Chat GPTの登場は2022年11月で、まだ生成AI黎明期。“誰もが最先端のAIを使えるようになったこと”に着目した岡田は、一般人目線で物語を貫き通すことを重視。生成AIが題材だが、SFではなく、我々の生活と地続きのリアルさがあって、観客が共感できるものを目指した。誰もが“自分ごと”として捉えることができるこのアイデアに、松下も興味を惹かれたという。
主演を務める重岡は本作のオファーを受けた当時を振り返り、「生成AIを犯罪に使うというリアルさとエンターテインメント性に興味を持って、脚本を読み始めました」と語る。普段から生成AIを活用しているという重岡は「日常的に使っていて、朝食はどうしようとか、この場所のおすすめのご飯屋さんはどこ?とかを質問していますね。あとはトレーニングのデータからメニューを組ませたりしています」といい、「生成AIと話していると、前向きな答えをくれるので自己肯定感が上がることも多いのですが、一方で、自分自身で考えられなくなってしまいそうな危機感も持っている。だから慎重に使うようにしています」と自身の考えを述べる。そして、「“生成AIとの向き合い方”は今の人類の課題だと僕は思っています。この映画はまさにAIとの向き合い方について考えさせられる作品だと思うので、生成AIを使っている方々にぜひ観てもらいたいです!」と本作へ想いを寄せた。
AIが映像制作の現場を変えつつある現在。AIが完全主導で制作された作品や、AIが生み出した人物を主演に据えた映画など、“AIを活用した”作品は世界的に増え続けている。しかし、『5秒で完全犯罪を生成する方法』が描くのは、AIに人生を託すことになった兄妹の物語。誰もが日常的に利用する生成AIが、ある一つの問いかけをきっかけに犯罪の共犯者となり得るのか──。便利なツールが思わぬ事件を引き起こしていく現代社会をも映し出していく新たなサスペンスである。

併せて、新場面写真2点も解禁!新たに解禁された場面写真では、目に涙を浮かべた姿や険しい表情で生成AIに解決策を導き出させようと奮闘する航の姿が収められている。




