
主演・坂口健太郎、『湯を沸かすほどの熱い愛』以来、10年ぶりの完全オリジナル脚本となる中野量太が監督を務める映画『私はあなたを知らない、』が2026年8月28日(金)に公開。監督と初タッグとなる坂口が演じるのは、狂おしいまでに”家族“という幸せの形を追い求め、愛する人を殺めてしまうという重い罪を犯してしまった孤独な青年。あの日一体何があったのか?何を思っていたのか?封印した記憶と真実に触れた時、心が揺らぎはじめるー。愛とは、憎しみとは、そして人を赦すこととは何か。日仏共同製作で描く、感動のヒューマンサスペンス。
このたび、夕平(坂口)が愛したシングルマザー・東浜紗月を演じる堀田真由のオフィシャル・コメントと場面カットが解禁された。
紗月は、幼い娘・朝子(倉田瑛茉)を女手ひとつで育てながら、より良い生活を目指して懸命に生きる女性。夕平、朝子との穏やかな日々のなかで“家族”という温もりを育んでいく一方、仕事や将来への思いから、次第に夕平との価値観の違いが浮き彫りになっていく。本作で堀田は、自身初となるシングルマザー役に挑戦した。
脚本を読んだ当初について、堀田は「最初は共感を抱くことは難しかった。わからないことだらけのスタートだった」と率直な心境を吐露。子どもを産み育てた経験がないからこそ、中野監督と【紗月とはどういう人物か】を日々対話しながらキャラクターを模索し、いつしか「“わかりたい”と思うようになり、“私がこの紗月を守りたい” という気持ちが芽生えた」と語る。また、「紗月の未来を予測せずに演じることは役者としても挑戦的であり、順撮りの環境のなかで日々を丁寧に積み重ねた」と振り返る。

実は、紗月というキャラクターは、脚本開発の段階から丁寧な設計が求められた人物。プロデューサーの深瀬和美は、「夕平の心情が丁寧に描かれることで、紗月が夕平を振り回す嫌な女に見えてしまうのではないかという懸念があった」と振り返り、「彼女がキャリアだけを追っている人物に見えないよう追加したシーンもある」と明かしている。同じくプロデューサーの若林雄介も、「子育てをして懸命に生きている紗月が、ただ自分勝手なだけだと思われる人物にはしたくなかった」と語る。朝子のために懸命に働き、幸せを求めて前に進もうとする紗月。その姿をどう描くかは、本作における大きなテーマのひとつでもあった。そんな紗月役には、「愛される雰囲気を持った人に演じてほしい」という監督・プロデューサー陣の思いから堀田が起用された。深瀬は「紗月が頑張りすぎて思わず刺々しい言葉を放ってしまうシーンでも、堀田さんなら人間味を持って演じてくれると思ったんです」とオファーの理由を明かし、「撮影中も堀田さんの柔らかい雰囲気に助けられました」と信頼を寄せている。

さらに堀田は、中野監督との念願の初タッグについても言及。18歳の頃に『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)を劇場で観て深く感銘を受け、「いつか中野監督と仕事ができる役者になりたい」と思っていたことを明かし、「デビュー10周年という節目の年に、その目標が叶ったことが本当にうれしかった」と喜びを語った。中野監督については、「誰よりも作品と現場を愛している方。その思いがビシビシ伝わってきた」とコメント。続けて、「“赦し”や“家族”とは何かを考えながら、一緒に作品と向き合えた」と撮影の日々を述懐した。
朝子を守るために懸命に生きる母・紗月。その複雑な心情と人間らしさを繊細に体現した堀田真由の新たな一面にも注目。






