――ここからは新井さんご自身についてお伺いします。Instagramのスカウトから芸能界に入ることになったと伺いましたが、元々芸能界に興味はあったんですか?
地元が北海道の名寄市で、映画館もないような田舎だったのでテレビの向こうの世界は遠すぎて想像がつかなくて、憧れどころじゃなかったです。まさか自分が芸能界に入るなんて、当時は一切考えたことなかったです。
――どのような経緯で芸能界入りを決めたんですか?
元々中学2年くらいからDMをいただいていたんですけど、怖くて返信出来ていなかったんです。その後高校2年の時に「旭川まで会いに行きます」と熱意のあるDMをいただいて、旭川まで来てもらえるんだったら……と思ってお母さんに伝えて、車で2時間かけて旭川まで行きました(笑)。そこで直接お会いして、「とりあえず学業優先でやってみましょう」ということになりました。高校在学中までに大きい仕事が何か決まったら芸能のお仕事をする、決まらなかったらカナダに留学に行く、という条件を決めて。そうしたら高校3年生の夏に『VOCE』のオーディションでグランプリを受賞して専属モデルになることが決まったので、自動的に東京に行くことになって、カナダ行きを捨てて東京に行くからには絶対こっちで成功しようって思っていました。

――芸能界に入り、環境ががらりと変わったと思いますが慣れましたか?
丸変わりすぎて全然です。未だに電車も迷いますね、新宿とか分かりづらくて、皆大変な生活をしているなって思ってます(苦笑)。その分色んなお店があったりするので飽きないですね。まだ行ってないところが山ほどあるので、落ち着いたら色々行ってみたいなって思います。
――北海道から東京へ出てきて、夏の暑さもなかなか慣れないのではないですか?
もう大変ですね(苦笑)。北海道の夏は、気温は30度以上になることもありますけど空気がカラカラしていて快適なんです。自然もたくさんあるので四季をしっかり感じられます。春は桜が咲いて、夏は暑いけど快適で、秋は枯葉の上を歩いて、冬は雪が降って、って四季がはっきり分かれている印象ですけど、東京はコンクリートばかりで四季を感じづらいなって。夏はじめじめ蒸し暑くて、冬も雪が降らないのでちょっと肌寒い季節みたいな感覚で、そこは北海道と一番違うところかな?と思いました。でも冬でも自転車に乗れるのは良いですね!
どっちの良さも感じながらもやっぱり北海道の方が好きです(笑)
――モデルとして活躍されている中で日々気をつけていることは?
たくさんあるんですけど、やっぱりお肌が一番大事だなって思っています。私の中で一番譲りたくないのはお肌の綺麗さで、お肌が綺麗じゃないと化粧ノリが悪いし、心も沈んでしまうので気をつけているところです。
――どのようにケアしているんですか?
『VOCE』にもよく登場されている石井美保さんという美容家の方がいらっしゃるんですけど、石井さんに教えてもらったのが「とにかく擦らない方法」です。シャワーを直接顔に当てない、シャワーで流れているお湯を手ですくって洗う、擦らないで当てるだけ、とか。スキンケアをする時も、赤ちゃんの肌を触るようにとにかく擦らないように心がけてから肌の調子が良くなったと感じています。
――憧れや目標としている方は?
間近で見た安藤サクラさんのお芝居に衝撃を受けたので、安藤さんみたいに周りを引き付けることが出来る女優になりたいです。
あとは広瀬すずさんです。ミスセブンティーンの候補者が載っている誌面を見た時に「可愛い!」と思ったのが広瀬さんで、絶対受かるだろうなと思っていたらグランプリを受賞されて。そんな初期の頃からファンです(笑)。モデルとしても活躍しながら女優もやられていて、映画の『怒り』を観た時に「すごい!」と感動したので、広瀬さんも憧れの存在です。
――今後仕事で挑戦したいことは?
基本的に何でも挑戦したいです!やりたいことがいっぱいあるんですけど、一番はお芝居のお仕事で軸を作りたいというのが一つの目標です。それだけではなくて、モデルとしての活動もしていきたいし、歌やラジオもやっていきたいし、身体を張るようなバラエティ番組とか、何でもやりたいです。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』 は子どもから大人まで幅広く楽しめる作品なのでぜひ見ていただきたいです。そして、これからも応援よろしくお願いします!


カメラマン:秋葉巧、ヘアメイク:石川茜、文:村松千晶