
近年、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」への出演で広く注目を集め、TBSドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」では、甘い笑顔と時に強引な性格で相手を翻弄するキャラクターを好演。気づけば観る者を“沼”へと引き込む魅力を発揮した青木柚。映画『秒速5センチメートル』では主人公の高校時代を演じ、繊細な心情表現が評価されたほか、今年公開の映画『ブルーロック』では五十嵐栗夢役での出演発表も大きな話題となっている。その活躍は映像作品にとどまらず、CMや舞台などにも出演。確かな演技力と独特な存在感で、いま最も注目される若手俳優の一人だ。
そんな青木が本作で演じるのは、主人公・愛(山田杏奈)のクラスメイトとなる海外帰りの転校生・優。自分をなかなか出せない愛に苛立ちを覚えるほど、自分の意見をはっきりと口にする性格で、日本の学校の集団行動に馴染めず、どこか孤立した存在だ。周囲に流されることなく違和感を抱き続ける優は、やがて異様な集団の中で、愛を導く存在となっていく。

今回解禁された場面写真では、周囲の顔色を伺わず自分を貫く、優のキャラクター性が際立つ印象的なカットが収められている。体育の授業で集団行動を練習する中、一人号令のタイミングに合わせられず注意され、不服そうな表情を見せるカット。クラスメイトたちが洗脳されたかのように人間ピラミッドに加わっていくのを制止しようと、教師と対立するカット。さらに、集団を率いる校長(ピエール瀧)と校長室で対峙する場面では、目の前で繰り広げられる異様な光景に言葉を失いながらも、冷静に状況を理解しようと鋭い眼差しを向けるカット。そして、家族にも問題を抱え、どんどん追い詰められていく愛を背負い、家に送り届ける姿など、愛に苛立ちを感じながらも、放っておけない、そんな不器用な関係性もまた青木の“沼”にハマる見どころの一つだ。
青木の演技について下津監督は、「言うまでもなく素晴らしい演技⼒をお持ちで、現場でも『こんな感じに動いたらどうですか?』と、優のように引っ張ってくれる存在で、とても助けられました。台詞がなく、立ち姿だけでも演じられる役者さんで、⼈間的な魅⼒にも溢れていました」と語り、役柄の幅が広く若手随一の実力を見せる青木の魅力にはまる人が続出すること間違いない。これまでも独自の存在感を発揮してきた青木は、本作でもその持ち味が存分に活かされており、愛と対照的なキャラクターで、物語に重要なエッセンスを与えている。







