本作で脚本・監督を務めるのは、唯一無二の感性でオリジナル作品を生み出し続け、『ミッシング』(24)、『空白』(21) など観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”𠮷田恵輔監督。本作は過去に囚われたまま大人になった2人の青年と、彼らの運命を静かに、しかし確実に狂わせていく“メンター”の存在を描く新感覚エンターテインメント。
不穏さと可笑しさ、違和感と共感。そのすべてが入り混じり、A24作品を想起させるような、観る者の感情をかき乱す“感情カオス”の映画体験が話題となっている本作がついにお披露目。磯村は本作で過去の罪に蓋をしながらアーチェリーのオリンピック日本代表を目指す益子龍之介役を演じる。今回初めてアーチェリーに挑戦したそうで「ずっとやりたかったスポーツだったのですごく熱意を持ってトライすることができた」と振り返る。そんな中で撮影に向けて練習を重ねていたものの、当初は本番で70メートルを射る予定はなかったという。磯村は「50メートルまで練習したんですよ。形をしっかり作って飛ばせるように」と明かすも、撮影初日に𠮷田恵輔監督から突然「70メートルでもやろうよ」と提案されたそうで「70メートルおれまだ打ってないっすよみたいな(笑)この監督やばいなってその時思いました」とぶっちゃけて笑いを誘った。実際に本番でしっかりと成功させる磯村に𠮷田監督は「さすがスターです」と太鼓判、撮影を見ていた末澤誠也も「本当にすごすぎてガタイもそうですし本当にアーチェリー選手に見えてましたね」と称えていた。

また本作以外にも綾野と共演を重ねてきた磯村。綾野は「彼が主役をやる時に自分がその作品に参加することが1つの目標にしていたので今回は念願叶って嬉しかったです」と喜びを口に。一方の磯村も「僕らとしてはこの作品でもメンターですけど役者としてもメンターのような存在」と信頼を寄せ「今回また僕はご一緒できたことは非常に嬉しかったです」と再共演を喜んでいた。
最後に磯村は「僕の地元静岡でこの作品は撮られた作品です」と触れ「静岡からとんでもないエンターテインメントが生まれたなと僕は思ってます。化け物が生まれたなと思ってます」と自信をのぞかせ「かまえず、笑っていいんだよって映画。これはそう僕は最初に伝えときたいです、声出したかったら楽しんで」と観客に呼びかけていた。