――まずは、自己紹介からお願いします
プロダクション尾木所属の榎本遥菜です。高校1年生の15歳です。
――芸能界に入ったきっかけを教えてください
『名探偵コナン』の毛利蘭ちゃんの犯人を蹴る姿がかっこよくて憧れて私も空手を始めようと思ったんですけど、父にアクションを習ったら良いんじゃないかと言われてアルファスタントジムに通い始めて、そこでウルトラマンや特撮の監督をやられている坂本浩一監督に出会いました。坂本監督に「演技とか興味ある?」って聞かれて、「はい!」って答えたら撮影現場に連れて行ってくださって、そこでマネージャーさんにスカウトしてもらいました。
でもその時はまだ11歳とかだったので、2年後くらいに改めてお電話をいただいて、事務所に入ることになりました。

――ドラマや映画への出演が増えてきましたが、緊張はしますか?
人一倍緊張します。学校の日直とかでも前に立ったりするじゃないですか。そこで発表するだけで緊張しちゃうので、お仕事でもずっと緊張しています(苦笑)
――自分なりの緊張を解す方法は見つけられましたか?
深呼吸をするのと、あとは緊張はダメなことじゃないって思うようにしています。大体緊張しない時に失敗しちゃったりするので、緊張したら成功するから大丈夫、って言い聞かせてます。
――4月から高校生になりましたが、学校生活はどうですか?
楽しくてしょうがないです!学校に行くと友だちに会えるので、早く起きるのも全然苦じゃないし、すごく充実してます!
――お仕事との両立は大変じゃないですか?
早起きっていう点では、学校に勉強しに行くための早起きって考えるとちょっと辛いですけど(笑)、それ以外は自分で決めたことなので、どちらも楽しいです。
――好きな教科、苦手な教科は?
好きな教科は……給食(笑)。あとは運動が好きなので体育は好きですし、文系なので英語も好きです!苦手な教科は理科ですね(苦笑)
――休日の過ごし方は?
両親と3人で過ごすことがほとんどで、コロナ禍になってからはなかなか行けていないんですけど、前は温泉巡りをしたり、お食事に行ったり、トランプゲームしたりとかしています。
――ご家族仲が良いんですね
いつも一緒に行動していて、3人で一つ、みたいな感じです!
――特技にフラメンコとありますが、始めたきっかけは?
母がプロのフラメンコダンサーで講師もしているので、私もやるようになりました。父曰く、お腹の中に居る時からフラメンコの曲を聴いていて、それで育った感じです。基本的な踊りは4歳くらいの時には踊れるようになって、7歳の時にはソロで踊るようになりました。
――特技にはアクションとも書かれていましたが、得意な技とかはありますか?
アクションは始めてまだ5、6年なんですけど、蹴るのが好きで(笑)。回し蹴りとか後ろ回し蹴りとか、とにかく蹴り技をよくやるのと、坂本監督の現場で旋風脚っていう空中で一周回って蹴る技を教えてもらったんですけど、それも好きです!

――アクションで今後出来るようになりたい技があれば教えてください
基本は素手や足で蹴る感じで、木刀とかを使ったことがなくて、そういう道具を使っても出来るようになりたいし、あとは素早さを上げてかっこよく決められるようになりたいです。
――現在放送中のドラマ『おいしい給食 season2』に出演されていますが、出演が決まった時のお気持ちは?
マネージャーさんに電話で教えていただいたんですけど、名前のある役にオーディションで合格したのが初めてだったので、驚きと喜びでいっぱいで、電話を切った後は両親に伝えてずっと踊っていました(笑)
――踊りで喜びを表現されていたんですね(笑)。オーディションはどんな感じでしたか?
一度だけだったんですけど、綾部(真弥)監督と田口(桂)監督がいらっしゃって、すごく優しくて撮影現場と同じように盛り上げてくださったので、最初は緊張していたんですけど、オーディションが始まったら緊張よりも、とにかく合格して撮影現場で演技がしたいなって思っていました。
――台本を読んでみた感想は?
台本を読んだだけで絶対面白くなるんだろうなって思いました。市原隼人さんが演じる甘利田先生の心の声がバーッと書かれているんですけど、『おいしい給食』のシーズン1を見て、その時の甘利田先生の色々な表現がこの文章から作られていたっていうのが全然考えられなかったです。私も文章を読んだ時にどうやって演じるか考えるんですけど、甘利田先生の心の声は、市原さんだから出来る演技の素晴らしさが詰まっているんだなって感じましたし、どんな風に演じられるのかっていうワクワク感でいっぱいでした。