――映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』の製作が決まり、台本を読んだ感想はいかがでしたか?
本当に集大成だなと思いました。本編では見られないような、CODEのエージェント全員が揃って変身&擬装するシーンが台本に書かれていて、映画ならではのところだと思うのですごく楽しみでした。あとは、ねむがタレントとして、美浪ちゃん(八木美樹さん)と一緒にいるシーンもあったので良かったです。今までなかなか関わることの無い二人だったからこそ、映画で一緒に居られて良かったなと、台本をいただいた時に思いました。
――映画の中で難しかったシーンがあれば教えてください
国民に向けて配信をするシーンが多かったんですけど、その時に映画用のカメラではなく本当にスマホで撮影したんです。リアルな感じを出したいけど、変に揺れちゃいけないし、でも揺れていないと不自然だし……というのが難しかったです。あとは、誰かと対話ではなく、カメラに向けてセリフを言うのも今までやったことが無かったので、少し緊張しました。
――スマホの映像は堀口さんご自身で撮影した映像ってことですね
私が撮ったと思っていただいて、見てほしいなと思います!
――ねむとして注目してほしいシーンはありますか?
予告映像でも流れていますが、コードゼロイダーをねむが運転するシーンがあるんです。今まで本編では莫が運転して、その後ろにねむが乗ることがほとんどだったので、まさかねむが運転するとは多分誰も思っていなかったのではないかと思います。そのシーンは、体の動きの表現を頑張ったので、ぜひ注目していただきたいです!
――運転シーンの撮影で、監督から何かアドバイスはありましたか?
最初はカーブする時に極端に体を落としていたんですけど、「それだと危なく見えちゃうから、ちゃんと腕を固定して力を入れて」と上堀内(佳寿也)監督に言っていただいて、そういう力の入れ方や体の揺らし方をアドバイスしていただきました。
――映画の撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?テレビ版と違いはありましたか?
そこまで変わりませんが、上堀内監督がすごく熱い想いで撮影しているんだなというのが伝わってきたので、私も負けずに同じ気持ちで撮影に臨みたいなと思いました。


 

――『仮面ライダーゼッツ』の本編も終盤に差し掛かっています。撮影を振り返ってみていかがですか?
特撮に出ていた先輩方にお話を聞くと、「1年あっという間だよ」と言われるんですけど、今思うと、あっという間だったけど結構長くもあったなというのは感覚的にありました。1年以上撮影していて、オーディション期間を含めると1年半ぐらい撮影所に通いました。最初は不安で、撮影で悔しい想いを何回もして、泣いて帰る日もたくさん。でも、後半は物語が進むにつれて、ねむと同時に自分自身も成長できているかな?と思う瞬間もたくさんあったので、だんだん自信がついてきて、楽しく撮影できました。
――撮影が始まった当時と比べて、どのようなところが成長を感じますか?
読解力です。台本を読んで、最初はセリフを覚えて、どういう表情で言おうかとか、どういう表現をしようかということだけを考えていたんですけど、後半はちゃんと役として、その時の状況や心情を理解しながら、現場で監督に求められたことに対応できるようになれたかなと思います。まだまだこれからではありますが、最初の自分と比べたら、考えてお芝居に移せる対応力は、少し成長できたのではないかと。


 

――撮影を重ねていく中で、ねむとの向き合い方は変わりましたか?
最初はねむ自身が国民的タレントという役柄で、コメディシーンがあったり、いつも明るい子であまり素の表情が無いのかなと思っていました。でも物語が進むにつれて、ねむも一人の人として色んな感情を持つようになって、それをお芝居で表現していく上で、自分自身も孤独感みたいなものを撮影期間中に感じたこともありましたし、すごくネガティブな気持ちになったことも、逆にポジティブな気持ちになったこともありました。感情の部分では、結構役に影響されていたところがあったかもしれないです。
――ご自身とねむ、似ているところはありましたか?
物怖じしない、怖いもの知らずな部分は自分と似ているかなと思います。ですが、ねむは優しくて、誰かのために自分が傷ついてまで戦える、行動に移せる人。今の自分には簡単には真似できない部分で、そこが強くてかっこいいし、自分がねむと同じ20歳になった時に、そういう人でありたいなと思いました。
――今井さん含め、レギュラーキャストの皆さんと長い時間一緒に過ごしてきたかと思います。印象に残っている思い出はありますか?
怪事課や美浪ちゃんといった現実世界チームのキャストさんとは後半にやっと一緒に撮影することができたのですが、それまではザ・レディ役の美村(里江)さんや、ノクス役の古川(雄輝)さん、ジーク役の天野(浩成)さんと撮影することが多かったので、大人チームの皆さんとご一緒できた時間はすごく貴重でした。お芝居やお仕事のアドバイスをしていただきながら、それ以外にもおすすめのスイーツ屋さんとか料理とか、日常のラフな会話もたくさんできたので、すごく楽しかったです!