
2026年9月28日(月)より放送開始予定のNHK第115作目の連続テレビ小説『ブラッサム』は、明治、大正、昭和の激動の時代を駆け抜け、常に自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにしたオリジナルストーリー。山口県岩国に生まれた主人公・葉野珠が、さまざまな困難や型にはまらない生きざまを通じて、作家として、そして一人の女性として自分の道を力強く切り開いていく姿が描かれる。
本作の主題歌は、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIの「咲き誇れ」決定。また、今回YOASOBIが制作するにあたり、主題歌の元となる原作小説を綿矢りさが書き下ろしている。
合同取材会に出席したYOASOBIの二人は、「『ブラッサム』に想いを寄せまして、春めいてみました」と、ピンクと緑のコーディネートで登場。

まず、YOASOBIの起用について、制作統括の村山氏は「この企画が生まれる時に、山口県出身の主人公で、小説家の道を切り開く物語となって、YOASOBIさんしか浮かばないというか、チーム結成と同時にYOASOBIさんにお願いしたい気持ちがあり、かなり早いオファーをさせていただきました」と、早い段階でオファーをしていたことを明かし、「主人公の珠の背中を押してくれる、困難の中にいても、この主題歌とタイトルバックがあれば一歩出られるのではないか。それを聞いている視聴者の皆さんからすると、こちら側まで一歩を踏み出したくなる楽曲を作ってくださって、本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
楽曲制作にあたり、コンポーザーのAyaseは「失礼ながら今回のお話をいただくまで、モデルになっている宇野千代さんのことを存じ上げていなくて。先生の書かれた小説や『生きて行く私』を読ませていただいて、楽曲制作に取り掛かったタイミングで、同じ山口県民として、楽曲を担当させていただく人間として、先生が生きた場所に僕も行かないと書ききれないなと思って、実際に足を運びまして、生家も見させていただきました」と本作の舞台となる山口県岩国を実際に訪れたそうで、「先生の生きた街を見て、そこの空気に触れたことで一気に書き上げられて、全てに影響をもたらしてくれましたし、先生の生きた証を拾いに行くことができたと思っています」と、得られるものが多くあったと語る。

『生きていく私』を読み、感銘を受けたというAyaseは「宇野先生との出会いは、僕の人生においてもターニングポイントと言っても過言ではないくらい、鮮烈で衝撃的な出会いでした。彼女が生きていく上でのポジティブなマインドや人生というものを名詞的ではなく動詞として捉えているところ、今を生きていて未来をずっと見ているような、どんな困難があっても軸がぶれない生き方に、すごく勇気づけられました」と熱く語り、「今でもちょっとグッと精神が落ちそうになった時は、自分の中に宇野先生を憑依させて、宇野先生だったら今の困難をどう楽しむのか、未来のことを嬉々として計画していけるようになれたので、全てにおいて良い影響を与えてくださったなと思っています」と、特別な出会いだったと明かした。
そうして出来上がった楽曲『咲き誇れ』はAyaseにとって「宝物のような楽曲」とし、「ここ最近作ってきた楽曲の中でも作る速度が速かったです。全工程がスラスラと作れて、楽曲側に呼ばれている感じというか、僕から生み出しているけど、宇野先生に呼ばれて書いているような、あるべくして曲になっていく感覚があって、これから僕らにとってすごく大事な楽曲になると思いますし、聴いてくださった方にとっても大事な曲になってくれたら良いなと思っています」と思いを寄せた。
ボーカルのikuraは「毎朝、葉野珠さんの人生が描かれていく中で、どんなシーンでも必ずタイトルバックで歌が流れますし、力強くいきた宇野千代さんの魂がちゃんと乗るように意識しました」と振り返り、「力強さで押すのではなく、軽やかにスキップしながら楽しく歩んで行っている宇野千代さん、そして葉野珠さんをイメージしながら歌ったので、皆さんの中でも朝起きた時や家を出る時に背中をふわっと押してくれるような歌声になっていたら良いなと願っております」と楽曲に込めた想いを口にする。

完成したタイトルバックを見た感想を、ikuraは「満開の桜の中で満面の笑みで踊られていて、珠が人生を謳歌している姿を見ることができて、それと一緒に私たちの音楽がともにあって、本当に幸せな気持ちになりました」、Ayaseは「ドラマの中に溶け込むものとして、『咲き誇れ』はドラマがあって完成するものだと思っているので、タイトルバックを見た時に、ようやく楽曲が完成したなと思いました。本当に素晴らしい映像でした」とそれぞれコメントした。







