――『今夜、勝手に抱きしめてもいいですか?』は2年ぶりの主演ドラマですね
決まった時はとても嬉しかったです。でも同じくらい不安とプレッシャーがありました。
――5人の複雑な恋愛模様を描いた作品ですが、台本を読んだ最初の印象を教えてください
ずっとハラハラドキドキしていました!読みながらこんなにドキドキすることってあるのかなっていうくらい先が気になりました。

――一途なところもあり不器用なところもある女子大生の莉子。どんな役作りをしましたか?
特に作りこんだりはせず、演じながらこの子は今までどういう恋愛をしてきたんだろう?ということを考えながらやりました。
――そんな真っ直ぐな莉子に、共感出来る点はありましたか?
誰かを好きになる、あの何も見えなくなる気持ちは分かる気がします。私は仕事でも、ハマるとそれしか見えなくなっちゃうタイプなので……。莉子はすごくわかりやすいキャラクターですが、私は莉子ちゃんよりもう少し引いた感じです(笑)。
――シェアハウス・シェアオフィスが舞台の作品ですが、共同生活はどうでしたか?
共同生活に関してはニューヨークに留学していた頃に経験しているので、懐かしいなと思いました。私は友達とシェアハウスをしていたわけではないですが、友達と住むと仲が悪くなるという話を聞くこともあるので、莉子と佳乃の強い絆、友情があるのはすごいなと思いました。
――三角関係も見どころの一つですよね
佳乃の切ない表情がたまらないです。莉子を演じているときではなく、離れた場所から客観的にそういう表情を見ると、すみませんでした……って思います(苦笑)。
――矢作さん自身は友達と同じ人を好きになってしまったら?
譲るというより、恋愛より友情をとる気がします…!
――作中ではクールなキャラの柊二と真っ直ぐな性格の新という2人の男性が出てきますが、矢作さん自身はどちらのタイプが好きですか?
どちらかというと新です!もちろん柊ちゃんは魅力的だと思うのですが、新の方がこんなに愛してくれるのに、どうしてだろうって思います。好きになってもらった方が嬉しいです(笑)
――恋の行方も気になるところですが、今後注目してほしい話のポイントはどこでしょう
もちろん恋愛模様もですが、それぞれの夢の話にも注目していただきたいです。柊ちゃんはカメラマン、佳乃は保育士とそれぞれ夢を追いかけていて、莉子も最初は何をしたらいいかわからなくてシェアオフィスで働くようになるんです。彼女なりに悩んで、夢と向き合う姿にも注目していただけたらと思います。