――ドラマ『極主夫道』に出演が決まった時のお気持ちを教えてください
原作を元々知っていたので、視聴者の方と同じ目線で「このキャラはこの方が演じるんだ」とワクワクしていました。これまでコメディ作品の経験もあまりなかったので嬉しかったですし、コンスタントに作品に出演出来てありがたいなと思っていました。
――大城山組の組員・井田昇役を演じられています。演じる上で大変だった点は?
そんなに大変だったということはなくて、刺激的な現場でした。この作品の前に1年間同年代のキャストたちと『仮面ライダーゼロワン』をやっていて、その次の作品で大先輩の方々と共演出来ることがすごく刺激的でした。先輩たちとのアクションシーンが多かったので、そこは気をつけながらやっていた部分ではありました。
――アクションではライダーでの経験が活かされたのではないでしょうか?
そうですね。雅役の志尊(淳)さんも特撮を経験されていたので、志尊さんとのアクションはスムーズに出来たと思います。

――役を演じるにあたって意識した点は?
作品での役割的にトラブルを起こすようなやんちゃな役どころなので、意識して巻き舌にしたり基本の表情をちょっと眉間にシワを寄せたりしていました。周りの方々のキャラクターが濃いので、その中に入れるように自分も濃さを出したつもりです。
――大城山組組長・大城山國光を演じた橋本じゅんさんとは間近で演技をする機会が多かったと思いますが、橋本さんはどんな方でしたか?
明確なプランを現場に持ってきていて、それで笑いを作っている姿がすごいなと思いました。間やテンポ感、フリやオチが全部計算されたプランを現場でやっていらっしゃって、僕も自分のスタイルが出来るように頑張りたいと思いました。
――大城山組組員・岡野純を演じた片岡久迪さんは中川さんと同い年でしたね
撮影中はずっと一緒にいました。瑠東(東一郎)監督から「プライベートな二人の関係性がそのまま作品にも出たら良い」といったアドバイスをいただいたので、撮影終わりにはほぼ毎回ご飯に行ったりして、関係性を築いていきました。
――どのようなお話をされたんですか?
片岡さんも服が好きだったので服の話をしたり、あとは演劇の話もしていました。
――龍役の玉木宏さんの印象は?
メイクをする前は普段の優しい玉木さんなんですけど、メイクをして衣装を着た瞬間に迫力を身にまとって龍に入り切っていて、役のイメージを明確に持たれている方なんだなと感じました。

――撮影中のエピソードは?
志尊さんとのアクションシーンでは、テストの時に少し気を遣ってしまい自分を100%出し切れない部分があったりしたら「全力で来て良いからね」と声をかけてくださってすごくやりやすかったです。玉木さん始め先輩方が皆さんリハーサルを大切にされていて、こう来たらこうする、といった芝居の組み立て方を間近で見られて、勉強になりました。
――物語も終盤に差し掛かっています。最終回へ向けて注目してほしいポイントがあれば教えてください
シリアスでいくのかと思いきや最後はコメディ、といった展開に毎話なっているんですけど、最終回までどうなっていくのかワクワクドキドキしながら見ていただければ嬉しいです。大城山組としても最後はシリアスになるのか、それともコメディか、予想しながら見てみてください。