――西畑さんと福本さんは本作が初共演となりましたが、お芝居の中で役者として刺激を受けた部分はありましたか?
西畑:全部がすごいです。集中力がすごくて、役に入っているな、という集中モードの福本さんを何回も垣間見てきました。一つ一つのシーンにおける集中力や思いみたいなものもすごく近くで感じていたので、全部素晴らしいです。
福本:すごく褒めてくれますね!西畑さんは優しくて、どんなお芝居をしても受け止めてくれるような安心感があります。西畑さんも集中力すごいですよ!
西畑:いや、すごくないよ!

©2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会

 

福本:私は完成した映画を観て、西畑さん演じる佐倉くんが一人のシーンは、台本上では知ってはいましたが、いろんなものを抱えていて、花森さんと出会ってどういうふうに佐倉くんが成長していったのか、最初と最後で佐倉くんの見え方が全然違うなと思いました。内面的な成長や感情が溢れるシーンもたくさんある中で、どのシーンも本当に素晴らしかったです。
西畑:ありがたいです。“褒め合いバディ”です。
福本:褒めて伸びるタイプです(笑)。
――撮影現場ではどのように意気投合していったのでしょうか?
西畑:元々、うち(なにわ男子)のメンバーとも共演経験があって、メンバーからも「すごく良い子だよ」という前情報をいただいていて、ライブにも何回か観に来てくれていて、勝手に親近感が湧いてくると言いますか。メンバーと共演した方には、めっちゃ親近感が湧くんですよ!あとは、同じ関西出身ということもあり、本読みの時にそういう話ができて、撮影も楽しくできました。
――共演する前の俳優としての印象はいかがでしたか?
西畑:色んな作品を観させていただいていたので、W主演という形でご一緒できて、同じ座長として作品の先頭に立てていたのは、すごく光栄なことでした。
福本:西畑さんは“関西のお兄さん”という第一印象で、なにわ男子の皆さんが関西色強めな印象なので、そういう感じなんだろうと思っていました。現場に入ってからは合間の時間に映画の話をよくしていましたが、「こういう映画があって、すごくおすすめです」と話をすると、次に会う時には観てくださって、感想まで教えてくださるので、行動力がある方なんだなと思いました。
西畑:説明の仕方が上手いんですよね。どういう作品か観たくなるような感じで。
福本:この作品にまつわる、死神のお話をおすすめしました。
西畑:めっちゃ気になるところで話し終えるんです。さすが幕間ガール(TOHOシネマズ の幕間映像「シネマチャンネル」ナビゲーター)をしているだけちゃうなと思いました(笑)。
撮影自体が約1ヶ月という短期間で撮り終えた作品ではあるんですけど、その中で紹介された映画を観る時間が、僕にとっても息抜きになったので、そういった時間を与えてくれたのはありがたかったです。

©2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会

 

――撮影中に印象に残っているエピソードはありますか?
西畑:撮影でカップラーメンをいっぱい食べたんですけど、この撮影中は裕福な家庭からちょっと貧乏になってしまう役柄だったので、ご飯も食べられていないだろうなということもあり、節制をずっとしていたんです。味があるものをあんまり食べてなくて…。
福本:何を食べてたんですか?
西畑:味のないチキンとか茶碗蒸しとか。そこで、味があってジャンキーなカップラーメンを食べるシーンはすごく楽しみにしていました!
福本:確かに美味しかったですね!外で食べるカップ麺ってこんなに美味しいんだって思いました。途中で中身をこっそり替えて、外側は繋がりがあるので同じなんですけど、人が食べているものを見ていたら美味しそうだなとなってきて(笑)。だんだん違う味が食べたくなっちゃって、楽しんでいました。
西畑:何回も食べるシーンがあったので、シーフードと替えてもらおうとか、味を変化させてましたね。

©2026藤まる/双葉社・「時給三〇〇円の死神」製作委員会

 

福本:あとは、私は遊園地のシーンで、朝から皆で遊園地に行ってアトラクションに色々乗って、私だけがジェットコースターに乗るシーンがあったんです。朝からジェットコースターを10回ぐらい連続で乗って、元々すごく大好きなので、超楽しかったんですけど、さすがに最後の方はちょっと疲れました(笑)。独り占めのジェットコースターはなかなかない経験で、楽しかったです!
西畑:本当に撮影の大変さが分かるんですけど、映画を見たら2、3秒ぐらいしか使われてなくて(笑)。
福本:色んな画角を試されていて、カットされずに使われたので良かったです(笑)。