――映画「マスタード・チョコレート」が公開中ですが、初の主演映画の撮影を終えて女優として何か変わったことはありますか?
タレントとしてやってきたけど、ずっと女優さんに憧れる気持ちはありました。最近“女優の山田菜々さんです”って言われることに違和感を感じていますね(笑)。
――NMB48を卒業されてから、女優業にこだわらずにタレントとしてお仕事をされてきた山田さんですが本格的に女優業を、という気持ちもあるんですね
(女優を)やりたいっていうのはずっとあります。もともと石原さとみさんが好きで、いつかは女優にと思っていたので、もちろんタレントの仕事もですが、これを機会にもっと女優の仕事も増やしていけたらと思います。
――今後挑戦してみたい役どころはありますか?
映画が冴えない女の子の役だったので、小悪魔みたいに男の人をたぶらかす役をやってみたいです。

――舞台「ロミオとジュリエットと吉本新喜劇」。シェイクスピア作の“恋愛悲劇”と“お笑い”の異色コラボになりますが、最初にお話しをいただいたときの印象を教えてください
マネージャーさんから「座長の川畑(泰史)さんから、よかったら出てほしいってことだけどどうする?」って言われて。もともと新喜劇で育っているようなもので、新喜劇自体も好きですし、それにプラスして「ロミオとジュリエット」をやったら絶対におもしろいと思いました。
――大阪出身の山田さんには「新喜劇」はやはり身近なものなんですね
そうですね、やっぱり小さい時から土曜日と日曜日のお昼は「新喜劇」を見ながらご飯を食べていましたね。
――そんな「新喜劇」への出演。共演を楽しみにしている方はいますか?
山田花子さんとはほとんど一緒にお仕事をしたことがないので、すごく楽しみです。やっぱり山田花子さん世代というか……「カモーン!」っていうのを見て真似していたので(笑)。会えるのが純粋に楽しみです。
――舞台のベースになっている「ロミオとジュリエット」は世界中から愛されるラブストーリーですが、山田さん自身はロマンティックな恋愛は好きですか?
好きです!「ロミオとジュリエット」は石原さとみさんと佐藤健さんの舞台をみて憧れていました。映画では「きみに読む物語」がロマンティックで好きです。最初から最後まで、出会い方からアプローチの仕方、最期を一緒に遂げるところまで全てがロマンティックで憧れますね。
――それでは、山田さんの憧れのシチュエーションは?
マーガレットが好きなので、プロポーズされる時はマーガレットの花束がほしいです。季節が限定されると思うんですけど(笑)。

――もうひとつ出演が決まっている舞台「ガマ王子VSザリガニ魔人」。出演が決まった時のお気持ちは?
嬉しかったです~!でも、もともと何役かを教えてもらっていなくて、顔合わせをした時に「今回はパコでお願いします」って言われて。パコちゃんって前は谷花音ちゃんが演じていたりとか本読んでも映画を見ても小さい子の役じゃないですか。私はてっきり看護師さんの役だろうなって思っていたんですよ(笑)
――そのパコですが、どんな役作りをしたいというイメージはありますか?
18歳の頃から芸能界にいていろんなものをみてきたんですけど、そういう邪気を取り払いたいと思います、まずは(笑)。神社にでも行こうかなって思ってます。