――連続テレビ小説『エール』での俳優デビューが発表されましたが、出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
オーディションの時は受からないのではないかと自信がなかったので、自分を選んでいただけてすごく嬉しかったです。プレッシャーもありましたが、全力で頑張ろうと思いました。
――周りの方からの反応はありましたか?
最初に連絡をくれたのは親で、発表があった日、自分が起きる前に連絡が入っていました(笑)。SNSで改めて発表させていただいた後もたくさんの方から連絡をいただきました。あとは、祖母が昔から朝ドラが好きで一緒に見ていたこともあったんですけど、出演が決まったことを電話で報告したらすごく喜んでくれたのが嬉しかったですね。

――初めてドラマ撮影の現場に行った感想は?
現場に行く前はドラマの撮影では本当の場所を使っていると思っていたので、セットだったと知った時はびっくりしました。撮影の前日にセットを見せていただいたんですけど、大きさにも驚きましたし、現場の緊張感がヒシヒシと伝わってきました。
――坪根さんが演じる役どころを教えてください
レコード会社のオーディションを受けに来た新人歌手です。
――役作りにはどのようなことをしましたか?
いつも以上に人間観察をしたり、演技指導をしていただいている先生に相談して一緒に練習していただきました。
――演じる上で気をつけた点は?
歌唱シーンがあったんですけど、『エール』は昭和の時代を描いた話なので今時の歌い方ではダメだと思ったのでどのようにすれば良いかすごく考えました。音楽の専門学校に通っていた時期があったのでその時に学んだ技術も頭に入れながら、動画サイトで昔の曲を聴いて勉強しました。音楽を題材にした作品なので歌い方は特に気をつけた部分です。あとは共演者の方の足を引っ張らないように、というのは思っていました(苦笑)

――共演者の方の印象は?
窪田(正孝)さんはとても優しい方で「役に合っているね」と声をかけてくださって、とても緊張していたんですけどその緊張をほぐしていただきました。演技も間近で見させていただいてとても迫力がありましたし、心に訴えかける演技がすごく勉強になりました。
――坪根さんから見た作品の見どころを教えてください
『エール』というタイトルにもあるように応援や声援といった意味が作品に含まれているので、見ている方を勇気づけることが出来る作品になっていると思います。
また、普段の自分とは全く違う役柄を演じていますが、役になりきっていると感じてもらえるように頑張ったのでぜひたくさんの方に見ていただきたいです!