――いつものテニミュであれば東京凱旋で千穐楽が多いですが、The Second Stageでは最後の地が大阪ですね
そうなんですよね!大阪が金ちゃんのホームなので、大阪で終わらせてくれたのかなって心の中で勝手に想像をしています(笑)
――やっぱり大阪は盛り上がりが違いますか?
違いますね。日替わりの反応が良い意味でも悪い意味でも厳しいです、大阪の方は。ちょっとつまらないなって思ったら本当に笑いが0なので(笑)。今まで全国各地でやらせていただいて、それぞれ反応の違いがあって面白いです。メルパルクホール大阪は3rdシーズンの時に「ミュージカル『テニスの王子様』TEAM Party SHITENHOJI」をやらせていただいたりして、すごく思い入れが深いんですよね。大阪までしっかり走り抜けられるように頑張ります。
――見どころや注目してもらいたいところはありますか?
まだ稽古が始まっていないのでここを見てほしいっていうのが具体的にお伝え出来ないんですけど、間違いなく最高の作品にはなると思います!金ちゃんの素敵なところを見せられたらなって思いますし、それに至るまでの金ちゃんの歩んできた道を僕もちゃんと歩んでいけるように、もっともっと頑張っていきたいです。
――作品への意気込みをお願いします
学生の頃の修学旅行や文化祭とかって、すごく鮮明に覚えていたりするじゃないですか?そういう公演に出来たら良いなと思っていて、あの時の感動や感覚がいつでも思い浮かぶような公演になったら良いなと思います。そうなれるように、僕含めキャストやスタッフ、たくさんの方と一緒に届けられたらと思います。

――ここからは平松さんご自身についてお伺いします。小さい頃から芸能界で活動されている平松さんですが、俳優として頑張ろうと思ったきっかけはありますか?
それこそ自分がこれから俳優としてやっていこうって思ったきっかけになったのは、テニミュが大きいかなって思います。役をいただいて、自分が役者として世に名前が出て、知ってくださる方が少なからずいるっていう、役者としての自覚が強く生まれました。
――役を演じる上で大切にしていることはありますか?
役によっても色々変わるんですけど、一番大切にしていることは、その作品と役を愛することです。好きこそものの上手なれじゃないですけど、遠山金太郎にもたくさんのファンの方がいると思いますが、僕もそのファンの一人で、誰よりも遠山金太郎が好きっていう自信はすごくあります。
――役者の方で憧れの方、目標にしている方はいらっしゃいますか?
たくさんいらっしゃるんですけど、人間性を含めて、樹木希林さんのような存在になりたいなっていうのは一つ自分の中であります。ありがたいことに以前共演させていただいたんですけど、その時に人間としてすごい方だなって感じた、憧れの存在です。
――Instagramに「大のディズニー好き」とありましたが、ディズニーが好きになったきっかけは?
親の影響が大きいのかもしれないですけど、小さい頃からディズニーに一緒に行くことが多くて、そこからどっぷりハマっています。役者という仕事をやっている上で、すごく繋がる部分があるんですよね。どんな時でも前を向いてお客様に楽しいことを届けるっていう意味では勉強させていただいていることも多いですし、ディズニーに行くと逆にパワーをもらう方の立場になって、っていう意味でもディズニーは大好きです。
――写真が綺麗で、見ているだけでディズニーに行きたくなりました
ディズニー良いですよね……。劇場と似ていませんか?そこに入ったら夢の国というか、ディズニーは居るだけで楽しいじゃないですか。僕も劇場や映画館に居るだけで楽しいというか。だから憧れでもありますし、大好きなんです。写真を撮るのも好きなので、落ち着いたら撮りに行きたいですね。
――休日の過ごし方は?
コーヒーを飲むのが好きなので家で豆から挽いて飲んだりしますし、映画を見たりもします。映画を大きい画面で見たいがためにプロジェクターを買ったんですけど、すごく良いです!プロジェクターは買ってよかったなって思います。あとは、買い物に行ったり、兄弟とキャッチボールしたり、カラオケに籠る日もあります。
――インドアでもあり、アウトドアでもあるんですね
両方兼ね備えているんですよ。家でコーヒー淹れたり、カフェ巡りとか温泉行ったりとか……おじいちゃんみたいなんです。よく中身が35歳って言われます(笑)
――今後挑戦してみたいお仕事はありますか?
学園ものはすごくやりたいなと思いますし、恋愛系も挑戦してみたいです。でも、とにかく色んな役をやってみたくて、サスペンス系やホラー、コメディとか、とにかく自分がもっと色んな役に引っ張られながらやっていきたいなって思っています。何でもやりたいので、このインタビューを見てくださっている方、ぜひお願いします(笑)
――2022年はどんな年にしたいですか?
目の前のことを一生懸命やっていくしかないんだろうなと思うんですけど、仕事三昧で倒れるんじゃないかってぐらい、多忙になってみたいです!でもそれは僕がもっと実力をつけて、人気や知名度とかもどんどん上げていかないといけないと思うんですけど。これからもお芝居をし続けたいなと思いますし、たくさんの方々に元気や感動を届けられればなって思います。頑張ります。
――最後にファンの方々へのメッセージをお願いします
いつも応援してくださるファンの方々がいるお陰で僕はこうやって俳優の仕事が出来ていますし、ファンの方がいないと俳優の平松來馬は絶対いないんだなって実感する場面も多くて、本当に感謝しています。皆さんにちょっとずつ恩返しが出来るように、これからも自分の道をしっかり歩んでいきたいなと思います。


カメラ:秋葉巧、文:村松千晶