――デビューのきっかけは?
「ラブベリー」という雑誌の読者モデルオーディションで、準グランプリを頂いたのがきっかけです。洋服が大好きだったので、「ラブベリー」を読んでいて、巻末に掲載されている撮影日記がいつも気になっていたんですよ(笑)。モデルの方達が楽しそうに撮影しているところが載っていて、私もこの中でモデルをやってみたいなと・・・。そう思っていたところに、丁度オーディションの応募用紙が入っていて、ダメもとで出してみました。
――最終選考まで残ったときはいかがでしたか?
緊張していてよく分からなかったですね。舞台上で何をやったのかも憶えていないんです。あとで写真を見て、「こんなことやってたんだ!」と自覚しました(笑)。だから、結果発表で自分の名前を呼ばれたときは、“嬉しい”というよりも「えっ!?私!?」という感じで。受賞した感想をコメントするにも、喜びというよりは驚きの方が大きくて、言葉が出てきませんでした。
――オーディションに合格されて、お友達も驚かれたのでは?
実は、友達にはオーディションを受けたことも、合格したことも言っていなかったんですよ。友達も、「ラブベリー」を買っていたので、雑誌を見てから「えぇ!?載ってる!」って(笑)。
――ということは、同世代の女のコからの応援も多いということですよね。
そうですね、お手紙も沢山頂いています。私から直接返事を書くということはなかなか出来ないんですが、今は歌詞を書かせて頂いているので、そこでお返しをさせてもらっています。

――オーディションに合格され、同年にはTBSドラマ「3年B組 金八先生」にも御出演されましたが、出演が決まった時はいかがでしたか?
出演が決まったというのは母から聞いたんですが、その時は驚きと不安でいっぱいでしたね。
――軽度の障害をもつ飯島弥生役を演じられたわけですが、初演技にして難しい役どころだったのでは?
金八先生の撮影は、リハーサルと“特訓”を重ねて撮るんです。特訓は、自分なりに演技をして監督からアドバイスをもらい、憶えていくという感じでしたね。弥生ちゃんは、純粋なコなので、とにかく台詞にしても、動きにしても、一つ一つ丁寧に演じるように心がけました。
――弥生ちゃんと岩田さん、似ていると思った部分はありましたか?
う〜ん、マイペースなところですかね(笑)?。
――金八先生である、武田鉄矢さんはどんな方ですか?
武田さんは、とても優しい方ですよ!いつも皆を気遣ってくれ、差し入れを持って来てくださったり、演技についてもアドバイスして頂いたり、本当の先生みたいです(笑)。
――一番印象に残っているシーンはありますか?
やはり、ソーラン節ですね。泣きながら練習するくらい、とても辛かったんですよ(笑)。体が動かなくて、アイシングしながら撮影したり・・・。凄く努力をしてきた分、最後は役柄関係なく皆で泣いてしまいました。辛くて泣いたし、感動しても泣いたし(笑)、良い思い出になっています。
――12月30日には、「金八先生スペシャル」が放送されるそうですね。久しぶりに“同級生”と会ったご感想は?
久しぶりに皆と会ったときはの印象は、「大人っぽくなったなぁ~」って(笑)。内心では、「溶け込めるかな?」と思ったんですが、リハーサルが始まったら、いつもの賑やかな3年B組になっていました。弥生にも入り込めたし、違和感なく演じられましたね。
――今回の見どころは?
ストーリーはもちろんなんですが、以前と変わらない3年B組にも注目して観ていただきたいです。

――11月10日には、ファースト写真集「best friend」が発売されましたね。
とにかく皆さんに、私のことを知ってもらえたらいいなと思いながら撮影していました。雑誌とは違い、この写真集ではあまりポージングをしていないので、自然体の私が写っていると思います(笑)。
――岩田さんの気に入っている写真はありますか?
お魚とチュウしようとしてる写真ですかね(笑)。今までにはないような写真で、私の素の部分が出ているんじゃないかなと思います。自分でチュウしてるにも関わらず、イヤがってるんですよ。間近で魚を見てみると、結構・・・(笑)。
――(笑)!でもその写真が掲載されているんですよね?写真選びには、参加されたんですか?
そうですね、「この写真がイイ!」とか言いながら、楽しく参加させて頂きました(笑)。
――写真集の発売記念イベントとして、握手会もされたんですよね?
こういったイベントは初めてだったので、まず人の多さにビックリしました(笑)。直接、ファンの方達に声を掛けてもらえて、こんなに沢山の人が私を応援してくれているんだと・・・。気持ちがダイレクトに伝わってきて、本当に嬉しかったです 。
――握手会を開催した全会場に足を運ばれたファンの方もいるそうで、嬉しいことですね。
はい!もう、バッチリ顔も覚えましたよ(笑)。これからも頑張っていこうと思える握手会でした。

――現在放映中のグリコのCM「とろ~りクリームonプリン」では、“純真無垢な感じがピッタリだった”ということでクリームの妖精役に抜擢されましたが、それを聞いた時はいかがでしたか?
(照笑)、嬉しいですね。オーディションで初めて監督にお会いしたんですけど、絵コンテを渡され、「ちょっとやってみて?」と言われ、その場で演じたんです。何もない所で、「トントン。」って(笑) 。
――とても大きなピッチャーを持って演じられていますが、大変だったのでは?
あのクリームの入ったピッチャーが重くて、たぶん5kgくらいあったのかな・・・。でも、スタッフの方達がちょっとでも負担が軽くなるようにと、試行錯誤してくれたんですよ。そのお陰で、楽しく撮影ができました。
――一度聞いたら忘れられないフレーズがありますよね(笑)?
実は、歌うということになったのは現場に入ってからなんです、「じゃぁ、ここで歌ってみようか。」って(笑)。最初は、監督が作詞作曲をしたフレーズを歌っていたんですが、「やっぱり、やめよう。」ということで、現在のフレーズになったんですよ。
――今、ハマっていることはありますか?
洋服が好きなので買物をしたり、アンパンマンが好きで、ガチャガチャを集めたりしていますね。でも、最近集めていたシリーズのガチャガチャが無くなっちゃったんです。それが、カレーパンマンだったんですけど、残念でした。その代わりというか(笑)、この前の握手会で、ファンの方がアンパンマンのフィギュアをプレゼントして下さったんですよ!とても嬉しかったです。
――今年も残りわずかですが、一年間を振り返っていかがですか?
15年間で、一番時間が経つのが早かったですね。次から次へといろいろなことがあって、一つずつのことがあまり思い出せないくらいに、あっという間に過ぎてしまいました。
――それは、充実していたからこそですね。来年は、どういった年にしたいですか?
来年は高校に入学するので、まずは友達を沢山作りたいです。そして、お仕事では、今まで通り一生懸命に取り組み、色々と挑戦して今年よりも良い結果が出せるように頑張りたいと思っています。
――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
これからも、様々な場面で皆さんに見かけて頂けるように頑張っていきたいと思っているので、応援よろしくお願いします!