――白雪姫を演じるにあたって、役作りはされているんですか?
観に来てくれているお子さんは、白雪姫やシンデレラって、ディズニーのイメージが強いと思うんです。そのお子さんが持っている白雪姫のイメージを壊したくはないし、だからといって絶対にその通りにはいかないので、“どうしよう・・・”という葛藤はありました。でも、お芝居をしていくうちに、ストーリーもキャラクターもディズニーとは沿っているんですけど、ディズニーの白雪姫よりは少し活発で、ちょっと現実的な女の子にしてもいいのかなと。劇中、アドリブを入れたりもしているんです。

――では、いつも同じというわけではないんですね(笑)。
そうですね、でもあまり違うことをやると怒られてしまうので(笑)。でも、一つ一つ白雪姫が物事を覚えていくというストーリーの中で、笑いも涙も必要だろうし、何に対しても純粋な白雪姫だからこそ、可笑しかったり、物悲しかったり。キャラクターの筋は通しながら、二面性、三面性を出していきたいんです。それがアドリブになって出てくるんですけど。
――ミュージカルということで、振り付けや歌がありますよね?体力作りはされているんですか?
今は特にやっていないんですけど、去年は、演技の練習よりも、歌の練習のほうが多かったです。CDも出させて頂いたりしたんですが、ミュージカルというのは、ストーリーの一部として唄があり、そこに気持ちを入れて唄わないと伝わらないんですよね。でも、なかなか感覚が掴めずに、棒歌いになってしまって・・・。すぐそばにいる人だけに唄っている感じではなくて、“皆に届くように気持ちを込める”というのに苦労しました。
――ミュージカルのみどころは?
今回は特にお子さんに見てもらいたいです。もちろんファミリーミュージカルなので、どなたでも楽しめると思うんですが、もっと自然を大切にしようとか、白雪姫がひとつ何かを学ぶ度に褒められたり、失敗してもそれも経験なんだということを学んだり、そういった教育的な部分も入っているミュージカルなので、特にお子さんに観てもらいたいです。大人の方にも、社会に出て、過去に忘れてしまったものがこのミュージカルの中にあると思うので。お子さんと一緒に見に来てくれたお母さんやお父さんが感動して泣いているのを観たりするとやはり嬉しいですし、もっともっと伝えていきたいと思うので、是非一度観に来てほしいですね。

――この夏のご予定は?
ずっとミュージカルや撮影で、泊りがけで出かけられないんですよ。もし、長期休暇が取れたら一人で遠いところにいけたらなぁと思います。日本にずっといるとコジンマリしてしまうので(笑)、海外旅行に行きたいです。
――今後演じたい役はありますか?
高校生や大学生の等身大の役は沢山やらせて頂いてるんですが、まだ社会人の役を演じたことがないんです。なので、働く女性を演じてみたいです。
――最後にファンの方へ一言お願いします。
昨年観に来てくださった方ありがとうございます!そして見損なったという方、是非劇場に足を運んで下さい!またミュージカル白雪姫以外でもお仕事をしていますので、テレビを見て、「あぁ白雪姫だ!」なんて思っていただけると嬉しいです。