――劇中では、階段を駆け上ったり、廊下を走ったりとハードそうでしたが、撮影も大変だったのでは?
撮影前に「これは、絶対大変だ・・・。」と身構えていたんですけど、構え過ぎていたせいか意外と大丈夫でした(笑)。でも、パウダー状になっているアミノ酸を買って飲んだり、冬の早朝から走ることもあったので、怪我をしないように朝晩はストレッチをしていたおかげかもしれないです。青アザは出来ちゃいましたけど(笑)。
――体張りましたね(笑)!
話の流れでは右足に傷を作ることになっていたんですけど、左足に本当のアザが出来てしまって(笑)。メイクさんに左足のアザは消してもらって、右足に傷を作ってもらいました。でも、アクションが嘘っぽく見えてしまったら、観ている方は冷めちゃうと思うんです。それが凄くイヤで、アクション監督にも、なるべく自分でやりたいとお願いしました。撮影に支障をきたしたらダメですけど、そこまでいかない程度に本気で撮影しました。

――主題歌と挿入歌は黒川さんが作詞されていますが、どのようにして作られたんですか。
佐々木監督は、主人公の気持ちを全部台詞で言うのがイヤだったようで、ミュージカルみたいに、里美の気持ちを歌でも表現することになりました。監督に、「3曲作って欲しい。」と言われ、里美はどんなことを考えていたのかを意識して書きました。前後のシーンを繋ぐ重要な役割を果たしているので、歌詞に注目してもらえると里美の心情が分かると思います。
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
凄くフレンドリーな雰囲気でした。松尾敏伸さんがお兄ちゃん的存在で、皆が松尾さんの所に集まって話したりしていました。
――現場で流行ったことはありますか?
松尾さんは“刈谷健吾”というクールな先輩役だったんですけど、カッコよく決めて「“カリヤケンゴ”」と言う台詞を、「“カリヤザキケンゴ”」って間違えたんですよ(笑)。決めてるのに間違えてるのがおかしくって、それから“カリヤザキ”で盛り上がりました(笑)。
――注目してもらいたいところは?
里美が成長していく過程に注目してもらいたいです。自分は一人で出来ているわけではなく、色々な人の影響を受けて自分が出来ているんだなと感じてもらえたら嬉しいです。
――特に観てもらいたい人は?
“自分って普通だな”とか、“つまらないなぁ”と思っているような人に観てもらいたいですね。きっと観終わったあとに走りたくなるんじゃないかなぁ(笑)。

――映画が公開される4月28日(土)には、黒川さんのライブもあり、5月13日(日)にはファンの集いも行なわれますね。
レコーディングよりライブの方が好きなんですよ。ライブは皆で一つになれる場なので、自由に楽しんで臨場感を味わってもらえればと思っています。
――今後はどんな活動をしていきたいですか?
今までは、学生役を沢山やらせて頂いたんですが、もうすぐ二十歳になるので働く女性も演じていきたいですね。フライトアテンダントとか、OLとか・・・、色々と演じてみたいです。そして、目の前にあるお仕事を精一杯やっていきたいと思っています。
――プライベートでは?
これからも出会いの場が増えていくと思うので、人との繋がりを大切にしながら色々な方からお話しを聞いて吸収していきたいです。
――お酒も飲めるようになりますからね(笑)。
あぁ~、でも飲めるかわからないですけど(笑)。
――最後にファンの方にメッセージを。
これからも色々なことにチャレンジしていきたいと思っているので、温かく見守ってください!