――デビューのきっかけは?
ミスマガジンのコンテストで「読者特別賞」を頂いたのがきっかけです。
――芸能界に憧れはありましたか?
それが、全然・・・(笑)。あまり目立つことが好きじゃなかったんですよ。
――そうなんですか(笑)!?では、どのような経緯で?
友達のお姉さんがこの事務所(ファンタスタープロモーション)に所属していたんです。高校2年生の時に、その友達が「事務所の人が背の高いコを探しているから話だけでも聞いてみたら?」と教えてくれて。それで話を聞いて事務所に所属することになり、社長が“ミスマガ”に応募してくれたんです。

――そして、みごと書類審査が通って、選考会に進んだわけですよね。
まず予選があり、私服と水着のカメラテストをしてその中から16人に絞られるんです。それから雑誌に載り、読者の方からの応募で5人選ばれ、最後にグランプリが決まるんですけど・・・、その時もあまり“芸能界に入りたい!”という強い思いがあったわけではなく、選ばれると“DVDを撮りにタヒチに行ける”“賞金がもらえる”というところに凄く惹かれていました(笑)。「ヨシ!絶対受かりたい!!」って(笑)。
――最初は軽いノリだったものが、お仕事として続けていこうと思わせたきっかけはあるんですか?
ちゃんとこの仕事をやっていこうと思ったのは最近なんです。最初の頃は何もかもが初めてで必死だったんですけど、続けていくうちに慣れてくる部分もあり、『私、本当にやりたいのかなぁ・・・?』って考えてしまうこともありました。だから、オーディションに行ったときも「頑張ってるのは分かるんだけど、いまいちやる気が伝わってこない。」って色々な方から言われて・・・。それから、映画『ペルソナ』のアクション監督だった谷垣さんにお会いして注意されたんですよ、「本当に大丈夫なの!?」って。今までの方は直接ではなくて、スタッフさんを通してだったんですけど、谷垣さんは直接で。正直なところ、直接言われてちょっと・・・ムッと(笑)。でも、それは自分が今まで中途半端だったからだと分かって、そこから変わりました。
――学生時代は新体操で国体に出場されましたけど、その道で進もうとは考えなかったんですか?
新体操はインターハイと国体に出場して完全燃焼したので、そういった考えはなかったですね。

――今まで仕事をしていて、一番辛いと思ったことは?
あまり“辛いなぁ”って思ったりしないんです。あっ!でも、グラビアの撮影でロスの砂漠に行ったときは大変でした。午前中の時点で42度あったんですよ。現地の人にも「これから砂漠に行くの!?クレイジーだね!」って言われて(笑)。コーディネーターの方にも「日が落ちてからじゃないとムリですよ。」と言われたのに、何故か撮りに行ったんです。しかも、バギーも用意してなかったので、30分以上砂漠を歩いて、そこから撮影を2,3時間しました。私はあまり文句とか言わないんですけど、その時はさすがに「もぉ、いいんじゃないですか?」って言いました。スタッフさんもシーンとしてしまっているし、タレントさんが何も言わないと自分達も言えないような雰囲気ってあるんですよね。だから“ココは私が言わなくちゃ!”と思って、言いました(笑)。
――相当大変でしたね。
誰かが言わないとと思って(笑)。
――逆に、この仕事をしていて良かったと思うことは?
自分のやってきたことが、作品として残していけるので嬉しいです。きっと、何年後かに写真や映像を観てその時のことを思い出したりするんだろうなぁって。