――お二人は、高校の同級生ということなんですが、お互いの第一印象とか憶えていらっしゃいますか?
伊達(以降 伊):いや…、同じような体格したヤツがいるなぁって。
富沢(以降 富):カワイイ目をした人だなぁと・・・(笑)。
――もちろんその頃はお笑いの方へ進もうとは考えていなかったわけですよね?そう思われたきっかけは?
富:サラリーマンになりたくなくかったんですよ(笑)。学校を卒業してからしばらくした頃、仙台で毎週お笑いライブをやるイベントがあって、おもしろそうだなと思い応募したのがきっかけです。その時に伊達を誘ったんですけど、もう仕事をしていたので他の相方と組んで。でも、コイツ(伊達)が面白いの知ってたので、組んでやりたいなぁとは、ずっと思ってました。
――伊達さんは、富沢さんのお誘いを受けられたんですね。悩みませんでしたか?
伊:僕、5年くらい社会人としてやっていたんですけど・・・(笑)。それを辞めて、組みました。
富:組んだ頃には、仙台のお笑いライブがなくなってしまったので、お笑いやるなら東京に行くしかないっていうことになって。もし、そのお笑いライブが続いていたら、ずっと仙台でやっていたかもしれないですね。

――東京に進出されてから、ずっとお二人で住まわれてたということだったんですが、喧嘩とかしませんでしたか?
伊:全然しなかったですね。というか、干渉してないので(笑)。あとは妥協です!
富:同じですよ(笑)。もう、気になることを一々言っていたら、それこそ喧嘩になるので、あとは妥協(笑)。
――いろいろお仕事をされてきた中で、これは一番辛かったと思ったことは?
伊:テレビに出る前の営業。知名度0だった頃の学祭とか、辛かったですよ(笑)。
――逆にやっていて良かったと思うことは?
富:今やっているネタも昔から作っていたものだったりするんですけど、ウケてくれるのを目の当たりにして今までやってきたことが認めてもらえたんだなという思いはあります。今は観てもらえる機会も格段に増えたし、観てもらえないと面白さは伝わらないので、良かったなと思います。
――さて、12月1日に書籍『ちょっと何書いてんのかわかんないです……!!』が発売されますね。これは富沢さんが以前書いていたコラムが基ということですが、書籍化のお話をもらったときはいかがでしたか?
富:“何言ってんの?”って(笑)。本にして誰が買うんだと、為になるようなことも書いてないし。
伊:独り言みたいなもんだよな。
富:誰かに買って読んでもらうなんて、全く前提にしてなかったから視野も狭いし。

――でも、拝見させて頂きましたが面白いですよね。富沢さんの頭ではこんなことを考えてるんだなぁと思いました。
富:でも、9割方が金○の話だから(笑)。
伊:読む人も、金○が好きなんだろうね(笑)。
――(笑)!伊達さんは、読んでいかがでしたか?
伊:本、読んでないです(笑)。基本、病んでるヤツが書いてるんで…。
富:病んでる人が買うと思いますよ。
――発売記念イベントなんかもあるんでしょうか?
富:やらないです(笑)。
――やる気もあまりないと(笑)?
富:ないですねぇ・・・(笑)。(一同笑)
だって、病んでる人達が並ぶわけでしょ?
――ちょっと見てみたい気もしますけど。
富:それは、客観的には良いかもしれないですけど、僕は当事者ですよ(笑)?
伊:病んでる人同士の握手・・・(笑)。

――実際どんな方が買ってくださるのか気になりますね。
富:気になります。