――本作はアクションシーンも見どころとなっていますが、体をあまり動かさずに、マイクの前で演じるのはいかがでしたか?
アクションの息づかいは、普段の映像作品の中でもたまにあるんです。実写作品での経験が生きて良かったなと思いました。
――普段のお芝居で声を意識することはありますか?
ほとんどないですね。たまに監督とお話しする中で、私の声質を鑑みてもう少し大きくであったり、もうちょっと高く、低く、という指摘があるくらいかなと思います。
――実際に完成した作品をご覧になって、自分の声を聞いた率直な感想はいかがでしたか?
見た目のポップさと、そこで起きていることの激しさのギャップがすごく素敵だなと思いましたし、可愛い女の子たちのアクションシーンは迫力も満点で、この作品でしか得られない要素もあるので面白くて、私も観ていて楽しかったです。普段、自分が出演した作品を試写で観ることがありますが、いつもの10倍ぐらい緊張しました……(苦笑)。満足することは絶対にないですし、こうすれば良かったなって反省点ばかりですが、今回はまた違った緊張感もありました。
映像がついて、音楽が乗って、独特な疾走感みたいなものをすごく感じられる作品だったなと思い、世界観に入り込める感じがありました。
――ほかの作品もご覧になりましたか?
拝見しました。それぞれが全然違う作品で、設定も場面も違いますが、続けて観ると『GROTESQQQUE -グロテスク-』という一つの作品に繋がっていてすごいなと思いました。『エリィアンズ』はポップで可愛らしくて楽しい印象でしたが、その中で異質な物への違和感や自分が知らないものに対する恐怖という感情と切なさのギャップがすごく面白いなと思いました。
『ノクターン~このグロテスクな夜に~』は対照的に、静かで美しい作品だなという印象で、“美しい”と“怖い”が同時に存在しているのが不思議な気持ちになりましたし、映像も綺麗で、引き込まれました。


 

――南さんがもし〈QoB〉に参加することになったら積極的に参加しますか?
FPSやゲームが好きなので、意外と楽しめるかなと思います。野良は嫌なので、何人かの友だちと参加したい気持ちはあります。協調性があるかどうかは分かりませんが(笑)。
――〈QoB〉では少女たちが勝者【クイーン】を目指していきますが、南さんの中でこれは他の人には負けないと自信があるものがあれば教えてください
思い切りは良い方だと思います。普段の生活をする中でも、作品をやる上でも、思い切りと度胸だけは忘れずに持っています。
――本作は「自分の居場所」が一つのテーマにあると思いますが、南さんご自身が自分らしくいられる、大切な居場所はありますか?
人と話すのがすごく好きで、疲れた時のリフレッシュ方法でもあるので、友だちといる時や家族がいる時、自分の好きな人たちといる時間は安心できて、自分らしくいられます。
――友だちとはどこかに遊びに行くことが多いですか?
遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったりとかですね。結構アクティブで、動物園も行ったりします。先日、友だちと富士サファリパークに行きました!
――今回アニメーション映画の声を務めて、今後、アニメの見方は変わりそうでしょうか?
意識は変えたいなと思っています。次の声のお仕事の時もそうですし、普段の映像作品にも役立つことはきっとあると思うので、色んなことを吸収できるようにしたいです。
――作品を通して、どのようなことを伝えたいですか?
脚本を読ませていただいた時に、自分の居場所を自分自身で探していくことが一つのテーマでもあるのかなと思いました。自分の居場所は元からあるものではなく、自分で作ったり見つけたりしていくものなんだと感じたので、観てくださる方にも伝わったら嬉しいです。
――最後に、作品を楽しみにしている方々へメッセージをお願いします
3作品あるので、普段アニメにあまり触れていない方でも見やすいと思います。キャラクターがたくさん出てくるので、観てくださる方が好きなキャラクターを見つけるのも面白いと思いますので、楽しんでいただきたいです。

撮影:秋葉巧