――2005年12月ぶりにご登場ということで、この5年間を振り返っていかがですか?
あっというまでしたね。まだ1~2年前位の感覚です。時間がたつのが仕事を始めてからは本当に早いです。
――5年間で女優として成長したなと感じるときはありますか?
金八先生の頃は初めて演技をして「演技をする」っていう感覚でその場に居なかったんですよ。だんだん本当にちょっとずつなんですけど、役作りをするようになったり、人の演技を見るようになったりとか、演技に対して興味を持ち始めたのは成長かなって思います。

――映画「ハナばあちゃん!!」の大まかなストーリーを教えてください。
秋田の大舘という場所があって、地域の良い所を紹介しながらストーリーが展開されていく、町おこしのような映画です。恋愛もあったり、人の優しさがつまった映画です。
――岩田さん演じる役はどのような役ですか?
東京の専門学校に通っていて、挫折して秋田に戻ってくる女の子の役です。
――岩田さん演じる浅田理美と岩田さんでリンクする部分はありますか?
理美は曲がった事が大嫌いで、とにかくまっすぐな性格なんです。私は4人兄弟で兄が3人いる中で育ったので、負けず嫌いというか、頑固なところは理美に共感できます。
――ロケ地の秋田はどんな所でしたか?
本当に田舎でした。家も何もなくて、見渡す限りの田んぼの景色とか。
――この映画は地域の方々も多く携わっているとのことですが、地元の方との交流はありましたか?
2週間くらい秋田に行きっぱなしでずっと撮影だったんですよ。地元の方は撮影スタッフと言う事で撮影に協力してくださって。ちょうどこの映画の本読みの日がハタチの誕生日だったので、現場で終ってからお酒を飲んだりとか、秋田の美味しいものとかを教えてもらいました。
――ご当地グルメは楽しめましたか?
そうですね。きりたんぽとか映画にも出てくるんですけど、色々楽しめました。

――映画「ハナばぁちゃん!!」はどんな人に見てほしいと思いますか?
地元に帰るっていう事がすごく温かい気持ちになれるような映画なので、地元を思い出したい人とかですかね。本当に秋田一色の映画なので、秋田出身の人は訛りとかも懐かしく感じるのかなと思います。秋田の良い所が知れる映画だと思うので、旅行が好きな方は観光ブックみたいな感じで見て頂けると思います。
――映画中訛りや方言は話しましたか?
そうですね。私は東京に行っていたっていう役なので訛りがそこまで強くは無いんですけど、最初に秋田の方が実際に読んだセリフが入ったCDを頂いたので、それを繰り返し聞いて練習しました。
――訛りは難しかったですか?
はい。初めは全然訛れなくて苦労しました。みんな仲が良いので、カメラマンさんには「最初訛れてなかったよね」って言われました(笑)
――映画の見どころを教えてください。
やっぱり秋田の風景だったり、訛りも「こんな訛りがあるのか!」と新鮮ですし、人の思いやりとか優しさが詰まっている所ですね。