――デビューのきっかけは女優の北乃きいさんからのスカウトと伺いました。北乃さんご本人から声をかけられたときのお気持ちはいかがでしたか?
すごくビックリしました。最初、北乃さんはマスクをかけていたので気がつかなくて、知らない人からスカウトを受けて、どうしようって気持ちが大きかったです。
――芸能界にはもともと興味は無かったそうですが、芸能界入りを決めた大きなポイントは何だったんでしょう。
スカウトされてからマネージャーさんとか事務所の人が家に来て、お話ししているうちに、やってみたいなって気持ちが高まってきました。元々テレビ好きだったけど、スカウトされてからは更によく見るようになって、もっとやりたいと思うようになりました。
――スカウトされたことを知ったご家族やお友達の反応はいかがでしたか?
友達には言ってなかったんですよ。それに家族には反対されていました。「まだ彩希には大変なんじゃない?」って言われていたんですけど、私が「やりたい!」って言って決めました。
――芸名は北乃さんに合わせて「南乃」で、「彩希」のお名前は北乃さんが考えられたそうですね。ご自身の芸名を見たときの感想を教えてください。
すごく嬉しかったです!名前をもらったときに「ああ、これが私の名前なんだ。」って思いました。あと意味も込められていて、すごく良いなあって思いました。
――事務所に所属してから、北乃さんとの交流などはありますか?
「悪夢ちゃん」のオーディションのセリフを練習していた時に、電話で北乃さんが演技の練習を一緒にしてくれたことがありました。もう、すごくドキドキしました!

――10月スタートのドラマ「悪夢ちゃん」に出演されていますが、出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。
電話でマネージャーさんから出演が決まった事を聞いて、初めての連続ドラマなので、すごく嬉しくて、飛び跳ねて喜びました(笑)。「決まったんだ!」と思って、ほっとした気持ちもありましたね。
――オーディションではどんな審査があったんでしょう?
演技の他にも、遊びの含まれた審査があって、「だるまさんが転んだ」をやりました(笑)。
――南乃さんが演じられるのは、どんな役でしょうか?
木下萌ちゃんという、すごくテンションが高くて、元気で明るい役です。いつも喋っていて、前に出ていく子ですね。私も元々、クラスではよく話す方なので似ているなって思います。皆の前で発言したりすることも多い役なので、そういうところではハキハキと話すようにしています。
――初めての演技かと思います。セリフの練習や収録前の準備はどのようにしていますか?
台本を読みながら、お母さんにも手伝ってもらって一緒に演技の練習をしています。
――撮影や演技が難しかったシーンはありますか?
4話で人を無視する場面があったんですが、そういうことをやったことがなかったので、意地悪そうにするのが難しかったです。撮影中は、カット毎の一瞬で気持ちを高めたりするのが難しいなあと思いました。
――ドラマのお仕事や現場で驚いたことはありますか?
自分がドラマを見ているときは話が繋がっているように見えるけど、実際はシーンごとの撮影があって、カットをつなぎ合わせる編集がすごいんだなって思いました!

――同年代のキャストの方がたくさんいらっしゃいますが、撮影の合間などではどんなお話をされていますか?
恐い話が流行っています!話している子がすごいリアルに話すんですよー。もうそれがすっごく怖くて!嘘だと思えば意外と平気だと思うんですけど、ちょっとドキドキしながら聞いています(笑)。学校ではそんなに恐い話はしないんですけど、学校行事で八ヶ岳に行ったときとか、場所と雰囲気によっては恐い話をします(笑)。
――木村真那月さん演じる古藤さん(悪夢ちゃん)は予知夢で未来が見える、という設定ですね。南乃さんも変わった夢を見ることはありますか?
ついこの間なんですけど、お父さんがいつものお父さんじゃなくて、何かに取り憑かれちゃったみたいに怖い人になった夢を見たんですよ。それで、私たち家族は怖いお父さんから逃げるために、身の回りの荷物をまとめて近くの駅にこっそり逃げて行くっていう夢でした。見て嬉しかった夢だと、私ルパン三世が好きなんですけど、ルパンと一緒にペットショップとかに行く夢を見ました!ルパンが色々盗みにいく場面に私も一緒にいるんです(笑)。
――放送時は、ご自身の出演シーンなどご覧になりましたか?
お父さんや姉と一緒に「いよいよだよ!いよいよだよ!」って緊張しながら見ました。まだ自分が映っているのは見慣れなくて、毎回「始まる!」と思いながら見ています。今まで撮ったシーンの積み重ねが1時間のドラマになっているっていうのが嬉しいです。
――ご家族やお友達の反応はいかがでしたか?
家族には「出てたじゃーん!」って言われたり、「ここ、練習したところだね!」って言われました。学校では男女問わず声をかけられたりしましたね。