――ここからはお仕事についてお伺いします。現在放送している『時をかけるな、恋人たち』に出演されていますが、お話が来た時のお気持ちはいかがでしたか
『時をかけるな、恋人たち』のプロデューサーさんとは『TWO WEEKS』の時に一緒にお仕事をさせてもらっています。また岡光(寛子)さんと白石(裕菜)さんとご一緒できる!嬉しい!って思いました。あとは、吉岡里帆さんの幼少期役なんだ、とか柊木(陽太)くんとまた共演出来るんだと思って、撮影がすごく楽しみで嬉しい気持ちでいっぱいになりました!
――台本を読んだ感想は?
すごく面白いです!セリフもそうですし、登場人物の様子を表す文(ト書)も面白くて、ケラケラ笑いながら台本を読んでいました。
――お芝居をする時は何を意識していましたか?
廻ちゃんの幼少期の恋のお話なのですが、恋って多くの人が通る道じゃないですか。だからドラマを観てくださっている方にこんなことがあったなとか、自然と感情移入してもらえるような演じ方を出来たらと思って、撮影に挑みました。

――稲垣さんが普段お芝居をする時に気をつけていることは?
頭で考えないことです。例えば、廻ちゃんは頭で考えて言葉を言ったり気持ちを動かしているわけじゃないので、頭で考えずに気持ちで演技をすることができるように心がけています。
――稲垣さんと廻、似ているところはありましたか?
性格はあまり似てないのですが、廻ちゃんが絵を描くシーンがあって、私も絵を描くのが好きなので一緒なのが嬉しかったです。
――吉岡里帆さんはどんな方でしたか?
柔らかい雰囲気の方です。吉岡さんも中学生時代に吹奏楽部に入っていたらしくて、「来泉ちゃん吹奏楽部なの?」って話しかけてくださって、吹奏楽部のお話で盛り上がりました!すごく優しい方でした!
――撮影中のエピソードを教えてください
休憩時間に永山(瑛太)さんと柊木くんと私で変顔大会をやることになって、その時に永山さんが変顔を見せてくださって、それが面白かったです!その後、私と柊木くんが永山さんの反対側を向いて、振り返った時にどっちの変顔がすごいかっていう対決をしたのですが、変顔をしたのは私だけで、柊木くんは真顔でこっちを見ていただけだったんです!私はそれに気づかなくて!だから永山さんが「陽太は変顔でメイク室に入ってくる」って罰ゲームを決めたりして(笑)。とても楽しかったです!

――もし、稲垣さんがタイムトラベルできるなら過去と未来どちらに行きたいですか?
過去です!過去しか行きたくないです!
――それはなぜですか?
小学生の時に、給食中に変顔をしすぎて……
――変顔ばかりしてますね(笑)
中学生になってからは抑えていたのですが、小学生の時に給食を食べながら変顔をしていて、それが黒歴史なんです!だから過去を変えたいです!無かったことにしたい!それに、高学年の時、昼休みにドッジボールをしていて、ボールを投げようとしたら後ろに転がっちゃって、空振りみたいになったのがすごく恥ずかしかったので、それも塗り替えたいです。
――そんなお茶目な一面があるなんて意外でした(笑)
友だちとはそんなことしかしていないです(笑)
――今後のドラマの見どころや楽しみにしてほしいところがあれば教えてください
家のシーンで、吉岡さんと私が一緒にいる時に、容姿で重なるところがあるので、それがどこか注目して見てほしいです!
――稲垣さんが憧れている役者さんはいますか?
吉川愛さんです。作品でご一緒したことはないのですが、吉川さんのお芝居を見た時に、ふんわりした雰囲気の女の子の演技もできて、人を罵倒する演技もできるのがすごいなと思って、私も色んな役ができる役者さんになりたいなと思いました。
――今後、演じてみたい役や出演してみたい作品は?
今まで良い子の役を演じることが多かったので、ちょっと悪い子とか、不思議な雰囲気の役柄も挑戦してみたいです。
――最後にファンの方々へメッセージをお願いします
私はお芝居をすることが好きなので、これからもどんどん新しいことに挑戦したいです。これまでにない役に出会った時、また新しい一面が出てくるかもしれないので、色んな役ができるようにこれからも頑張るので、温かい目で見ていただけたら嬉しいです!


撮影:秋葉 巧、ヘアメイク:小池裕輔