――真冬の撮影で大変かと思いますが、何か寒さ対策で行っていることはありますか?
制服なので足に巻けるように電気毛布を買いました。今は2代目を使っているのですが、1代目はどうしても長さが足りず、下にボタンが無いから立っていても開いちゃって寒かったんです。バッテリーもすぐに切れてしまうので2代目を買ったのに、大きいバッテリーが足元に付いているので歩くたびに攻撃されて……(笑)。今はまた新しいものを買おうと検討しています。
――確かに制服だと足元が寒そうですね
この間、真悠ちゃんと私たちも男子たちが着ている学ランを着たいねって話していました(笑)。白い学ランかっこいいなと思って。

――作品にちなみまして、吉川さんが日々の生活の中で革命を起こしたいことはありますか?
最近コタツを買いまして、人生で初めてコタツに入ったんです。今までは皆から「動けなくなるよ」って言われても意味が全然分かっていなかったんですけど、本当に動けなくなりました。今はコタツに入りながら何かできないかな……とか色々と考えています。だから、現場に大きいコタツがあったら嬉しいです。
――他のキャストさんやスタッフさんも喜ぶかもしれませんね(笑)
そうですね。でも、もしかしたら皆コタツから出てこないかもしれない……。撮影がなかなか始まらなくなるかもしれないですが、現場にコタツが置かれるという革命が起きたら良いなって思います(笑)
――作品の見どころや楽しみにしてほしいところを教えてください
マルスメンバー含めて、個性豊かなキャラクターがたくさん出てきます。それぞれが抱えているものが次々と明かされていくので楽しみにしていただきたいです。
――ご自身の役で注目してほしいところはありますか?
今はまだ掴みどころがない普通の女の子なので、何とも言えないのですが……。2話に出てくる久高(井上祐貴さん)との掛け合いは、モニターで見ていても楽しかったので見どころです!

――ここからは吉川さんご自身についてもお伺いします。これまで様々なドラマや映画、舞台に出演されていますが、お芝居のどのようなところにやりがいを感じていますか?
普段経験できないことができることです。それこそ、私の今の年齢で制服を着ていたらコスプレになるじゃないですか?でもこの職業だと“仕事”になるのが面白いですよね。カフェの店員から殺人鬼まで、色んな体験ができるのが一番面白いポイントなのかなと思います。
――役を演じる時に大切にしていることはありますか?
最初にプランを決めておかないこと、です。行動とか言い方とかを前もって考えていかないように意識しています。台本を読んでいると、このセリフは強く言おう、この単語は強調して言おう、悲しく言おうとイメージできるのですが、実際に演じる時は相手の方がいらっしゃるのでお芝居をしている中で変わることが多いんですよね。相手の方に合わせたお芝居をしないと嘘くさい掛け合いになってしまうので、絶対に決めないでいくようにしています。
――昨年は舞台『レイディマクベス』に出演し、事務所の先輩でもある天海祐希さんとも共演されていました。振り返ってみていかがでしたか?
内容的にもハードだったので大変なことが多かったですが、すごく良い経験になりました。大好きな天海さんと一緒にお仕事をすることもできましたし、映像のお芝居だと1カットごとでお芝居が区切られますが、ずっとその感情を持ったまま演技ができるというのは演じている側としてはすごく楽で、だからこそ集中力を保たなきゃいけないのは大変ですが、良い経験でした。

――そして、2月には1年半ぶりのファンイベントが開催されますが、今の心境は?
私はファンイベントをするのが好きなんだな、ということに気がつきました。ファンの方とお会いする機会ってなかなかないんですよね。舞台挨拶や記者会見以外でファンの皆さまとお会いする機会がないんです。だから直接お会いできて、うちわとかも作って来てくださって、直接愛をもらえる、付き添いの方もいらっしゃるかもしれませんが、会場内には私のことが好きな方や、私のことをもっと知ろうとしてくださる方がいっぱい集まってくださるので、そんな嬉しいことはないなと思います!私自身もすごく楽しみなので、帰る時に楽しかったと言ってもらえるようなファンイベントができたらと思っています。
――イベント内容は現在構想中ですか?
まだ色々と構想中ですね。普段あまり見ないようなファンイベントができたらな……って思うので、良い案がないか考えています。
――今年やりたいことはありますか?
プライベートでは旅行に行きたいです!桜田ひよりちゃんと仲が良いんですけど、ひよりとどこかに行ったことがなくて。友だち歴が5年くらいで結構長い付き合いなのですが、まだ泊まりで旅行をしたことがないので願望があります。今年はどこかに行こう!と二人で話はしています。
――お仕事面で、挑戦してみたい役や出演してみたい作品は?
挑戦してみたい役が具体的に思いつかないのですが、いただいた役を全力でできたら良いなと思います。でも、強いて言うならサイコパスっぽい役に挑戦してみたいです。体力もメンタルも削られそうだけど、私がサイコパスを演じたらどうなるんだろうって気になります。
――ありがとうございます。それでは最後にファンの方々へメッセージをお願いします
『マルス』はどんどん次が気になっていく内容で見ていて飽きないと思います。ぜひ最初から最後まで見届けていただけたら嬉しいです。一人一人の個性が強いので、推しを作って楽しんでもらえたらいいなと思っています!


撮影:泉健也