――デビューのきっかけを教えてください
- 2014年のミスワールドに出場し、その時に審査員特別賞をもらって今の事務所に声をかけていただいたのがきっかけでこの世界に入りました。
――ミスワールドにはどういった経緯で出場を？
- 大学3年生の時に出場したのですが、実は就職を考えていました（笑）。ちょうど友達とどこの会社を受けようかなって話していた時に「大学最後の思い出として出てみたら？」と勧められたのがきっかけです。友人の一言のおかげで今ここにいます。
――自分から出てみようとは思わなかった？
- そういうのはなかったです。初めに友達から言われた時も、「無理！」と思って断ってました。
――なにが1番“無理”だったんでしょう？
- 人見知りであったこともありますが、世界大会でずっと英語で1ヶ月過ごさなきゃいけないって聞いていたので（苦笑）。
――大学でも外国語を専攻されているし、英語は得意なのでは……
- 得意ってほどではないんです……。世界大会中もわからない英語とかもやっぱりあるので、その時はルームメイトの子に簡単な英語で言い変えてもらったりしました。なんとかなったという感じです（笑）
――小さい頃はどんな子供でしたか？
- 幼稚園の頃は本当にしゃべらなかったです。おとなしいというレベルではなくてしゃべらないんです！お遊戯会でもみんなが手をつないでわーってやっているなか、ぼーっとして（笑）。にらみつけているような目で母の方を見ていたそうです。だからその当時を知っている人達からすれば、私がこの仕事をするなんてありえない！くらいの感じです。
――デビューされて周囲の反応はいかがですか？
- 喜んでくれました。ドラマも見たよとか言ってくれますし、ポスターとかあると写真撮って送ってくれます。そういうのをもらうと、やっぱりもっと頑張らなきゃと思います。
――昨年、女優宣言されて、このドラマが決まった時の率直な気持ちはいかがでした？
- とにかく嬉しかったです。ですが、ドラマの他の出演者を聞いたときに、「三浦さんと黒木さんと同じドラマか……、ここに出て大丈夫かな」と思いました。
――お二人にお会いした時の印象は？
- 現場の見学には行かせて頂いてお会いした時、三浦さんが差し入れのお菓子を持ってきてくださって。「これ食べてなー」とすごい優しく話しかけて下さって、本当にステキな方だなと思いました。
――ちなみに、女優宣言されてから意識的に取り組んできたことは何かありますか?
- 毎週演技レッスンを受け、勉強してインした。加えて、いろいろな作品をレッスンを見るようになって、暇な時間の使い方が変わりました。今まではジムにいっていた時間などを、この時間があるなら1本映画みれるとか、DVDみれるとか演技に関する時間に費やすようになりました。
――憧れの女優さんは上戸彩さんだとか
- 小学生の頃に「エースをねらえ」を見ていて、初めてドラマをみようという気持ちが芽生えました。それまでは親が見ているから、一緒にみていたり、テレビがついてるから見てる感じだったんですけど、自分から進んでこれを見ようと思ったのが上戸さんが出ている作品が初めてでした。ずっと憧れです。
――お気に入りの作品は？
- 「アテンションプリーズ」です。見たときに、本当にCAになろうと思いました（笑）。
――今回の「就活家族」では就職活動中の大学生を演じます。どういう役作りをされていましたか？
- 普段電車で就活生をみるといろいろ想像していました。表情が暗い子を見ると「失敗しちゃったのかな」と勝手に想像して、その時の表情とか、演技の参考にしました。
――先程も就活しようと思っていたとおっしゃっていましたが、就活自体はかなり身近なものだったのでは？
- そうですね。周りの友人が就活を実際にしていてその時の話や、全然決まらなくて悩んでいるみたいな話もきいていたので。実際に私がオーディションに落ち続けていた時期もあったので、その気持ちは戸川加奈という役に共感できるところがあると思いました。
――演じられている戸川加奈について
- 加奈は、すごい素直な子だと思います。
自分の思ったことを言わないと気が済まないと言うか、周りの人が先生に対して何も言えない中で、加奈は自分の気持ちを伝えようとするし、みんなが目をそらしている中、一人だけちゃんと先生にはむかって目を見続けていたりと。そういうことが出来る子なんです。
