――7月に歌手デビューを控えて、今どんな心境ですか?
PVやショートムービーも完成してきて、いよいよこれでやっとみんなに聞いてもらえるなというワクワクした気持ちです。
――歌手デビューが決まって家族や友達など周囲の反響は?
とにかく家族は一番喜んでくれました。友達は私が歌うイメージがなかったみたいでビックリしていたんですが、「楽しみにしてるね」と連絡をくれたり。
――水谷さんと言えば、女優としてNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」はじめ、ドラマや映画にも出演されていますが、今回音楽活動を始めるきっかけになったのはなんだったんでしょう
オーディションで歌の審査がある時があって。もともと歌は好きだけどあんまり得意だと思ったことがなかったのですが、練習するようになって歌う機会が増えるにつれて、もっと練習してみたいという気持ちが大きくなっていったことがきっかけです。
――デビュー曲は水谷さんの透き通った歌声が印象的でした
ありがとうございます!この何ヶ月間かは毎日、自主練みたいな感じでレッスン室に通って、練習するという日々でした。
――普段、お友達とカラオケには行ったりすることはありますか?
お友達とはあんまり行かなかったんです、学生時代は。家族とたまに行くくらいだったのですが、最近は1人カラオケに行くことが増えました。
――水谷さんの十八番を教えてください
私、昭和の曲を歌った方が点数が高くて(笑)。松田聖子さんの「赤いスイートピー」を歌います。
――最高点は?
機械によって甘かったり厳しかったりするのですが、すごい厳しい採点で92、3点。なかなか90点が出なくて、ずっとその曲ばっかり歌っていました(笑)。

――楽曲「青い涙」は、切ないミディアムバラードで大人ならだれもが共感してしまう歌詞が印象的です。初めて聞いた時の印象はいかがでしたか?
この曲をいただいた当時は自分がまだ大人という感じがしなくて、大人の人の曲だなという印象がありました。歌って行くうちに、だんだん共感できるようになったというか、自分自身も今年二十歳になったので大人になって行くまでの道のりが身近に感じられるようになりました。
――歌詞で具体的に共感できるところは?
〝幼いころに願いをかけたあの日の月のように〟というところがすごく好きです。私は静岡出身で、家の近くから夜景が見えるんです。満月とか月のきれいな日は家族みんなでお庭に出て星を見たりとか、小さい時からそういう想い出があるので、この曲を歌うと思い出します。
――「恋のレシピ」は対照的に甘酸っぱい恋の楽しさが詰まった曲ですね。こちらの印象は?
うまくいかなかったり切なかったり、私が歌う曲にはそういう歌詞が多かったので「恋のレシピ」は幸せな楽しい歌。私も普段楽しいという感情の方が多いので歌いやすかったです。歌っていて楽しい、好きな曲です。
――ショートムービー「明日、アリゼの浜辺で」について。ニューカレドニアでの撮影はいかがでしたか?
ニューカレドニアはすごくいいところで、撮影のために無人島へ行ったりダイビングも体験して、ウミガメと近い距離で泳ぐことができました。本当に自然が豊かで一番ビックリしたのが、ニューカレドニアの人は生ゴミを海に捨てること。だからレストランとかでパンが余ると、ちぎって全部海に投げるんです(笑)。そうすると魚がすごく寄ってきて、魚の餌になるらしくて。現地の人と生き物が共存している感じがあって、印象的でした。
――この現場ならではのエピソードがあれば教えてください
現地のご飯屋さんにたくさん連れて行ってもらったのですが、天使の海老という海老がすごくおいしかったです。ごはんが本当においしかったです。