――デビューのきっかけを教えてください
中学校2年生、14歳の時に受けたオーディションがきっかけでこの世界に入りました。
――声優というお仕事に興味を持ったのは?
5歳の時です。当時アニメ「犬夜叉」のキャラクターが大好きだったんですけど、そのキャラクターに声を当てている人がいるということを両親に聞いたことがきっかけで目指すようになりました。
――オーディションには自分から応募を?
いえ、母が教えてくれたのをきっかけに、でしたね。
――小さい頃はどんな子供でしたか?
小さな頃はすごくおませでした。子供っぽい子供と言うよりは、気にしいだったのでお正月に一年ぶりに会う親戚には人見知りをしてしまいましたね。元気いっぱいというよりは、ちょっと大人しめな子でした。
――では、ご自身では今の自分はどんな性格だと思いますか?
犬っぽいというのはよく友達から言われます。最初は警戒心が強いんですけど、仲良くなった人にはすごく懐く(笑)。この人とは大丈夫、お話出来るなって思った人には自分から話しかけに行きます。

――20歳の誕生日にシングル「夢のつぼみ」で歌手としてメジャーデビュー。歌手デビューの話を聞いたときはどういう気持ちでしたか?
すごくすごくびっくりしました! ただ声優を目指した時、自分が見ていた雑誌にも載っていた“声優アーティスト”と言われるジャンルの中で活躍されている方に私もなりたいという思いはありました。アーティストになりたいって気持ちでいても、やっぱりご縁がないとなかなか難しかったりする中で、20歳の誕生日にデビューをしてみませんか?というお話をいただいたことは本当にうれしく思いました。
――ちなみに小さい頃に影響を受けたアーティストは?
小さい頃はアイドルが好きで、当時モーニング娘。さん、SPEEDさん、鈴木亜美さんに憧れていましたね。特にモーニング娘。さんは家族でライブを観に行くくらい好きでした。
――先ほど人見知りだという話もでましたがライブ活動など、人前で歌ったりするのはどうでしょう
まだまだ緊張でいっぱいなんですけど、そんな自分の歌を聞くために皆さんがこの場所まで会いに来てくれているという感謝の思いで歌っています。まだ楽しむというよりは、皆さんに届いてるかなって確認しながら歌う事に必死で、なかなか皆さんを魅了できるようなステージが出来ているかっていうと……。これからもっと頑張らなくちゃ、と思っています。
――2013年にはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に女優として出演。演技の仕事と言うのは声優のお仕事とはまた違った大変さもあったのでは?
そうですね。アニメーションのお芝居はアニメの絵があって、そこに私たちが声をつけていくものですけど、姿が映るお仕事っていうのは全部を自分で作らなくちゃいけない。ひとつひとつの動きやセリフはもちろん、目線やそういったものが全部見透かされているようだと感じました。そういう意味では全く別世界だったと思います。
――その年の暮れには「紅白歌合戦」にも出場しています。周りからの反響も大きかったでしょうね
本当に全国で放送になっている事の大きさを知った、そんな1日でしたね。私、年が明ける手前の年末のお仕事が紅白歌合戦っていうのはこの先もうないんじゃないかなって思うので、なかなか貴重な体験をさせていただきました。

――ご家族や友達からの反応は?
家族はとても記念に残る事なので喜んでくれました。仲がいい子にはもともと言っていたので、録画して見てくれましたね。クラスメイトの子からも「テレビ見たよ!」っていうメールをもらって、嬉しかったです。改めて、連絡をするきっかけになるぐらいの大きな出来事だったんだなと思いました。
――4thシングル「アイマイモコ」について。恋する女の子をテーマにした今回の楽曲ですが、最初に聞いた時の印象は?
この楽曲はテレビアニメ「徒然チルドレン」という作品のOPテーマになっているので、作品のいいところをこの曲でもたくさん引き出せるように、一生懸命歌で作品を支えていきたいという思いがありました。最初にこの楽曲を聞いて歌詞を見た時に、自分がこの作品に抱いていたイメージがそのままのっていて、シンクロではないですけど、歌っている身としてもとても歌いやすくて、作りやすい世界観でした。
――あみだくじをモチーフにしたジャケットもかわいらしいですね
ありがとうございます!今回は私のシングルの中でもかなりポップなジャケット写真になっているので、過去のシングルやアルバムと並べてもまたちょっと違ったテイストの、この楽曲ならではの世界観かなと思います。