――デビューのきっかけを教えてください
すごくありきたりですけど親が劇団ひまわりに履歴書を送ったことがきっかけで、レッスンを受けているうちに(系列の)砂岡事務所さんに声をかけてもらったという流れです。
――もともと芸能界に興味はあったんですか?
そうですね、普通の仕事はできないと思っていました。目立ちたいという一心でしたね。
――目立つのが好きだったんですね。小さい頃はどんな子供でしたか?
やんちゃでしたね。近所のでっかい公園でターザンごっこなんかをして、泥だらけになって家に帰っておかんに「臭っ!」って怒られるなんてことがよくありました。

――実際にデビューしてからの周囲の反応は?
家族は当時からすごく応援してくれているんですけど、友達は最初「うそやろ、そんなもん!」って感じで(笑)。いろいろ出るようになってから「鳥、見たで!」って地元の友達が言ってくれるようになりました。なんだかんだで今も気にかけてくれるのがすごく嬉しいです。
――Live Musical「SHOW BY ROCK!!」について。昨年から引き続き、V系ロックバンド・シンガンクリムゾンズのヤイバを演じられますが、鳥越さんからみたヤイバの魅力はどんなところでしょう
ドラムのロムがリーダーなんですけど、彼を立てるお母さんみたいな存在。そんな中でもシンガン(クリムゾンズ)のバカらしさにもついていけるし……。本当にシンガンのお母さんという感じで捉えて演じています。
――ビジュアルを拝見しましたが、身体もかなり作りこんでいますよね
もともと体力には自信があるんですけど、今回は「そんなお腹出すん!?」ってぐらい出すので、ちゃんと鍛えようと思って。ジムとかには行かないんですけど、自宅でできる筋トレを人から教わってから、筋トレが習慣になりました。
――今回は5月の公演の続編となるわけですが、見どころを教えて下さい
前回、謎を残して終わった物語がこの公演でどうひも解かれて行くかっていうのと、キャストも間違いなく増えるので、チームごとの関係性などがどうなって行くのか僕自身も気になりますね。
――5月のライブイベントから新しいメンバーも加わり、現場の雰囲気はいかがですか?
本当に若返りました(笑)。二十歳以下の子らもいて、“僕まだおっちゃんやない!”と思ってるんですけど、おっちゃんチームに所属していまして。シンガンがもう完全にアラサーのチームなので、かわいいチームにどんどんお菓子をあげたり、近寄って“かわいいなぁかわいいなぁ”と言ったりしています。ライブシーンの稽古中も相手チームの若い子たちにずっとキャーキャー言っていました。「こっち向いて、こっち向いて~!」って(笑)。制作の方々はそれを「アホやな~」って一応温かい目でみていてくれました。

――作中でもかなりアドリブが多いですが、舞台裏でもああいうにぎやかな感じ?
舞台裏は省エネですよね、おじさんなので(笑)。無駄なこともしますけど、大人な感じで。
――プライベートでも仲が良い共演者は?
お互い忙しいのでプライベートで会う機会はあまりないんですけど、今度(滝川)広大と小旅行に行こうかっていう話をしていたり。僕広島が好きでよく行くんですけど、ゆうたろうとも、その時にお店教えてよ~という連絡はとったりしますね。グループラインは常に稼働しています。ゲームが原作の作品なので「このカードゲットしたで!」という情報なんかもやりとりしたり。